[記事公開日]2025年11月26日
転職エージェントはやめとけと言われる理由8選|裏事情も紹介
転職エージェントは、求職者が転職を効率的に進めるためのサービスです。しかし「転職エージェントを使おうと思っていたけど、友達にやめとけって言われたし、使わない方がいいのかな」と利用を迷っている人もいるかもしれません。
転職エージェントはメリット・デメリットを押さえ、自分に合ったサービスを選択すれば転職の心強い味方になります。
本記事では、転職エージェントはやめとけと言われる理由やメリット・デメリット、オススメの転職エージェントを12個紹介しています。転職エージェントを利用するか迷っている人は、ぜひ最後までお読みください。
目次
転職エージェントはやめとけと言われる理由6選
あなたは、転職エージェントの利用を検討しているものの、家族や友人から「やめておいた方がいい」と言われて、利用すべきか悩んでいませんか?
転職エージェントは多数あるので、自分に合ったサービスを選んで正しく利用すれば、メリットは多いです。
しかし、以下の6つの理由で「転職エージェントはやめとけ」と言われることがあります。
転職エージェントはやめとけと言われる理由について、それぞれ詳しく紹介します。
自分に合わない企業を紹介される
転職エージェントはやめとけと言われる理由の1つ目は、自分に合わない企業を紹介される可能性がある点です。
転職エージェントとの面談の際には、こちらから希望の業界や業種などを伝えます。しかし、担当エージェントによっては、自分の希望とかけ離れた企業ばかりを紹介してくる可能性があるのです。
転職エージェントは企業から依頼を受け、条件に合った求職者を紹介し、内定が決まることで紹介料をもらうビジネスモデルです。求職者の希望を叶えることも大切ですが、企業に条件通りの人材をいち早く紹介する必要があります。
そのため、一部の転職エージェントの中には、求職者の向き不向きよりも、求職者が集まらなくて困っている企業を無理に勧めてくる可能性もあるのです。
自分の希望とは全く違う企業ばかりを紹介される場合、転職エージェントの都合のみで進めているケースが多いでしょう。
希望を聞いてくれない
転職エージェントによっては、希望する企業や年収の求人を紹介してもらえないことがあります。
転職エージェントは、求職者の中から、企業が求める条件に合致していて、内定の可能性が高い人を優先して紹介します。
そのため、求職者が希望したとしても、採用条件に合わないと判断されれば、希望している企業を紹介してもらえない可能性があるのです。
転職エージェントの質にバラつきがある
転職エージェントはやめとけと言われる理由には、担当のキャリアアドバイザーの質にバラつきがあることも挙げられます。
転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが面談を行います。しかし、担当者によって経験やレベルが様々のため、人によってはアドバイスがわかりにくかったり、レスポンスが遅かったりとストレスを感じるケースもあるでしょう。
もしも担当者と価値観が合わず、サポートが適切に行われない場合、転職活動が失敗することもあります。
担当者が合わないと感じる場合は、途中で変更を申し出ることも可能です。合わない担当者と一緒に転職活動を続けても納得いく結果が得られず、心身ともに疲れることにもなりかねません。
「サービス内容はよいのに担当者が合わない」と感じる場合は、一度相談してみるとよいでしょう。
キャリアアドバイザーとのやりとりに時間がかかる
転職エージェントはやめとけと言われる理由には、キャリアアドバイザーとのやりとりに時間がかかることも挙げられます。
担当のキャリアアドバイザーとは、最初に面談を行うだけでなく、書類の添削や選考が進む際に日程調整の連絡など、毎日のように何かしらの連絡をする必要があります。
仕事をしながら転職先を探している人にとっては、仕事の隙間時間にやりとりしなければいけないため、面倒だと感じる可能性があるでしょう。
メールやLINEなどで手軽にやりとりできることも多いですが、転職エージェントを利用する際には、担当キャリアアドバイザーとのやりとりにある程度時間がかかるものと思っておきましょう。
決断を急がれる
転職エージェントはやめとけと言われる理由の1つは、決断を急がれる点です。
転職エージェントによっては、紹介された求人の選考を受けるかどうか、内定を受諾するかどうかなどの決断を急かしてくるケースがあります。
人気のある企業は早めにエントリーを打ち切るため、確実に応募できるようにと急かしてくれることもあります。しかし、担当者によっては早く内定承諾させて自分の成果を上げたいなどの理由で急かしてくる可能性もあるでしょう。
転職エージェントは、求職者が転職先の内定を承諾してから初めて報酬を得られるビジネスモデルです。そのため、担当者によっては営業成績が悪い場合などに内定承諾を急かされる可能性があるため注意が必要です。
内定を断りづらい
