[最終更新日]2023年9月26日 [記事公開日]2020年6月10日
人が集まらない企業必見!効率的に集客する方法を採用担当者のために教えます
優秀な学生を確保しようと様々な工夫を凝らし企業説明会や就活イベントを開催しているにも関わらず、なかなか学生が集まらないと悩んでいませんか?
説明会やイベントに限らず、選考に参加してくれる学生の数も乏しく、頭を抱える人事や採用担当者が多くいると思います。
日本には数えきれないほどの企業があり、その企業の中から自社を選んでもらうのは難しく、とくに「新卒採用」における集客はとても難しいといわれています。
大手企業のように知名度のある企業であれば勝手に学生が集まるでしょうが、それ以外の企業はそうはいきません。すでに集客に対して悩みを抱えているのであれば、すぐにでも対策が必要です。
では、どのように対策をしていけばいいのでしょうか?そもそもなぜ学生が集まらない理由は?学生を集めるためにはどうすればいい?
今回このコラムではそんな「学生集客」における悩みを解消していきます。学生が集まらない決定的な原因から、「新卒採用」の難しさ、さらには学生を集客するための方法についてご紹介します。
また、最後には“最も効率的な学生集客のための手段”についてもご紹介しますので、学生集客に頭を抱える人事・採用担当者は必見です!
なぜ会社説明会や選考に学生が集まらないのか?
就活が本格化している中、学生集客に頭を抱える人事がたくさんいます。会社説明会や採用活動のために膨大な時間やお金をかけたにも関わらず、人が集まらないようでは気がめいってしまうのも当然です。
なぜ、ほかの企業と同じように広告を打ち、採用活動にも積極的なのにあなたの会社には学生が集まらないのでしょうか?ここではそんな「会社説明会や選考に学生が集まらない理由」を解説していきます。
自社の訴求(アピール)を学生に対して出来ていない
会社説明会の宣伝をし、様々なツールから集客を試みているにも関わらず学生が集まらない最大の理由は、「自社の訴求(アピール)を学生に対してできていない」ことが挙げられます。
どんな企業にも学生に対して訴求できるポイントがあるにも関わらず、それを理解していない企業が上手に学生を集客できていないのです。
自社の強みをアピールしているつもりでも、その強みが学生にとって響くものでなければ“空ぶったアピール”となり、そんな空ぶったアピールからでは学生が集まらないのも当然です。
さらには、アピールポイントを理解していないだけでなく、訴求の仕方さえもわかっていない企業が多いのが現状です。大手企業のように“勝手に人が集まる”企業であればいいが、そうでない企業においては訴求の仕方も重要になってきます。
知名度が低く業種業界への偏見がある
企業の知名度による理由から学生が集まらない場合もあります。新しい企業や一般消費者に馴染みのない企業では名前を知られる機会そのものがなく、学生からの注目を浴びにくいです。
また、説明会などにおいて企業の名前を耳にすることがあっても、“初めて聞いた企業”に対して警戒する学生も多いため、興味を引くことができません。
さらには「建築業界は厳しい」「商社は激務」などといった業界業種による勝手なイメージによって学生が集まらないこともあります。学生は実際に働いたことがないわけですから、いくら研究を重ねていたとしても、偏見による印象は就活の時点では変わりにくいです。
このように、学生側による「企業イメージ」によって学生を集められない企業が多くありますが、企業側も学生からの注目を浴びせられるような訴求ができていないことにも原因があるということを忘れてはいけません。
集客ツールをうまく利用できていない
集客するための「集客ツール」をうまく利用できていないことも、学生が集まらない理由の1つです。学生集客のためには企業説明会をはじめ、ナビ媒体への求人掲載、人材紹介、大学へのアプローチなど様々な手段があります。しかしこれらのツールをうまく利用できていないことが学生集客の失敗を招いているのです。
それぞれの正しい利用方法をうまく理解していないのはもちろん、それぞれのツールから“自社についてどうアピールすべきなのか“もわかっていないことも大きな原因とされており、間違ったアピール方法から空振りしていたのです。
