[最終更新日]2023年9月12日 [記事公開日]2022年8月29日
第二新卒の自己PRの書き方や強みの見つけ方を徹底解説!【例文あり】
第二新卒が転職活動をするうえでは、自己PRが重要です。自己PRは職務経歴書や面接などで聞かれるため、注意して作成する必要があります。しかし、第二新卒の自己PRのポイントや書き方など、わからない方も多いでしょう。そこで、この記事では以下の内容について解説します。
第二新卒ならではの強み
第二新卒の自己PRの重要性
第二新卒の自己PRのポイント
第二新卒の自己PRの例文
最後まで読むと、自分の強みを最大限にアピールできる自己PRが書けるようになります。第二新卒で転職を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
第二新卒とは
「第二新卒」に明確な定義はありませんが、一般的には「新卒で入社した企業を2〜3年ほどで退職し、転職活動を行なっている方」を指します。ちなみに、「新卒」は大学や大学院などを卒業し、その年に初めて社会人として働く方のことです。そのため、求人サイトに「第二新卒歓迎」と記載されている場合は、卒業後に新卒で入社し、社会人経験が2〜3年ほどの若手を指す場合が多いです。
第二新卒ならではの強み
採用担当者に刺さる自己PRを書くためには、第二新卒の強みの把握が大切です。ここでは、企業が第二新卒に期待している「第二新卒ならではの強み」をご紹介します。
基本的なビジネスマナーが備わっている
第二新卒は、新卒とは違い社会経験があります。前職での実務や研修を通して、基本的なビジネスマナーが身についていると期待されています。そのため、企業にとってはビジネスマナー習得のための研修コストがかかりません。また、新卒に比べると即戦力になりやすい点も、強みの一つです。
社風に馴染みやすい
第二新卒は、中途社員に比べると若いため、前職に染まりきっていない特徴があります。そのため、柔軟性が高く、新しい環境や社風にも馴染みやすいでしょう。将来性が高く、若くてバイタリティがあるため、新しい職場での前向きなチャレンジが期待されています。
第二新卒の自己PRの重要性
ここでは、第二新卒が転職するうえで、自己PRが重要である理由について解説します。自己PRの重要性を理解し、特に注意して作成してください。
自己PRは職務経歴書・面接どちらでも必要
第二新卒の転職では、よく、履歴書のほかに職務経歴書の提出が求められます。職務経歴書とは、自身の業務経験やスキルなどをまとめた書類です。職務経歴書には、実績やスキルだけでなく自己PRを書く場合が多くあります。
また、履歴書や職務経歴書とは別にES(エントリーシート)の提出を求める企業も多いです。ESにも、ほとんどのケースで自分の強みを記載する項目が用意されています。このように、書類選考の段階で自己PRが求められるシチュエーションは多いです。
また、自己PRは書類選考だけでなく、面接でも質問される可能性が高い項目です。面接では、執筆した自己PRを自分の言葉で効果的に説明する必要があります。このように、自己PRは選考においてかなり重視される項目です。そのため、しっかりと用意しましょう。
実績やポテンシャル、やる気をアピールできる
自己PRは、過去の経験で身につけたスキルや実績、自分のパーソナリティーなどが、応募先の企業でいかに役に立つかをアピールするためのものです。
そして、第二新卒の転職においては、前職での実績だけでなく、今後活躍するポテンシャルや長く働いて活躍する意思がチェックされます。そのため、効果的な自己PRを書くと、企業に自分の魅力と採用メリットを余すところなく伝えられます。
特にポテンシャルについては、実績のような数字データだけでは表せない場合も多いです。同じ内容でも、言葉の選び方一つで印象やメッセージ性は大きく変わります。そのため、企業に自分をアピールする自己PRは、特に注意して作成しましょう。
第二新卒の自己PRのポイント
ここでは、第二新卒が自己PRを書く際のポイントをご紹介します。ポイントを押さえたうえで、自己PRを作成しましょう。
実績がない場合は協調性や責任感をアピールする
自己PRに書けるような実績がなくて困っている方は多いです。特に異業種での転職の際は、実績やスキルが書きにくい場合があります。しかし、実績がないからといって不採用になるとは限りません。実績がない場合は、仕事をするうえでの根幹となる「責任感」や、チームで成果を上げるために必要な「協調性」などをアピールしましょう。
一方、責任感や協調性のアピールはありきたりな内容になりやすいです。そのため、具体的なエピソードを交えてアピールし、ほかの自己PRと差別化を図り、説得力のある内容に仕上げましょう。
自己分析を徹底し強みを明確にする
よい自己PRを書くためには、自己分析が必要不可欠です。自己分析をしないと、自分の強みが曖昧になってしまうため、魅力的な自己PRが書けません。自己PRを書く前に、自己分析で自身を客観視し、強みを洗い出しましょう。