転職エージェントはやめとけと言われる理由の最後は、内定を断りづらい点です。
親身になって対応してくれた担当者に対し、断るのが申し訳ないと感じ、納得しきれていなくても求人に応募したり、内定を承諾したりしてしまう可能性があります。
内定の承諾は、自分の人生に関わる大きな決断です。担当者に申し訳ないからという理由で内定を承諾してしまうと、入社後の後悔に繋がりかねません。
内定先に納得がいっていない場合は本音を担当者に伝え、条件を交渉してもらったり別の求人を再度受けたりするなど、後悔しない転職活動を送ることが大切です。
転職エージェントを利用する9つのメリット
「やめとけ」と言われることもある転職エージェントですが、正しく利用すれば下記の9つのメリットがあります。
効率的に転職活動するためには、1人で進めるのではなく、転職エージェントによるサポートを受けるのがオススメです。
転職エージェントを利用するメリットについて詳しく見ていきましょう。
求人を紹介してくれる
転職エージェントを利用するメリットの1つ目は、あなたに合った求人を紹介してくれる点です。
転職エージェントは、求職者の希望条件やスキルを確認して最適な求人を多数紹介してくれます。
転職サイトを確認して自分で求人を探すと膨大な時間がかかりますが、転職エージェントを利用すれば、忙しい方でも効果的に転職活動が進められるでしょう。
また、担当者とキャリアや価値観の棚卸しをすることで、自分のよさが活かせる企業を知ったり、希望のキャリアを叶えやすい企業を知ったりできるため、転職の結果に満足しやすい点もメリットと言えます。
非公開求人を紹介してもらえる
転職エージェントを利用するメリットには、非公開求人を紹介してもらえる点が挙げられます。
転職エージェントは、転職サイトに掲載されていない求人を持っている可能性が高いです。
企業が大々的に採用活動をしたくないときや、人気企業でエントリーが集まりすぎてしまうときなどに、転職エージェントに求職者の紹介を非公開でお願いするケースがあります。
非公開求人は転職エージェント経由でしか応募できないため、公開求人よりも競争率が低いことが多いです。転職サイトでは知りえなかった企業やポジションを受けられる点も、転職エージェントを利用するメリットと言えるでしょう。
面接の調整をしてもらえる
転職エージェントを利用するメリットには、面接の調整をしてもらえる点も挙げられます。
複数の企業の面接を受ける場合、各社の進捗状況や優先順位を考えて電話やメールで調整する必要があります。
転職エージェントを通して選考を受ける場合には、日程調整作業を転職エージェントが行ってくれるため、求職者は選考を受けるだけで済みます。
現職が忙しくてこまめにプライベートのメールを確認できない人も、企業からの連絡に気付かないというミスを防げるでしょう。
志望度の高い企業の選考を優先して早く受けられるように交渉してくれるケースもあり、手間をかけずに効率的に転職活動が進められます。
転職活動が進めやすい
転職エージェントを利用するメリットの1つに、転職活動が進めやすい点が挙げられます。
転職エージェントは、求人の紹介や選考への参加有無を確認して転職活動をサクサク進めてくれます。
そのため、転職する気はあっても求人を探すのが面倒臭い人や、誰かに背中を押してもらわないとサボりがちな人でも、転職活動が進みやすいでしょう。
応募書類の作成や企業への連絡、面接対策などの全てにアドバイスやサポートをしてくれるため、1人で転職活動を進めることに不安がある人にオススメです。
書類作成や面接対策できる
転職エージェントでは、書類作成のアドバイスや面接対策も受けられます。
転職のプロの視点から書類や受け答えの改善点へのアドバイスがもらえるため、書類や受け答えの質の向上が見込めます。
初めて転職活動をする人の中には、職務経歴書の書き方がわからない人も多いはずです。
志望企業に響やすい表現や構成のアドバイス、経歴の整理や強みのアピール方法なども具体的にアドバイスしてもらえるため、書類通過率アップが期待できます。
企業ごとに評価ポイントや想定問答なども知っているので、転職サイトから応募するよりも自信を持って応募できます。
初めて転職活動する人や、面接が苦手な人などは、ぜひ利用してみましょう。
転職市場について詳しく話を聞ける
転職エージェントを利用するメリットには、転職市場について詳しく話を聞ける点も挙げられます。
転職エージェントは、日々さまざまな企業から情報を得ています。そのため、求人市場の動向や、業界のトレンドにも詳しいです。
求職者はどの時期に希望求人が増えやすいか、希望業界ではどのようなスキルや経験が求められているかなどを効率よく知ることができます。
自分1人では集められない生の情報を多く集めることで、応募書類の作成や面接での受け答え準備もできるようになり、自信を持って選考に挑めるようになるでしょう。
企業の内情を教えてもらえる
転職エージェントを経由して転職活動を行うと、企業の内情を教えてもらえるメリットがあります。