実は「知名度の低さ」よりも、集客ツールをうまく利用できていないことの方が原因となる場合が多いとされています。ですから、今まで当たり前のように利用していたツールも正しく利用できていたかどうかを見直す必要があるでしょう。
そもそも集客の仕方をわからない
そもそも「学生を集め方」を理解していない場合があります。学生を集めるための「集客ツール」の用途を知らないのはもちろん、宣伝の仕方はそのものへの理解が乏しいのが原因です。
大手企業であれば、大掛かりな宣伝をしなくても学生は勝手に集まってくるが、そうでない企業は上手に宣伝ができていなければ学生が集まらないのは当然です。
「勝手に広告を載せていれば人が集まる企業」でない限り、まずは人を集めるという仕組みに対しての理解を深めていく必要があるでしょう。
新卒学生の集客は特に難しい
採用活動において人を集めるのにはどの企業も苦労しており、その中でも特に「新卒学生」の集客は難しいとされています。
ではなぜ「新卒学生」の集客は難しいとされているのか。新卒採用をする以上、新卒学生集客の難しさを理解しておかないと、学生が集まることはありませんので、しっかりと確認をしていきましょう。
学生は身近な求人に募集しやすい
「CMで見たことある企業」「聞き馴染みのある企業」「普段から使っている商品を扱う企業」など、自分に身近な求人に学生は応募しやすい傾向があることから、大手企業以外にとっては学生を集客しにくいとされています。
大手企業は多くの人にとって身近な企業ですし、「大手企業=安定」という固定概念の強さによって毎年多くの学生を集めます。この身近な企業というのは、派手な宣伝をしなくても勝手に人が集まってきますが、そうでない企業は違います。
企業や社会についての知識が浅い学生にとって、身近にない企業の名前を知る機会そのものがありませんし、大手企業のように勝手に人が集まらないということで、知名度の低さが足を引っ張ることとなります。
そのため、学生にとって馴染みのない企業であればあるほど、新卒採用は余計に厳しくなり、知名度の低い企業こそ、徹底した集客への対策が必要となります。
学生にとっても選択肢が多い
新卒採用は企業にとって多くの学生を集客するチャンスである一方、多くの企業が一斉に採用活動を始めることから学生にとっても選択肢が多いことになります。そのため、数ある企業の中からピンポイントに自社に興味を持ってもらうのが難しいことから、新卒採用は厳しいとされているのです。
大手企業や馴染みのある企業であれば勝手に人が集まるでしょうが、知名度の低い企業にとっては、そもそも学生に名前を知ってもらう機会が少ないわけですから、学生の中での選択肢に入ることすらないという場合もありえます。
さらに近年は少子化も進んでいることから、母体数(企業)に対して学生が圧倒的に足りていませんから、正しく集客ができていなければ目を向けてもらえないのです。
多くの学生が大手企業や馴染みのある企業に流れ、そもそもの学生数の少なさもあって、新卒採用は知名度の低い企業にとってより厳しいものとされています。
しかし逆をいえば、どんなに知名度が低くても正しいやり方で集客を行えば、学生の目にも止まりやすく、集客にもつながるというわけです。ですから、新卒採用の厳しさを把握したうえで、すべき対策をしっかりと行っていきましょう。
学生集客に必要な心得
新卒採用は大手企業を除き、そうでない企業においてはとても厳しいものとなることから、学生集客には工夫が必要となってきます。
これまでからもわかるように、ただただ宣伝しても学生を集めることはできませんから、学生を集客していくために必要な心得を確認していきましょう。
「学生目線」を意識する
学生を集客するうえで一番大切なことは、「学生目線」を意識することです。学生は何に興味を持つのか、何を求めているのかなど、常に学生の目線を意識しながら集客していくことが大切です。
学生目線を意識していないと企業に興味を持つような宣伝を行うことができませんし、そうなれば当然学生も集まりません。
逆の立場で考えてみましょう。企業にとってプラスとなる人材を求めているのに学生が空ぶったアピールばかりをしていたら「企業研究が足りない」「熱意が足りない」こう思いますよね?
