[記事公開日]2024年10月11日

適性検査のaroruaについて知りたい!概要や対策法を紹介

企業から送られてきた適性検査のURLにaroruaが含まれている場合は、SPIのWebテスティングのことを指しています。SPIのWebテストは、自宅で受ける方式の非言語・言語と性格検査を受けるためのSPIテストです。

これから試験を受ける人の中には、この適性検査の試験内容や対策法が詳しく知りたいという人も多いでしょう。

このコラムでは、そんな人のために、aroruaの概要や詳しい対策法、例題を紹介していますので、ぜひ最後まで読んで対策してみてください。

適性検査SPI「arorua」の概要

適性検査SPI「arorua」の概要

適性検査の案内が届いた際に、URLに「arorua」と書かれており、「aroruaとはいったいどんなテストなんだろう?」と気になっている人も多いはずです。

ここでは、aroruaについてお答えします。

aroruaとはSPIのWebテストのこと

aroruaは、SPIのWebテストのことを指しています。企業から選考時にWebテストを受けるように案内されたURLに「arorua.net」と記載がある場合、SPIのWebテストだと判断できます。

SPIには、テストセンター、Webテスト、インハウスCBT、ペーパーテストの4つの受験項目があり、aroruaはその中のWebテストのことを指します。テストセンターのように会場へ出向く必要がなく、パソコンと通信環境があればどこでも受験可能です。

出題内容は中高レベルの問題だといわれていますが、制限時間内にたくさんの問題を手早く解く必要があります。そのため、事前に対策していないと難しいと感じる人も多いです。

SPIには35分と65分の2パターンがある

Webテストには、制限時間35分のものと65分のものの2パターンがあります。非言語・言語のみの場合は35分、性格検査が加わると65分のテストです。どちらになるかは、企業によって異なります。

試験時間は以下の通りです。

  • 言語問題=約15分
  • 非言語問題=約20分
  • 性格検査=30分

制限時間が35分と指定されている場合、性格検査がないと判断できるでしょう。

適性検査SPIの「arorua」の試験内容

適性検査SPIの「arorua」の試験内容

aroruaには「言語」と「非言語」「性格検査」となります。それぞれの試験内容について詳しく解説していきます。

以下より詳しく見ていきましょう。

言語の試験内容

言語の出題範囲は以下の通りです。

  • 2語の関係
  • 空欄補充
  • 熟語の成り立ち
  • 文節の並べ替え
  • 長文読解
  • 文章完成

言語問題の制限時間は、約12分です。言語問題の目安は40問ですが、問題の正答率によって出題数は異なります。

長文読解に時間をかける必要があるので、空欄補充や熟語の成り立ちについては、早く答えられるように意識しましょう。

非言語の試験内容

非言語の出題範囲は以下の通りです。

  • 推論
  • 場合の数
  • 確率
  • 集合
  • 損益算
  • 速度算
  • 表の読み取り
  • 割合の計算
  • 年齢算
  • 通過算
  • 整数の推理