転職エージェントは企業と直接やりとりを行っており、内定に直結しやすい人の特徴なども把握しています。
応募企業の求人を出した経緯や選考での有効なアピール法をわかった上で応募できる点が、転職エージェントを利用するメリットといえます。
また、求人票ではわからない部分を確認することにより、入社後のミスマッチを防げる効果もあります。
職場の雰囲気や実際の仕事の厳しさなども教えてもらえるので、入社後に「思っていた企業と違う」と後悔するリスクを減らせるでしょう。
選考後のフィードバックが受けられる
選考後のフィードバックを受けられる点も、転職エージェントを利用するメリットの1つです。
転職エージェントは、選考後に評価ポイントや改善して欲しい点などを企業から毎回ヒアリングしているため、次回の選考に役立てられます。
たとえば、職務経歴書のどの点を評価して面接に進んだのか、面接で答えた志望動機を次回はさらに具体的に教えて欲しいなどといったフィードバックを受けられます。
転職エージェントを通さない通常の選考では、企業からの評価ポイントや選考に落ちた理由は聞けません。そのため、自分で選考を振り返り、何が理由で選考に落ちてしまったのかを考える必要があります。
転職エージェント経由で選考を受けることで、面接での受け答えをブラッシュアップでき、次の面接に向けてしっかり準備できるため、内定の確率を上げられるでしょう。
入社条件を企業と交渉してくれる
転職エージェントを利用する最後のメリットは、入社条件を企業と交渉してくれる点です。
転職エージェントは、内定を獲得した後に、入社希望の企業に対して入社のタイミングや年収、勤務時間などの条件を転職者に代わって交渉します。
転職エージェントを通さずに自分で条件を交渉する場合、強気に交渉できずに不利な条件で内定を受諾することになる可能性もあるでしょう。
転職エージェントは、交渉のタイミングや方法を熟知しているため、求職者が直接企業と交渉するよりもよい条件で入社を決められる可能性が高いです。
また、内定先の企業とどのように交渉すれば良いのか考える時間を節約できたり、交渉のストレスを軽減できたりといったメリットもあります。
転職エージェントを利用する3つのデメリットと裏事情
利用メリットの多い転職エージェントですが、知らずに利用すると後悔する利用のデメリットや裏事情が3つあります。
転職エージェントの裏事情を知らずに利用すると後悔してしまう可能性があるので、上記の3つについてしっかり理解しておきましょう。
自分のペースで進めるのが難しい
転職エージェントを利用すると、自分のペースで進めるのが難しいデメリットがあります。
転職エージェントには、他の転職エージェントよりも早くよい人材を企業に紹介したいという裏事情があります。
転職エージェントは企業から人材の紹介を依頼されていますが、企業側は他の転職エージェントにも依頼していることも多いです。そのため、他のエージェントよりも早くよい人材を紹介しなければ売り上げに繋がりません。
限られた期間内に企業に求職者を紹介しなければいけないため、求職者に対して転職を急がせることがあります。
担当者によっては、転職を迷っている求職者に対して急かすような形で転職を勧めてきたり、転職をまだ迷っている場合には十分にサポートしてもらえなかったりといったケースもあります。
自分のペースでゆっくり転職活動したいという人には向かないかもしれません。
とにかく急かしてくる担当者に対しては、自分の意見をきちんと伝えることや、担当者の変更を希望するなどの対応策も有効です。
内定が出にくい可能性がある
転職エージェントを利用すると、内定が獲得しにくい可能性があります。
転職エージェントは企業から求職者の紹介を依頼され、入社が決まると成功報酬が支払われるビジネスモデルです。
企業側は転職エージェントから紹介された人材を採用すると、その人材の理論年収の約30〜35%を転職エージェントに支払うのが一般的です。
転職サイトから応募してきた人を採用した方が経費がかからないため、同じレベルの人材であれば、通常応募の人材を採用する可能性があります。
また、通常応募でも十分に人が集まるような人気企業を受ける場合、成功報酬を支払ってまで採用したい人材かどうか検討される可能性があり、採用のハードルが上がりやすいでしょう。
内定が出やすい企業を紹介される
転職エージェントを利用するデメリットとして、内定が出やすい企業を紹介されやすい点が挙げられます。
転職エージェントは紹介した人材が入社を決めることで成功報酬を得るため、求職者が転職に成功しないと報酬が発生しません。
そのため、内定が出やすく、求職者の転職が早く決まりやすい企業を優先的に紹介してくる裏事情があります。
転職エージェントによって保有している求人はさまざまです。転職エージェントによっては、実績があり内定が出やすい企業を紹介してくるケースもあります。
