[最終更新日]2024年10月24日 [記事公開日]2022年9月7日
転職に役立つ資格を知りたい!おすすめの資格を業界別にご紹介
転職やキャリアアップを考えた時、自分の武器となるのが資格。資格を持っていることで転職の際には自己PRとして役立つため、取得を考える人は多いでしょう。
しかしながら、実際どのような資格が転職で役立つのか、自分が志望している企業や業種には何の資格がいいのか迷う方もいますよね。そこで今回記事では次の内容を解説していきます。
- 転職に役立つ資格
- キャリアアップにおすすめの資格
- 資格を選ぶ時のポイント
- 勉強の始め方
資格を取得しておくと転職の書類選考や面接の際、自分の強みとしてアピールすることができます。とくに、転職先の業界や業種に関連性が高ければ、即戦力として活躍できる可能性もあるでしょう。
そのためにも、これから資格取得を目指すのであれば転職に役立つ資格、自分のキャリアにマッチした資格を選ぶことが大事です。これから資格取得を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
転職活動で「資格」は役に立つ?
資格を取得しておくと、転職時の書類選考や面接の際にアピールポイントとして役立ちます。ただし、やみくもに複数の資格を持っていても意味はありません。
転職先の業界に関連性の高い資格をもっていることで、即戦力として一定のスキルの証明になるのです。
転職に役立つおすすめの資格
「自分の希望する職種にはどんな資格がよいのか」「どんな資格を持っていればスキルの証明になるのか」など、疑問を持っている方もいますよね。
転職に有利とされている資格は業界や業種によって異なります。ここでは代表的な資格を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)検定は、ExcelやWord、PowerPointの操作技術を求められる試験です。マイクロソフト社のソフトの利用スキルを証明するもので、事務関連の転職の際には基盤となるものです。
Word、Excel、PowerPointなどはデジタル化が進んだ昨今でも、今なお使用頻度が高く、特に事務職では必要不可欠なスキルといえます。また、事務職ではなくても仕事の効率があがるので持っていて損はありません。
日商簿記
日商簿記は社会的に信頼性の高い資格です。日本商工会議所が実施する簿記に関する資格で、等級は1級から3級まであり、会計の仕組みや実務へのスキルをはかることが可能です。
資格を取得すれば、企業経理会計スタッフ、金融関係業種、会計事務所スタッフなどの転職に有利になります。また、簿記を理解することにより経営管理方法や分析力が身につくので、多くの企業が簿記検定の資格取得を奨励しています。
目安としては2級以上を取得しておくことで、未経験であってもポテンシャルが評価され、転職活動時にアピールできますよ。
宅地建物取引士
宅地建物取引士は、主に不動産取引などを行うために必要な国家資格です。
不動産業を経営するにあたっては、従業員の5人に1人の割合で必ず宅地建物取引士を置かなければならないと法律で定められています。
具体的には、不動産流通会社、ディベロッパー、ハウスメ-カー、建設会社、工務店、などです。そのため、宅地建物取引士は以上のような業界では需要も高く、転職に非常に役立つ資格といえます。
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは生活するうえで必要なお金の知識を学べる資格です。
最近では在宅ワークや副業にも役に立つので人気の資格となっています。
具体的な仕事としては、資産運用、保険、投資などのアドバイザー業務などがあり、金融関連での転職では有利に働くでしょう。
また、不動産や住宅ローン、保険、教育資金や老後の資金などの知識は、仕事だけでなく家計にも役立ちます。
社会保険労務士
難関国家資格として知られている社会保険労務士も転職に強い資格の1つです。健康保険・雇用保険・厚生年金といった保険の加入手続きや書類作成などを行う労務業務に役立つ資格で、人事・総務分野に転職する際に強みとしてアピールできます。
また、社会保険労務士は、一度取得すれば生涯有効な国家資格です。年齢を重ねてからでも、転職の際には有利な資格といえるので、「一生モノの資格を」と考えている方にはおすすめな資格です。
TOEIC
TOEICは資格ではなく英語力を証明するためのテストです。誰でも受験できるのですが、持っていることで商社や外資系企業、海外展開を行っている企業にアピールしやすくなります。
目安は次のとおりです。
- 600点以上 日常会話ができる
- 700点以上 社内文書などを読んで理解でき、仕事に関連した説明を理解できる
- 800点以上 ビジネス上の議論ができ、自分の言いたいことをしっかり伝えられる
これから受験を考えている方は、まずTOEICで600点以上は目指してみましょう。
中小企業診断士
中小企業診断士資格はコンサルティング業界への転職で有利に働きます。具体的には、企業の成長戦略を立て、実行するための具体的な経営計画をアドバイスするような業務がメインです。