「企業について何もわかっていない」と感じる人に対して企業側も興味を持たないでしょうし、採用もしないでしょう。学生集客もこれと同じです。採用する側も学生についての理解を深めておかないと、興味を持ってくれないのです。
採用活動ということで、「どんな学生がほしいのか」などといった“企業目線”から集客を試みる企業が多くありますが、そのような見極めは選考を通して行うことで、学生を集めるという目的としてはよくありませんので、どうすれば学生が集まってくれるのかを“学生目線”からしっかりと考えていきましょう。
また、学生の考えていることは実際に学生と接触しないと気づけない点も多いので、これまでに開催したインターンシップや説明会などの結果データを参考にすると良いでしょう。
自社のアピールポイントを把握する
学生を集客するうえでは、「自社のアピールポイント」を把握することが大切です。冒頭でも述べたように、学生が集まらない最大の理由は、「学生に対して訴求できていない」ことです。
大手企業のように知名度のある企業に学生が集まるのは当たり前です。ここでいう「自社のアピール」がなくても勝手に人は集まるでしょう。しかし、日本のほとんどの企業が学生にとって馴染みのない企業です。名前や存在すら知られていないかもしれません。
そんな中で、ただ求人を掲載していても誰の目に留まるというのでしょうか。残念ながら学生にとって興味の引くことが書かれていなければ目に留まることなんてないのです。
そしてそんな学生の興味を引くために大切なのが、この「自社のアピールポイント」です。ですから、まずは自社の強みとは何なのかをしっかりと確認していきましょう。
この自社の強みが学生に響くものでなければ学生集客においては意味がありませんので、学生の興味を引けるような強みは何なのかを“学生目線”から考えていきましょう。
それぞれの集客ツールを理解する
学生集客のための「集客ツール」を理解することも大切です。こちらも「学生が集まらない理由」として挙げられており、知名度の低さにより要因よりも多くとされています。
ですから、学生集客のための集客ツールについて下記より確認していきましょう。
■ナビ媒体
リクナビやマイナビなどの就活総合支援サイトにおいて自社の求人情報や説明会への参加を促す広告を掲載するスタイルです。リクナビやマイナビの登録学生数の多さから自社を認知してもらえる機会が多いというメリットの反面、掲載企業数の多さから埋もれがちというデメリットがあります。
■人材紹介
エージェント会社を介して企業側が求める人材(学生)を紹介してもらうサービスです。基本的には成果報酬型の企業が多く、初期費用が掛からないのが基本です。コストが高いというデメリットがあるものの、確実に企業が求める人材を確保できるという大きなメリットが魅力です。
■大学へのアプローチ
大学の就職課・キャリアセンターへ訪問し、自社のアピールを行う手段です。キャリアセンターへ訪問することで関係を作り、学生を紹介してもらったり、就活イベント(面談)を実施します。教授や部活の顧問のコネクションから紹介を受けることで、卒業した学校のコネクションを増やすことができるといったメリットがあります。
■合同説明会
複数の企業が集まり、学生に自社の情報を提供するシステムです。採用活動の入り口ともいえる場で、学生へ直接的に自社のアピールができるというメリットがあります。準備は大変だが、採用活動においては必ず行うべきです。
■Web集客
FacebookやTwitter、Instagramなどを通して採用活動・自社宣伝を行う方法です。近年では気軽に採用活動ができると、この「SNS」による集客に力を入れる企業が多いです。
SNSフランクに学生と絡めるため、親近感から興味を持ってもらいやすいですし、手軽に自社アピールができるといったメリットも多く、運用のしやすさも魅力です。
しかし、SNSによる集客には「バズり」が必要で、さらにフランクになりすぎることによって効果が薄れてしまうといったデメリットもあります。
とくに知名度の低い企業において爆発的なバズりはかえってリスクとなる場合も多く、学生になじみ深いSNSだからこそのトラブルも発生しやすいです。そのため、SNSだけの集客に力を入れるのはオススメできません。
学生集客の手段にはそれぞれメリット・デメリットがあり、企業によって最良の手段も異なってきます。また、それぞれの手段から何をどうアピールすべきなのか、といったことも異なってきますし全部の手段に手をつければいいというわけでもありません。
自社にとって最良の手段とは何か、その手段からは何をアピールしていくべきなのかなど、1つ1つの概要を把握したうえで見極めていきましょう。
効率的に学生を集めるための手段
採用活動はいかに企業が求める人材を確保できるかがポイントで、御社においてもその目標達成のために集客を試みていると思います。では、そんな御社にとって必要な人材を確保するためにはどのように学生を集客していけばいいのか。
ここではそんな、企業が求める人材を効率的に集める手段の紹介と、学生を集めるためにすべきことについて解説していきます。
もっとも効率的な手段は「人材紹介」
企業が求める学生を最も効率的に確保する手段は「人材紹介」です。人材紹介はエージェント会社を介して、企業が求める人材(学生)を紹介してもらうサービスで、紹介料がかかることからコストは高くなるが、メリットがとても多い手段です。
ここではそんな「人材紹介」に関する詳しい特徴を利用メリットと合わせて解説していきます。
- ニーズに合った紹介を受けることができる