希望している求人とかけ離れている求人ばかりを紹介され、紹介理由もこちらの腑に落ちないものである場合、求職者のことを考えてくれていない転職エージェントの可能性があります。
転職エージェントを使わないリスク
「転職エージェントはやめとけ」と言われたことを鵜呑みにして利用をやめてしまうと、
下記のようなリスクがあります。
転職エージェントを利用せずに転職活動をすると、チャンスを逃してしまったり、忙しくて心身ともに疲弊してしまったりといったリスクがあります。
それぞれのリスクについて詳しく見ていきましょう。
客観的な視点を持てない
転職エージェントを利用しないで転職活動すると、客観的な視点を持てないリスクがあります。
転職エージェントを利用せずに1人で転職活動する場合、自分のアピールできる点を見誤ってしまう可能性があります。キャリアプランについても1人で考えなければいけないため、適職を誤って判断してしまう可能性があるでしょう。
転職エージェントに相談し、転職のプロの視点から自分の強みや弱みを判断してもらい、自分に合った企業を紹介してもらうことで、転職活動はスムーズに進みやすいです。
自分を客観的に見られずに自分に合っていない企業に入社すると、再度企業に対して不満が生じ、短期離職に繋がるリスクがあります。
自分の強みや弱み、自分に向いている企業を客観的な目線で選ぶ自信がない場合は、転職エージェントを活用したほうがよいでしょう。
企業とのやりとりに時間がかかる
転職エージェントを利用しない場合、企業とのやりとりに時間を取られます。
転職エージェントを介さずに自分で全てやりとりする場合、求人を探すところから内定後の条件交渉まで全て自分1人で行わなければいけません。
現職が忙しい人にとっては、仕事の隙間時間や帰宅後の時間で企業に連絡しなければならず、大きな負担になるでしょう。
また、他の求職者よりも連絡を取るのが遅れてしまい、チャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
転職エージェントを利用すれば、面接日程の調整や選考結果の連絡など、全て代行してくれます。仕事をしながらでも無理なく転職活動を進めたい人は、転職エージェントを利用するとよいでしょう。
入社前交渉を自分でしなければいけない
転職エージェントを利用せずに転職活動する場合、入社前の交渉を自分でしなければいけません。
転職エージェントは入社後の給与や条件を企業と交渉してくれます。あなたの価値を適切に判断して交渉してくれるため、現職よりも好条件で転職でき、キャリアアップや年収アップに繋がる可能性があるでしょう。
しかし、自分1人で転職活動を行う場合、内定通知書に記載された条件に納得できない場合、自分で交渉しなければいけません。
自分の市場価値が明確になっていないと、企業から提示された条件をそのまま受け入れ、もったいない結果になることがあります。
また、人によっては「強気な交渉をしたら入社後に嫌われてしまうのでは」と思って交渉できない人もいるようです。
好条件で転職したい人は、転職エージェントの利用がオススメです。
転職エージェントの選び方
転職エージェントは、正しく利用すれば志望企業への内定率を上げられるサービスです。信頼できる転職エージェントを探すためには、以下の点をチェックしましょう。
どの転職エージェントを利用してもよい結果が得られるとは限りません。評判やサポート内容を精査し、質の高いサービスを選ぶことが大切です。
ここでは、転職エージェントの選び方を詳しく紹介します。
譲れない条件を明確にしておく
転職エージェントを利用する前に、自分の譲れない条件を明確にしておきましょう。
希望業界や職種、働き方などの条件を明確にしておくことにより、担当アドバイザーは条件に合った企業を紹介しやすくなります。
希望条件が特になく、「転職したい」という希望のみを伝えた場合、担当者は紹介する求人をどのような基準で選べばよいかわからず、お互いによい結果に繋がりません。
自分がどんなキャリアを歩みたいのかを事前に考え、担当者に働きたい企業の条件をしっかり伝えましょう。
求人数と非公開求人数を確認する
転職エージェントに登録する際には、扱っている求人数と非公開求人数を確認しましょう。
求人数が多い転職エージェントは、その分紹介してもらえる求人の分野が広く、自分の理想とする条件に合う企業が見つかる可能性があります。
また、非公開求人には好条件のポジションや優良企業が多く、倍率も低い傾向があります。
転職サイトからは応募できない非公開求人を探したいという人は、転職エージェントのサイトからおおよその求人数をチェックしてみるとよいでしょう。
複数の転職エージェントを比較する
転職エージェントを選ぶ際には、複数の転職エージェントを比較しましょう、
それぞれのサービスが得意な分野やサポート体制をチェックし、自分に合うエージェントを選ぶと後悔が少ない転職活動になります。
比較する際には、得意とする業界や職種、面談や連絡のタイミングなどを調べるとよいでしょう。
