[最終更新日]2023年9月12日 [記事公開日]2022年8月26日
リクルートスーツはOK?転職面接の服装を男女別に紹介!
転職活動の悩みの一つである「服装選び」。新卒の頃はリクルートスーツを選択すれば間違いないですが、転職の際は何を着たらよいか分からない方も多いのではないでしょうか。
また、季節ごとに服装も異なるので悩みますよね。企業によっては「服装自由」と服装指定がない場合もあります。この記事では、転職活動の服装について男女別・季節別にご紹介します!
目次
面接官がチェックしている面接時の服装のポイントは?
そもそも、面接官は応募者の服装からどのような評価をしているのでしょうか。主にチェックしているポイントは、以下の2点です。
社会人としてのマナー
清潔感
ビジネスシーンで「TPOをわきまえる」と良く言いますが、面接官は服装から応募者のビジネスマナーをチェックしています。企業によっては応募者の個性を重視している場合もあります。しかし、多くの企業では個性的な服装よりも「TPOをわきまえた服装」の方が好印象を与えるでしょう。
ビジネスシーンでは「清潔感」は第一印象を大きく左右します。「どのような服を選ぶか」だけではなく「どのように着こなすのか」もとても重要です。服装、メイク、髪型などは「清潔感」を意識しましょう。
面接官は以上のポイントを面接時にチェックしています。面接官が重視しているポイントが分かれば、服装選びもしやすいですよね。
リクルートスーツはOK?男女別の転職活動の服装の例をご紹介!
新卒の際はほぼすべての応募者がリクルートスーツを着ていますよね。転職の面接で「新卒の時着ていたリクルートスーツを着てもいいか」と疑問をもつ方もいるかと思います。
結論から言うと、第二新卒まではリクルートスーツでも問題ありません。しかし、時にリクルートスーツは「学生っぽさ」や「頼りない」などの印象を与えてしまう場合もあります。
転職活動では、新卒の就職活動とは異なり、経験やスキルが重要視されますので、リクルートスーツが与えるフレッシュな印象はマイナスになる場合もありますので注意しましょう。
リクルートスーツしか持っていない方は、中に着るシャツの色味や素材を変えるだけでスーツを新調しなくても印象を変えられます。
女性編
ここからは、女性の面接時の服装についてご紹介します。
髪型・ヘアスタイル
面接時の第一印象を大きく左右するヘアスタイル。顔の表情などでも相手に与える印象は大きく変わりますので、顔に髪がかかってしまうと暗い印象になってしまいます。また、派手な髪色や寝癖などがついてまとまっていない髪型は、相手によい印象を与えません。
ロングヘアならゴムやピンなどを使ってまとめ髪にするのが無難でしょう。前髪が長い場合は必ずピンなどで留めると顔がはっきりと見えます。また、髪をまとめた際にワックスなどでアホ毛を抑えるとより清潔感がでて好印象です。
ショートヘアの場合もお辞儀をした時などに髪が顔にかかってしまう長さならば、ピンやワックスなどでまとめる方がよいでしょう。面接時に髪の毛を触って直さなくてもよいように整髪するのがポイントです。
メイク
面接時のメイクにおいても「清潔感」や「TPO」が重要です。
いつものメイクよりもナチュラルに仕上げる方がよいでしょう。
アイシャドウなどは、普段はピンクやオレンジなどを使用している方も、ブラウンやベージュなどナチュラルなカラーを使用するのがおすすめです。
リップに関しては、濃過ぎるピンクや赤は派手な印象を与えてしまいます。透明のリップの方が清潔感を演出できます。唇の血色が気になると言う方は、色付きのリップなどほんのり血色が出るものを使用しましょう。
面接時に重要な「きちんとした印象」を出すためには、ファンデーションや眉などベースのメイクは丁寧に時間をかけて仕上げると、清潔感がアップします。
服装
服装全体の色味は黒でもよいのですが、リクルートスーツとの差別化を図るためにはグレーやネイビー系を選択すると無難でしょう。
靴は、ピンヒールやウェッジソールよりも、シンプルなパンプスのほうがスタイルアップできます。転職活動は意外と移動時間が多いもの。慣れない場所を歩かなければいけない場面もあります。たくさん歩いても疲れない靴を選ぶか、面接の前に何度か履いて慣らしておくと安心でしょう。絆創膏などの靴ずれ対策のグッズを携帯しておくと安心です。
バッグに関しては、A4サイズの書類が折らずに入る自立式のものを選びましょう。デザインよりも機能性を重視すると失敗せずに済みます。リュックタイプで出勤するビジネスマンも増えていますが、カジュアルな印象を与えてしまうので避けたほうが無難です。
男性編
ここからは、男性の面接時に適した服装についてご紹介します。
髪型・ヘアスタイル
男性の場合、整髪剤を何もつけていないノーセットのままだと幼く頼りない印象を与えてしまいます。スーツとのバランスをとるためにもジェルやワックスなどを使って髪につやを足しましょう。
しかし、つけすぎて脂っぽく見えたり、香りが強かったりと相手に不快感を与えてしまう可能性も。ジェルやワックスは無香または微香のものを選び、使う量には気をつけましょう。
前髪が長いと顔の表情が見えず暗い印象を与えてしまいます。面接前にカットするかジェルやワックスでまとめるようにしましょう。
男性の場合髪の毛が女性よりも髪が短い分、根本の髪が伸びた「プリン頭」は目立ちやすいです。市販のカラーリング剤で染めるか、可能なら美容室へ行って染め直しましょう。
服装
色はネイビーかダークグレーで、シングルボタンのテーラードの無地のスーツが基本です。デザイン性の高いスーツは派手な印象を与えるので避けた方が無難でしょう。
学生時代に着ていたリクルートスーツは「新人」や「頼りない」という印象になりかねないので避けてください。ベルトはスーツに合う表皮のものを選ぶのがおすすめです。
メッシュベルトやヌバックはカジュアルな印象でスーツには合わせにくいです。ネクタイは基本的にスーツに合わせたものを選びましょう。無地、小紋、ストライプ、などの無難なデザインで派手な色は避けた方が無難です。
男性では腕時計をつけている方も多いですが、派手なデザインのものやブランドの主張が強いものは目立ってしまうので、避けた方がよいでしょう。
「服装自由」の場合はどうする?