→人材紹介を利用することで、ニーズに合った学生の紹介を受けることができます。人材紹介は就活生に対して企業を紹介するためにカウンセリングを行っているため、就活生について熟知した状態から企業が求める人材に近い学生を的確に紹介してくれます。また、「体育会学生」「理系学生」などの様々な学生に特化したサービスなどもあります。 - 成果報酬型が多い
→多くの人材紹介サービスでは料金体系に「成果報酬型」を起用しています。つまり、就活生が内定承諾した段階で費用が発生するという仕組みです。このような仕組みから「お金をかけたのにいい人材を採用できなかった・一人も採用できなかった」といったリスクを回避できます。学生一人当たり50万円~100万が相場となっており、高く感じるかもしれませんが、確実に企業のニーズに合った人材が確保できると考えると価値のあるお金のと言え使い方といえるでしょう。 - 採用工数を削減できる
→担当エージェントに対して採用要件を詳しく伝えれば、自社の求める人材をある程度厳選した状態でマッチングしてくれることから、採用工数を削減することができます。マッチングのための時間を割くことができるため、効率的に採用活動が行えるでしょう。 - 就活に積極的な学生と接触できる
→人材紹介に集まる学生は“就活に積極的”な人が多いことから、意欲的な学生と接触できるというメリットもあります。「就活がうまくいってないからエージェントを利用している」と勘違いされがちですが、そんなことはなく、むしろ前向きで優秀な学生が多いのです。
【人材紹介の利用メリットと特徴】
繰り返しになりますが、人材紹介を利用するのには高いコストがかかります。しかし、それ以上の成果を得ることができるのには間違いありませんし、人材紹介をきっかけに追加メリットもたくさん発生します。
そんなメリットばかりの人材紹介ですが、より効果的に利用していくためにも意識してほしいのが、“エージェント会社を信頼し、関係性を良好にしておく”ことです。
本当に欲しいと考えている学生像を明確にし、自社のアピールポイントをしっかりと伝えることで、より確実に企業が求める人材とのマッチングができます。
人材紹介の利用には確かに高いコストがかかりますが、企業のニーズに合った学生を確保でき、将来的な企業への貢献度を考えれば十分コストに見合ったサービスだといえるでしょう。
ちなみに弊社においても人材紹介サービスを行っています。人材紹介はもちろん、主催する合同企業説明会からも集客を行えるため、「問い合わせフォーム」より、ぜひ気楽に学生集客についてご相談ください。
学生の興味を引く告知文・紹介文を作る
学生を集客していくためには、学生の興味を引けるような告知文・紹介文の作成が必要です。説明会を開催するにしろ就活イベントを開催するにしろ、まずは学生に興味を持ってもらえるような告知文が必要なのです。
ここでは告知文・紹介文を作成するうえで意識してほしいことを下記より紹介していきます。
- 日時・場所・内容の掲載
→いつ、どこで何をするのかをわかりやすく記載。日時には曜日も掲載しておくと良いでしょう。イベント詳細ページなどがある場合にはURLも記載します。 - 告知文を読んだ後の行動を明確にする
→「イベントへの申し込み」「Webサイトへの誘導」など、告知文を読んだ後に学生にどう行動してほしいのかを明確にしておいてください。ここがハッキリしないと“何を伝えたいのかわからない”告知文になってしまいます。 - 「学生目線」を意思して作成する
→どんなことを書けば学生の興味を引けるのか、学生はどのような情報を求めているのかなど、学生目線を意識したうえで、企業の良さも合わせてアピールしていきましょう。ただし内容はシンプルなものにする必要があるため、企業からのメッセージは端的にすること。 - 学生の興味を引ける「タイトル」の設定
→タイトルだけで印象が決まるといっても過言ではないほど、タイトルは非常に重要なものです。“自分が学生だったら読みたいと思うか”を意識し、インパクトのあるタイトルを設定しましょう。 - 学生の興味を引けるキーワードを使うのも◎
→「即日内定」「優良企業100に選出」などといった、学生の興味を引けるようなキーワードを積極的に使うと学生を集客しやすいです。ただしキーワードの使い過ぎは「ウソっぽさ」が出てしまうので注意してください。
告知文や紹介文は、シンプルかつ“必要な情報だけ”を掲載するのが鉄則です。どのような目的なのかをハッキリさせたうえで「学生目線」を意識して告知文を作成していきましょう。
告知文や紹介文、求人情報に掲載するような内容はすべて、学生集客のための第一歩です。ここでつまずけば、いくら内容の素晴らしい説明会をセッティングしても学生は集まらないので、注意しましょう。
おわりに
採用活動において学生集客に頭を抱える人事・採用担当者は多いでしょう。数ある企業の中で少ない学生から御社を選んでもらうのが難しいのは当然ですし、とくに新卒採用においては中途採用よりも集客が難しいといわれています。
すでに学生が集まらないと悩んでいる企業には問題点があり、その問題点と向き合い、新たな形で学生集客に取り組む必要があります。そこで最も意識してほしいことが、「学生目線」でいることと、「自社の強み」を把握することです。そして様々な学生集客のための手段を駆使し、新しい形で学生集客を行っていきましょう。
もし、効率的に優秀な学生が欲しいという場合には「人材紹介」の利用を検討してみてください。コストはかかりますが、企業のニーズに合った学生を確保できるということから、コスト以上の成果を得ることができます。
自社においても人材紹介に関する問い合わせを受け付けております。ぜひともご気楽に、お問い合わせください!
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