転職エージェントによっては「総合型転職エージェント」ではなく「特化型転職エージェント」があります。
特定の業界や職種の転職を目指している場合には、特化型転職エージェントにも登録してみるのもよいでしょう。
転職エージェントは、複数に登録して利用してももちろん構いません。複数のサービスを併用して転職活動を行うと、より多くの求人に応募できたり、担当者との相性もチェックできたりといったメリットがあります。
口コミや評判を確認する
転職エージェントに登録する前に、口コミや評判を確認しましょう。検索エンジンで調べたり、SNSでサービス名を調べたりするのがオススメです。
実際に転職サービスを利用した人の経験談をチェックすると、サービスの質や担当者の対応などが事前に確認できます。
「求人を全然紹介してもらえなかった」「興味のない企業を受けるように強制された」など、評価が低い場合には、期待しているサービスが受けられない可能性があります。
口コミや評判を確認する場合には、1つ2つの意見を見て判断するのではなく、直近の口コミを何個も読んでみるとよいでしょう。
低い評価があったとしても担当者が悪かっただけの可能性があり、サービス自体が悪いものとは言い切れません。
口コミや評価はあくまで参考程度に読むべきですが、サービス利用の前にチェックすることで不安を払拭できるでしょう。
安心して任せられる担当者を選ぶ
担当の転職エージェントは、安心してお任せできる人を選びましょう。
転職エージェントを利用するにあたり、キャリアアドバイザーとの相性は重要です。
相性がよくない場合、コミュニケーションがうまくいかず、選考を受けるまでに時間がかかったり、納得いく転職活動が送れなくなったりするケースがあります。
安心して任せられる担当者を選ぶためには、最初の面談の際に希望条件や価値観などを正直に伝え、理解してもらえるか、アドバイスが適切かなどを確認するとよいでしょう。
もしも担当者の対応が合わない、あまりよくないと感じた場合は、変更を申し出ることも可能です。
遠慮して合わない担当者と転職活動を続けてもよい結果を得られなくなるため、相談してみるとよいでしょう。
転職エージェントを利用したほうが良い人
転職エージェントは転職を考える全ての人が利用しなければいけないわけではありませんが、下記に当てはまる人は利用が向いているといえます。
転職活動を1人で進める自信が持てない人は、転職エージェントにサポートしてもらうと安心です。転職エージェントを利用したほうがよい人について詳しく紹介します。
初めて転職活動する人
初めて転職活動する人は、転職エージェントの利用がオススメです。
転職エージェントは、転職活動のスケジュールや必要な準備を明確に示してくれます。
そのため、初めての転職活動でどのように動けばよいかわからない人は転職のプロにサポートを受けると転職活動が円滑に進みやすくなるでしょう。
また、転職エージェントは日程調整や企業とのやりとりなどの煩雑な手続きも本人の代わりに行ってくれます。面倒なことは任せて選考活動に集中したい人は利用するとよいでしょう。
情報を集めるのが苦手な人
情報収集がうまくいかない人も、転職エージェントを活用しましょう。
転職活動では、業界や企業に関する情報を集めなければいけません。
正しい情報を調べるのが苦手な人や、仕事が忙しくて調べる時間が取れない人は、転職エージェントから情報を得ると効率的に転職活動を進められます。
転職エージェントは、日々業界を取り巻く情報を調べています。
また、企業とのやりとりも行っているので、企業の内部情報についても詳しいです。インターネット上では調べられない情報についても知っている可能性が高いです。
情報を集めるのが苦手な人は、転職エージェントに登録して転職活動をスタートしてみましょう。
書類作成が苦手な人
書類作成が苦手な人は、転職エージェントの活用がオススメです。
ほとんどの場合、企業の選考を受ける際には面接の前に履歴書や職務経歴書をチェックする書類選考があります。初めて転職活動する人は、職務経歴書をどのように書けばよいかわからないと悩んでいるかもしれません。
職務経歴書は、今までのキャリアや自分のアピールポイントを過不足なく書く必要があります。求職者に十分な実力があったとしても、書類でアピールできていなければ面接に進むことはできません。
転職エージェントは書類の作成方法から企業にアピールできるポイントのアドバイスまで行えるので、書類通過率を上げられます。
書類の作成方法をチェックして欲しい人や、書類選考の通過率を上げたい人も、転職エージェントを活用しましょう。
面接が苦手な人
面接に苦手意識を持っている人は、転職エージェントを利用するとよいでしょう。
転職活動において、面接は避けては通れない道です。面接に自信がない人は、転職活動がうまくいかないのではないかと不安になることも多いでしょう。
転職エージェントは面接のノウハウが豊富で、企業が求める人物像に合った受け答えができるように具体的なアドバイスをくれます。