非言語問題の制限時間は20分です。非言語問題の目安は30問程度です。非言語問題も問題の正答率によって次の問題の難易度が変わります。

性格検査

性格検査は、回答者の考え方や仕事への取り組み方を調べる検査です。制限時間は30分で出題数は300問あります。問題数が多いので、直感で答えていくことが大切です。

嘘をついて自分をよく見せようとすると、一貫性がないと判断されることもあるため、自分の気持ちに正直に答えるようにしましょう。

【言語】適性検査SPIの「arorua」の例題

【言語】適性検査SPIの「arorua」の例題

言語、非言語ではそれぞれ問題の内容が変わってきます。ここではそんなaroruaで出題される言語の例題をご紹介していきます。

問題の傾向を知り、万全な対策をしていきましょう。

2語の関係

最初に示された二語の関係を考えて、同じ関係のものを選びなさい。

「薬品:調合」

  1. ア 食事:御飯
  2. イ 野菜:収穫
  3. ウ 衣服:洗濯

解答:イ・ウ

2語の関係が目的語と動詞であることが判断できる

熟語の成り立ち

次の5つの熟語の成り立ち方として、当てはまるものをA~Dの中から1つずつ選びなさい。

「地震」

  1. A:主語と述語の関係
  2. B:似た意味の漢字を重ねる
  3. C:前の漢字が後の漢字を就職する
  4. D:上記のどれにも当てはまらない

解答:A

「地が震える」という主語と述語の関係であることが判断できる。

空欄補充

次の空欄に当てはまる言葉を答えなさい。

近年、様々な商品やサービスで値上げが行われています。 この背景には、原材料費の削減や輸送コストの上昇、またエネルギー価格の上昇など、企業側のコスト(  )が関係しています。食品や生活必需品の値上げは、日常生活に大きな影響を与え、消費者にとって負担となることが多いです。

企業にとっては、原材料や人件費などのコスト(  )を吸収するのが正義で、どう考えても価格を覚悟する状況が続いています。家計への影響が深刻です。このため、節約や代替品の選択、特売商品の活用など、支出を考える工夫が求められています。

  1. 1.増加
  2. 2.効率
  3. 3.低下
  4. 4.無視
  5. 5.パフォーマンス

解答:1

文脈を通してコストが上がったことが考えられるため、1の増加が当てはまる。

【非言語】適性検査SPIの「arorua」の例題

【非言語】適性検査SPIの「arorua」の例題

続いてこちらでは非言語の例題をご紹介します。非言語では公式を覚えないと解けない問題も多いので、問題の傾向とともに公式も合わせて覚えましょう。

それぞれ詳しく解説していきます。

集合

話せる言語について、100人に方を対象にアンケート調査を行った。

韓国語を話せると答えた人は70人、中国語を話せると答えた人が45人であった。また、韓国語も中国語も話すことが出来ないと答えた人は24人であった。

この時、韓国語も中国語も話すことができる人は何人でしょう?

解答:39人

韓国語と中国語を少なくともどちらか話せる人は、下記の式で求められる。

70+45-X=115-X

100人のうち両方話せない人は24人いるので、76人は韓国語と中国語のいずれかを話すことができると考えられる。

115-X=76

X=39人になる

料金の割引

ある施設では、2時間以上利用すると料金が最初の1時間は5%、2・3時間目は10%、4時間目以降は20%の割引が適用される。

1時間1,000円の場合、7時間利用すると利用料金は合計いくらになるか。

解答:5,950円

最初の1時間は1000円×0.95=950円
2・3時間目は1000円×0.9=900円
残り4時間は1000円×0.8=800円と計算できる

上記の金額を合計し、下記の式で答えが求められる。

950×1+900×2+800×4==5,950円

推論

A、B、Cが同じ絵を見て、次のように発言した。

  1. A.この絵にはネズミが描かれている
  2. B.この絵には少なくともネズミかウサギが描かれている
  3. C.この絵にはウサギが描かれている

全員の発言が正しいとは限らないとして、以下の選択肢から当てはまるものを選びなさい

<選択肢>

  1. 1. Bが正しければAは必ず正しい
  2. 2. Cが正しければBは必ず正しい
  3. 3. Aが正しければCは必ず正しい

解答:2. Cが正しければBは必ず正しい

Bが正しいとしても、ネズミが描かれているか分からないため、Aは必ずしも正しくない。
Cが正しいとき、少なくともウサギは描かれているため、Bは正しい。
Aが正しいとしても、ウサギが描かれていることは分からないため、Cは必ずしも正しくない。

適性検査SPIの「arorua」を通過するための対策法

適性検査SPIの「arorua」を通過するための対策法

問題の難易度はそこまで高くないものの、問題数の多さから難しさを感じやすいarorua。そのため、事前に対策をしておかないと選考通過が難しくなります。

では具体的にどのように対策していけばいいのか。ここではそんな、aroruaを通過するための対策法について解説していきます。

対策法を知り、万全な体制で試験を受けられるように準備していきましょう。

出題範囲を理解し、基本の公式を覚える

非言語問題は、公式を覚えないと解けない問題も多いです。速度や確率、推論などの問題の解き方は覚えておくとよいでしょう。たとえば、速度算を計算するには以下の公式を覚えておく必要があります。