自己分析では、自分のバックグラウンドを振り返り、それぞれのエピソードを書き出しましょう。この時、ただ書き出すだけでは適切に分析できません。それぞれのエピソードについて、「なぜこのように考えたのか」「なぜ頑張ったのか」などの深堀りが大切です。深堀りを続けると、共通点が見つかり、価値観のような自分の本質的な部分が明確になります。
強みを見つける方法
強みを見つける際は、学生時代や前職で褒められたこと・成果を出したことの振り返りが。同時に、うまくいかなかったことや嫌だと思ったことも振り返りましょう。それぞれの共通点を見つけると、自分の強みと弱みを把握できます。
また、弱みばかり見つかって強みが思いつかない、と悩んでいる方も多いです。強みが見つからない場合は、弱みを裏返してください。例えば、「心配性」という弱みを裏返すと「慎重で堅実」という強みに変わります。このように、弱みから新たな強みが見出せるのです。
企業が求める人材と自己PRがマッチしている
当然ですが、企業は自社が求める人材であると判断した方を採用します。そのため、選考の際は企業が求める人材と合致しているかどうかが重視されます。企業の求めているものをきちんと把握して選考に臨まないと、よい評価を得るのは難しいです。企業や職種ごとに求める人材は異なります。自己PRを書く際は、説明会に参加したり、採用サイトを熟読したりして、企業が求める人柄やスキルなどを理解しましょう。
そして、自己PRの内容と企業が求める人物像に矛盾がないかを確認しましょう。もちろん嘘をついてはいけませんが、求める人物像と自身が合致しているなら、それが伝わるよう意識して自己PRを作成してください。
自己PRに具体性がある
「前職で高い目標を達成した」「責任感がある」のような、曖昧な自己PRでは魅力が伝わりません。また、よくある例文をそのまま使っているかのような印象を与える可能性もあります。
実績をアピールするなら数字データを用いたり、具体的なエピソードや解像度の高い言葉を用いて説明したりするなど、自己PRに具体性を持たせることが大切です。具体性がある自己PRは、説得力があるだけでなくオリジナリティも出ます。そのため、採用担当者に自分の魅力を効果的に伝えられます。
【職種別】第二新卒の自己PR例文
ここでは、2つの職種について自己PRの例文をご紹介します。例文を見て、書き方のポイントを参考にしてください。なお、ここでご紹介するのはあくまでも例文です。例文を参考に、オリジナリティのある自分なりの自己PR作成が大切です。
営業職志望の例
私の強みは、言葉には出ない潜在的なニーズを汲み取って提案に生かす力と、圧倒的な行動量を可能にする忍耐強さです。学生時代から大きな団体のリーダーを務める機会が多くあり、リーダーとしてメンバーの考えを汲み取って運営に生かすことを意識してきました。その力を前職の営業活動でも生かし、顧客に刺さる的確な提案を行なってきました。その結果が2年連続予算達成度150%の結果につながったと考えます。
また、圧倒的な行動量を実現する忍耐強さは前職で身につけた強みです。新規開拓のため、毎日100件テレアポを自分に課し、どんなに忙しい日でも隙間時間を活用して地道にテレアポを行いました。はじめはうまくいかないことが多かったですが、地道に続けた結果1年後には新規顧客が100社になっていました。この経験から、営業においては忍耐強く行動量を積むのが重要であると実感し、自分の強みとして今後も活かしていきたいと考えております。
SE(システムエンジニア)志望の例
私の強みは、数多くの経験に裏打ちされたスキルとコミュニケーション能力です。学生時代は情報工学を専攻し、専門的な勉強に尽力しました。また、ITベンチャーでシステムエンジニアとして3年間のインターン経験があり、顧客のニーズに合わせてさまざまな成果物を作り上げてきました。
コミュニケーション能力は、前職で培いました。大手クライアントから案件を受注することが多く、違う分野のエンジニアや同じ会社の別のチームのメンバーと協働する機会が多くありました。成果物の質を高めるためには、個人のスキルだけでなくコミュニケーション能力も重要であると学び、それ以降自分の強みとして心がけています。
自分の強みを理解して自己PRに活かす
今回は、第二新卒の自己PRの書き方について解説しました。採用担当者に刺さる自己PRを書くためには、まずは自分の強みの理解が重要です。今回は例文もご紹介しましたが、大切なのはオリジナリティあふれる自己PRを作り、それを自分の言葉で伝えることです。異業種転職で実績がない場合でも、アピールできるポイントはたくさんあります。まずは自己分析で自分の強みを具体的に把握し、この記事を参考に自己PRを作成してください。
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