また、志望企業の面接で実際に聞かれた質問を把握しているケースも多いので、事前にある程度準備して面接に臨めるでしょう。
さらに、転職エージェントを通して選考を受けると、面接後に企業からのフィードバックも受けられます。
面接でよかった返答や、もっとブラッシュアップして欲しい点を具体的に教えてもらえるので、次の面接に向けた改善点を把握できます。
転職サイトを通して応募した場合、企業から直接具体的なフィードバックがもらえるのは稀です。十分に面接準備するためにも、転職エージェントを通して選考を受けるとよいでしょう。
現職が忙しい人
現在の仕事が忙しい人は、転職エージェントを通して効率よく選考を受けるのがオススメです。
仕事をしながら転職活動する人は多いですが、選考準備や日程調整など、転職活動には時間的な負担が大きいです。十分に準備できず中途半端な状態で選考を受けても、よい結果は得られません。
転職エージェントは求人の検索や企業との連絡、日程調整などの面倒な手続きを代わりに行ってくれるので、求職者は選考だけに集中できます。
限られた時間の中でスムーズに選考を受けたい人は、転職エージェントを利用しましょう。
転職すべきかわからない人
転職するか迷っている人は、まず転職エージェントに相談してみましょう。
転職したいと思っていても「転職して本当に状況が変わるの?」「給料が下がることはない?」と不安に思って行動に移せていないのではないでしょうか。
転職エージェントは今の仕事への不満や条件を確認し、転職した方がよいかアドバイスしてくれます。
相談の結果、今は転職しないと決めたとしても、今後のキャリアプランを立てやすくなったり、納得して現職に止まったりできるので、メリットが大きいです。
転職すべきか決められずモヤモヤしている人も、まずは一度転職エージェントに相談してみましょう。
転職エージェントを使わないほうがよい人
転職エージェントは転職を考える人にとって利用メリットの大きいサービスです。しかし、以下に当てはまる人は利用をよく検討したほうがよい可能性があります。
転職エージェントを使わない方がよい人の傾向を紹介します。
自分のペースで転職活動を進めたい人
自分のペースで転職活動したい人には、転職エージェントは向かない可能性があります。
転職エージェントは、転職希望者の採用活動がスムーズにいくようにサポートしてくれます。積極的に求人の提案を行ってくるので、時間をかけてゆっくりと転職活動したい人には向かない可能性があるでしょう。
「よい求人が見つかったタイミングで転職活動を始めたい」「何社も並行して選考を受けたくない」という人にとっては、急かされるようで焦りを感じてしまうかもしれません。
行きたい企業が明確な人
志望企業が明確に決まっている人は、転職エージェントが向かない可能性があります。
転職エージェントは、求職者のキャリアや希望の条件を聞いた上で、向いている求人の紹介を行うサービスです。
基本的には面談をして求人の紹介を受けるステップが必要なため、志望企業のみを受けたい場合はかえって時間を取られてしまったと感じることがあります。
ただし、志望企業が転職エージェントに対して求人を出している場合、転職エージェントを通して選考のアドバイスが受けられるメリットがあります。
プロのアドバイスを受けることで選考の通過率も上がるため、サポートして欲しいと感じる人は転職エージェントを利用したほうがよいでしょう。
断れない人
断るのが苦手で流されやすい人は、転職エージェントを慎重に利用したほうがよいでしょう。
求人に対して応募するか否かや、内定の承諾可否などを自分で判断できない人には、転職エージェントは向きません。
転職エージェントによっては「内定を承諾したほうがよい」などと強く勧められるケースもあります。
納得していない場合に「断りづらいから」という理由で内定を承諾してしまうと、後悔する可能性があるでしょう。
転職エージェントを利用する際は、自分の意見をしっかり持ち、主体的に行動することが大切です。
オススメ転職エージェント11選
最後に、オススメの転職エージェントを11社紹介します。
転職エージェントによって、サポート対象やサービス内容は大きく変わります。サービス内容を確認し、自分に合ったものに登録してみてください。
ジールエージェント
ジールエージェントは、最短2週間で内定を獲得できる転職サービスです。カウンセリング実績は50,000人以上(2023年3月時点)と豊富なため、安心して任せられます。面談は対面・オンラインともに対応できるので、忙しい人でも無理なく転職活動が可能です。
若手人材を求める求人は、年間通して3,000社以上あります。経験者・未経験者・幹部候補など、自分の理想のキャリアプランに合った求人が見つかります。
初めての転職で不安な人や自分に合った仕事がわからない人でも、経歴や状況を踏まえて専属のカウンセラーがアドバイスやサポートしてくれるので、安心して相談できるでしょう。
| サービス名 | ジールエージェント |
|---|---|
| 求人数 | 3,000社以上 |