  • 速度=距離/時間
  • 時間=距離/速さ
  • 距離=速さ×時間

出題範囲を確認し、基本的な公式を覚えておきましょう。

語彙力を身につける

言語テストはある程度の語彙力が必要です。語句の意味や用法を問われる問題もあるため、語彙力を身につければすぐに答えられるようになります。

言語テストには、長文読解もあります。問題を解く時間は長文読解に使う方がよいので、語彙力を伸ばせるように、頻出問題などはチェックしておきましょう。

対策本を使って苦手分野を練習する

事前に対策本や模擬テストなどを使って苦手分野を練習することが大切です。最初に問題集を1周し、自分の苦手分野を確認しましょう。非言語であれば、解き方を覚えることで自然と問題が解けるようになります。

問題形式ごとに出題頻度は異なるため、苦手分野の出題頻度を把握し、よく出題されるものから対策していくとよいでしょう。

電卓に慣れる

Webテスティング形式のSPIは自宅受験が可能なため、電卓も使用できます。普段から使い慣れていない人は、電卓をスムーズに使えるように練習しておきましょう。

スマートフォンの使用は許可されていないため、専用の電卓を用意しておくのがオススメです。

本番を想定して模擬試験を解く

模擬試験を解く時は、本番と同じように時間を意識して行いましょう。本番は1問ごとに制限時間が設けられており、時間をかけて解答できません。

そのため、練習の時点で時間を意識して解かないと、本番で焦ってしまう可能性があります。対策をする時点で時間を意識し、余裕をもって答えられるようにしましょう。

性格テストも模擬練習する

性格テストも模擬練習しておくと、本番でも安心して回答できます。

性格テストに合格率などはないが、一貫性がない場合や本来の性格とは異なる回答をしている場合などはマイナス評価になる可能性があります。そのため、自分の直感通りに答えていくことが大切です。

たとえば、その人の価値観を調べるために、「1人で旅行するのが好きだ」「みんなで旅行するのが好きだ」などの選択肢が出題されます。

「友達が多い方が良いのかな?」と考えて、本来は1人が好きなのに対し、みんなで旅行するのが好きと答えると、他の質問と差異が出る場合があるでしょう。企業の意図を意識し過ぎず、自分が当てはまる回答をしてみてください。

適性検査SPIの「arorua」に関するよくある質問

適性検査SPIの「arorua」に関するよくある質問

最後に、aroruaに関するよくある質問について回答します。aroruaに関する疑問を解決し、しっかりと対策できるようにしましょう。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

aroruaとSPIテストセンターの違いとは?

aroruaとSPIテストセンターの違いは、受験方法です。aroruaは自宅受験ができますが、テストセンターは会場に行く必要があります。

また、問題の難易度がややaroruaの方がやさしいといわれています。理由は、出題範囲がテストセンターよりも狭いためです。テストセンターは電卓は使用不可、出題範囲も英語や構造理解が含まれることもあるため、難易度が高いテストといえます。

SPIのWebテスティング(arorua)はカメラによる監視がある?

aroruaはカメラ監視があるケースもあります。しかし、カメラ監視がある場合は事前に企業からその旨が伝えられるので、勝手に監視されることはありません。企業から指定がない場合は監視はないと思っておきましょう。

受験できる時間はいつ?

aroruaを受験する時間は決まっていません。自宅で受験できるため、自分の好きな時間に受験しましょう。

ただし、月曜日〜土曜日の朝5時〜8時と日曜日の朝4時〜8時はメンテナンス時間になっており、受験ができません。ギリギリになって焦らないように注意しましょう。

SPIはスマホで受験できる?

能力検査はスマートフォンで受験できません。締切ギリギリになって外出先で受験しようとしてもできないため、余裕を持ってパソコンで受験するようにしてください。

性格検査はスマートフォンでも受験可能です。

aroruaの適性検査はしっかり準備して臨もう

企業からテストの案内が届いた際に、URLにaroruaが含まれていた場合は、SPIのWebテストであることがわかります。aroruaは、言語・非言語・性格テストを組み合わせたSPIです。

中高生レベルの問題が出題されますが、公式などを忘れている場合もあるので、事前に必ず対策が必要です。問題集などを購入し、苦手分野を繰り返し解いて練習してください。

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