具体的には中小企業診断士試験を突破していることで、次のような分野で評価されます。
- 経営理論や運営管理(サプライチェーンマネジメント)
- 法務、情報システム
- 戦略系コンサル
- 組織人事コンサル
- 財務コンサル
マーケティング検定
マーケティング検定とは、公益社団法人日本マーケティング協会が主催している、内閣府認定の試験です。マーケティング職を目指す方や営業戦略、WEB広告運用といった職種に就きたい方にはおすすめの資格で、1級から3級まであり難易度はそれぞれ異なります。
3級は初心者向けの内容で、主にマーケティング職につきたい方におすすめです。1級までいくと実践的なスキルも必要となるため、取得することで専門性をアピールできます。
転職に役立つ資格選びのポイント
ここまでさまざまな資格を紹介してきました。ではいったい、資格取得によって転職を有利に進めたい際には何を意識すればよいのでしょうか。
ここからは、転職に役立つ資格選びのポイントを解説していきます。
キャリアプランにあっているか
取得しようとしている資格が、転職や自分のキャリアアップのために本当に必要なのかを見極めることが大切です。資格を持っていなくても、目指す企業には転職できるかもしれません。
時間とお金をかけて資格を取得しても、自分のキャリア形成に生かすことができなければ意味がないですよね。企業がどんな人材を求め、どのようなスキルが要求されているのか、しっかり情報収集してから資格を取得しましょう。
難易度は問題ないか
資格取得には勉強時間が何十時間も必要な場合もあれば、通信講座や講習だけで取得できる資格もあります。自分の知識やスキルと目指す資格の難易度のギャップをしっかり見極めましょう。
多くの人は仕事をしながら勉強、資格取得をします。仕事や転職活動と両立できるのか、受験勉強が長引く可能性はないか、しっかり判断してくださいね。
費用と期待できるリターンを見極める
資格取得のために必要なのは時間だけではなく、受験費用のほかにも勉強するための費用がかかってきます。スクールに通う場合には授業料も必要になります。
そのため、合格するまでにどれぐらいの費用がかかるのか、合格した場合にその費用に見合ったリターンが期待できるのかを見極めることが重要です。
転職に役立つ資格の学習方法を紹介
働きながら資格取得の勉強をするときの大きな課題は時間です。仕事の合間や休日に勉強をするのは大変ですが、自分のライフスタイルに併せて通信講座や通学を効率的に活用することで、時間への悩みも解消できます。
ここでは3つの学習方法を紹介します。それぞれ実践し、自分に合ったものを見つけてくださいね。
独学
資格取得のための勉強は、市販のテキストや問題集で独学することも可能です。最もおすすめな方法は過去問をこなすことで、試験の過去問が公開されている資格であれば、少なくとも過去5回分、できれば過去10回分程度の問題を入手しておきましょう。
資格試験ごとに特徴や傾向があり、難易度に関しても実施回ごとに大きく変動することはほとんどありません。多くの過去問を解いて、試験全体の傾向をつかんでおきましょう。
また、最近は動画サイトやアプリも出てきています。動画や音声はスマートフォンで視聴できますので、移動中や運動中などに「ながら勉強」をするうえでも有効です。自宅では問題集で勉強を進め、外出先では動画や音声を活用するなど、ライフスタイルにあわせた活用をするとよいでしょう。
通信講座
通信講座は合格までの効率的なカリキュラムになっていて、テキストも分かりやすいのが特徴です。最近はインターネットを使った動画授業がある通信講座もあるので、場所や時間的な制約が少なく、自分の空いた時間を自由に勉強にあてることができます。
資格取得のための通学講座に比べると、受講料などの学費がかなり安くすむメリットもあります。
通学
資格取得のための専門学校に通うメリットは、講師が答案練習や模擬試験に対して採点や添削指導を行ってくれる点です。
独学や通信講座より費用はかかりますが、カリキュラムに基づき勉強するので時間が無駄にならず、同じ目標を抱く仲間の存在により、モチベーションも維持しやすいでしょう。
転職活動で役立つ資格は職務経歴書に正しく記載しよう
いざ目標としていた資格を取得できても、人事や採用担当に適切にアピールできなければ努力も水の泡となってしまいます。転職の第一関門は書類選考です。
企業の採用担当者は、職務経歴書に記載されている資格を見て、その人が「これまでどんな仕事をしてきたのか」「入社してからどのように活躍するのか」をイメージします。
そのため、職務経歴書の資格欄と履歴書の資格欄には矛盾なく同じ資格を記載し、正式名称、取得年月日を正しく書くようにしてください。
転職に役立つ資格の取得は手段であり目標でないことを理解しておこう
今回の記事では、転職に役立つ資格をテーマに、種類や取得方法を紹介してきました。気をつけたいのは、資格の取得は転職やキャリアアップのための手段であって最終目標ではありません。
今後のキャリアプランとセットで考えて、あなたの転職活動、さらには人生にとって有益な資格取得を目指しましょう。
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