企業によっては「服装自由」で服装に指定がない場合があります。この場合でも、何を着てもよい訳ではなく、「TPO」や「清潔感」のあるきちんとした服装を意識しましょう。
デニム、Tシャツ、スウェット、スニーカー、リュックなど休日に着るようなアイテムはNGです。アクセサリーなども控えめにし、ファッション性の高いアイテムも避けましょう。
男女共にジャケットに白のインナーをベースにコーディネートを組むときちんとした印象になります。手持ちのスーツのジャケットだけを着るのは、チグハグな印象になってしまいます。ボトムスに関しては、男性はチノパン、女性は膝丈のタイトスカートまたはセミタイトスカートなどがよいでしょう。
夏・冬それぞれの身だしなみは?
新卒での就職面接は春頃が多いので、夏や冬の面接が初めての転職者も多いのではないでしょうか。季節ごとの服装選びも悩みのタネの一つですよね。
夏はクールビズを導入する企業が増えているので、転職面接の際もクールビズの指定がある場合もあります。また、冬は防寒のためのアイテムが増えますが、面接時には防寒具の扱いには注意が必要です。
夏・冬は特に屋外と室内の気温の差が大きいので、服装を調節できるよう工夫すると快適に過ごせますよ。夏・冬それぞれの服装のOK例や失敗しないためのポイントをご紹介します。
夏
きちんとした印象にするために真夏でもジャケットを着て転職活動に臨む方もいますが、汗だくの状態で面接に臨むのは、不潔な印象を与えてしまいます。ヘアスタイルやメイクも崩れやすいため、夏の転職活動の際は屋外でジャケットは着用せず、面接前に着るようにしましょう。
ジャケット着用不要、ノーネクタイ可とする企業も出てきていますが、事前に面接を受ける企業のドレスコードを確認すると確実です。
また、最近では通気性が高く熱が篭りにくい機能があるシャツやスーツが出ています。真夏の面接に備えてそのようなアイテムを揃えるのもよいでしょう。夏の面接は体力を消耗しますので、熱中症対策もかねて服装選びは工夫が必要となります。
冬
転職活動の際のコートはトレンチコートがおすすめです。男女ともに黒・紺・ベージュのトレンチコートはどの企業でも好印象を与えるでしょう。男性の場合は、ジャケットの裾がコートから出るのはNGなので注意が必要です。
コートは企業の玄関で脱ぐようにしましょう。また、脱いだコートは歩いているときは手に持ち、面接の際はたたんで鞄の上に置くのがマナーです。冬の面接時はコートの扱いもマナーとしてチェックされる可能性があります。手袋やマフラーをつけてきた場合もコートと同様に扱いましょう。可能ならばカバンにしまうと置き忘れなどがなくよいでしょう。
真冬は足元が冷えますがブーツは避けてパンプスを履くのが無難です。
転職活動がバレるのを回避するには?
転職活動は現職の企業には秘密で行う場合が多いですよね。有給を使用して面接の時間に当てるのが最もよいですが、そうもいかない場合もあります。業務終わりに面接に行く場合もあるでしょう。
普段からスーツで出社している方はそのままの服装で面接に行けば問題ないのです。しかし、私服などカジュアルな服装で出社している方が終業後に面接に向かう場合は、スーツで出社すると転職活動がバレる可能性が高いです。
現職に転職活動がバレたくない場合は、出社時に駅のコインロッカーなどに面接時に着る服を一式預けておきましょう。その際は汚れなどがつかないようスーツカバーなどに入れておくと安心です。また、服・カバン・靴すべて着替える場合は忘れているものがないか必ず確認してから預けましょう。
企業目線で服装を選ぼう!
転職活動の面接では基本的には「TPO」と「清潔感」を意識した無難な服装がよいでしょう。
しかし、最近では「カジュアルデー」を設け、夏以外でもノーネクタイを推進する企業があるなどカジュアル思考が進んでいる風潮もあります。アパレル業界やクリエイターなどは服装でファッションセンスや個性をアピールすべき場合もあります。企業についてリサーチし、どのような服装が求められているのかを分析するのが最も重要です。
しかし、センスや個性をアピールしたい場合も「相手に失礼のない服装」と言うビジネスシーンの基本的なマナーは意識しましょう。
面接時の服装は相手によい印象を与えるだけではなく、面接に自信を持って臨めますよ。
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