| 公式サイト | https://zc-support.com/career/ |
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、国内最大手の転職エージェントサービスで、年間5万人以上の転職支援を行っています。
公開求人、非公開求人ともに求人数が豊富なため、選択肢が多い点がメリットです。年代や職種を問わず、転職を考えている人であれば気になる求人が見つかるでしょう。
専用のアプリにメールが届いたり、スケジュールが管理できたりするため、管理もしやすいです。また、担当のキャリアアドバイザーのほかに面接日程やメール確認を行うアシスタントもついてくれるので、やりとりもスムーズに行えます。
| サービス名 | リクルートエージェント |
|---|---|
| 求人数 | 公開求人691,868件 非公開求人372,624件 |
| 公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
マイナビAGENT
マイナビAGENTは大手の転職エージェントです。3ヶ月以内の入社決定率は82.5%(2023年10月1日〜2024年9月30日にマイナビの人材紹介サービスで入社した人の数値)と、すぐに転職先を決めたい人も安心して利用できます。
知識と経験が豊富なキャリアアドバイザーが多数在籍しており、納得のいく転職ができるため、転職後の定着率も98.6%(2023年10月1日〜2024年9月30日にマイナビの人材紹介サービスで入社した人の数値)と高いです。
各業界・職種に精通したキャリアアドバイザーが在籍しているため、志望業界や職種がある人は、具体的なアドバイスが受けられます。
| サービス名 | マイナビAGENT |
|---|---|
| 求人数 | 90,882件(2025年10月16日時点) |
| 公式サイト | https://mynavi-agent.jp/jobsearch/ |
dodaエージェント
dodaは、転職サイトと転職エージェントのどちらも利用したい人にぴったりのサービスです。担当者からの求人紹介はもちろん、自分からも求人を探して応募可能です。
一部上場企業や優良企業など、非公開求人を含む20万件以上の求人の中から自分に合った求人を選べます。
また「未経験歓迎」「残業時間20時間未満」など細かい条件で求人を絞り込めるので、理想の働き方を実現できる企業を探しやすい点も特徴です。
企業から書類選考なしの面接確約オファーが届くこともあり、自分を高く評価してくれる企業にも出会いやすいでしょう。
| サービス名 | dodaエージェント |
|---|---|
| 求人数 | 非公開求人を含む20万件以上(2023年3月時点) |
| 公式サイト | https://doda.jp/promo/lp/005.html |
パソナキャリア
パソナキャリアは、ハイクラス転職を目指すサービスです。累計転職支援者数は59万人以上と実績が豊富です。ハイクラス求人の転職に特化した専任のコンサルタントが企業への推薦や面接サポートを行っています。
求人は30,000社以上あり、日本の上場企業の約7割の求人があります。取り扱う求人の予定年収額も600〜1,200万円がボリュームゾーンです。今の仕事よりも年収をアップさせたい人や、重要なポジションに就きたいと考えている人にオススメです。
| サービス名 | パソナキャリア |
|---|---|
| 求人数 | 30,000件以上 |
| 公式サイト | https://www.pasonacareer.jp/ |
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ハイクラス向けの転職サービスです。課長・マネージャークラスの人や専門職の人、グローバル企業への転職を考えている人などにオススメできます。
転職支援実績は約43万人で、コンサルタントも約1,200名以上在籍している大手転職エージェントなので、安心してサポートをお願いできるでしょう。
外資系企業やグローバル企業への転職に強い転職エージェントのため、求人の種類や数が豊富なだけでなく、英文レジュメの作成や英語面接対策の支援なども行っています。
| サービス名 | JACリクルートメント |
|---|---|
| 求人数 | 約45,000件以上(累計) |
| 公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/lp/org-05-bk230919/ |
type転職エージェント
type転職エージェントは、手厚さを強みとする転職エージェントです。
35,000件以上(2025年3月時点)の公開・非公開求人の中から求人を紹介し、求人票に記載のない独自情報も詳しく教えてもらえます。
また、過去選考の傾向の共有や苦手分野の対策などもしっかり行ってくれるので、選考にも自信を持って臨めるでしょう。転職エージェントがしっかりサポートして転職活動を行ってくれるので、入社後の定着率は97.4%と高水準です。(無期雇用就職者の離職者(6か月以内)の割合より算出(計測期間:2023年4月1日~2024年3月31日)
転職するか決まっていない人でも相談できる転職相談会を行っているので、興味のある人は参加してみましょう。
| サービス名 | type転職エージェント |
|---|---|
| 求人数 | 求人総数:36,927件 非公開求人数:24,344件 (2025年10月16日時点) |
| 公式サイト | https://type.career-agent.jp/ |
エンエージェント
エンエージェントは、総合型転職サイトのエン転職を提供するエングループが運営する転職エージェントです。転職に精通した経験豊富なキャリアアドバイザーが担当を務め、求人作成から入社準備まで一貫してサポートしてくれます。
独自の適正テストも実施しており、個人の価値観や強みなどを可視化した上でカウンセリングが受けられます。1万5千件以上の非公開求人があり、検討中フォルダにいれておけばまとめて応募依頼できるので応募も簡単です。
| サービス名 | エンエージェント |
|---|---|
| 求人数 | 約1万5千件以上 |
| 公式サイト | https://employment.en-japan.com/agent/ |
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、20代に特化した就職・転職サポートです。第二新卒、高卒、中卒、既卒、フリーターの人を対象にしています。
内定までは平均26日で、すぐに転職したい人も安心して利用できます。また、書類選考の通過率も94.7%と高く、選考をしっかりサポートしてほしい人にオススメです。
20代の若手で正社員への転職を目指したい人や、年収アップを狙いたい人は利用してみましょう。
| サービス名 | 第二新卒エージェントneo |
|---|---|
| 求人数 | – |
| 公式サイト | https://www.daini-agent.jp/ |
ハタラクティブ
ハタラクティブは、20代の転職・再就職をサポートするサービスです。未経験OKの求人は全体の8割以上のため、新しい業界や職種にチャレンジしたい人にもオススメです。
面接対策や履歴書添削もマンツーマンで丁寧に実施してくれるので、書類通過率96%以上、内定率80%以上と高い実績を誇ります。(※2023年12月〜2024年1月時点の面接実施した求職者のうち、内定が出た求職者の割合)
最短2週間で内定を獲得できるので、早く転職先を探したい人は登録してみましょう。
| サービス名 | ハタラクティブ |
|---|---|
| 求人数 | 5,000件以上(2025年10月16日時点) |
| 公式サイト | https://hataractive.jp/?m=restart |
Re就活エージェント
Re就活エージェントは、20代の転職に強いサービスです。確実に20代を採用している優良企業のみ、5,000件以上の求人を保有しています。
取扱職種は営業系やITエンジニア系が多く、業界はIT業界や商社、メーカーなどがメインです。東京・名古屋・大阪では直接面談を受けられ、それ以外の地域の人もオンライン面談が受けられます。
プロのキャリアアドバイザーがヒアリングを元にしっかり転職活動をサポートしてくれるので、初めての転職の人も安心して利用できるでしょう。
| サービス名 | Re就活エージェント |
|---|---|
| 求人数 | 5,000件以上 |
| 公式サイト | https://re-katsu.jp/career/agent/ |
やめとけと言われる理由を理解して、転職エージェントを使いこなそう
転職エージェントを利用するのはやめとけと言われるのは、自分に合わない求人を紹介されたり、質の悪い担当者がいたりといったことが理由として挙げられます。
転職エージェントを吟味して正しく利用すれば、転職サイトでは見つからない非公開求人に応募できたり、面接日程を調整してもらえたりとメリットが多いです。
初めて転職活動する人や、書類作成・面接などに自信がない人は、ぜひ利用してみましょう。
このコラムでは、オススメの転職エージェントも多数紹介しています。オススメのポイントをまとめているので、どの転職エージェントを利用するか迷っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
ジールコミュニケーションズでは、新卒・既卒での就職活動、第二新卒、中途で転職活動をはじめ、企業向けの採用支援や学校・キャリアセンター向けのサポート支援を行っております。豊富な実績や手厚いサポートによってお客様に向き合った支援サービスをご提供いたします。
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