[最終更新日]2023年9月13日 [記事公開日]2022年7月26日
【第二新卒の転職失敗あるある】失敗の典型例や理由!対策ポイントも紹介
転職をしてみたものの、失敗したと後悔する方や、失敗するのが怖くて転職の決断ができないという方も多いのではないでしょうか?
職場を変えるのは大きな転換点なので、転職に失敗しないためにも十分な準備が必要です。
そこでこの記事では、「転職に失敗した…」と後悔する典型例についてご紹介します。転職に失敗してしまうよくある理由を知って、失敗しないための対策を万全にしておきましょう!
「転職に失敗した」と後悔する典型例
勇気を出して転職を決断したにもかかわらず、転職先で「こんなはずではなかった・・・」と後悔する方も少なくありません。
はじめに、「転職に失敗した」と後悔する典型例について見ていきましょう。
給与や労働条件が思った内容と違った
転職後に後悔するケースとして、転職先の「給与制度や労働条件が思っていた内容と違った」というケースが挙げられます。
給与が提示されていた内容と大きく違うことはまずありませんが、昇給の条件や各種手当などの条件が思っていたものと違っていたということがあります。
また、労働条件としては、就業時間や残業時間などの思い違いや、聞いていたものと実態が違うことも。例えば、土曜・日曜は休みのはずなのに何回も休日出勤をすることになったというようなケースです。
残業などについては実際に入社してみないと分からない場合も多く、入社してから「しまった…」と後悔する方が多いようです。
このような後悔を避けるためにも、雇用条件や残業時間については入社前に、雇用契約書や労働契約書でしっかりと確認しておきましょう。
業務内容が合っていなかった
転職先の企業の事業内容は理解していても、転職後に自分が実際に任される業務の内容が思っていたものと違っていたというケースもあります。業務内容が違っていると、今後のスキルアップやキャリア形成に影響が出てしまう恐れも…。
このような後悔は、情報収集不足によって起こり得ます。同じ業界・職種だからといって、求人情報を簡単に確認するだけで満足してしまったり、情報収集が不十分だったりすることが原因です。
同じ業界・職種であっても、必要とするスキルが違う場合もありますので、業務内容については入社前にしっかりと確認しておきましょう。
社風が合わない
社風とは、その企業独自の、仕事を行う上での慣習や雰囲気のことを指します。
盛んにコミュニケーションをとりながら業務を進める企業もあれば、コミュニケーションは最低限の事務連絡のみで、黙々とそれぞれが業務を進める企業もあります。
また、体育会系のノリが強い企業、上司や部下の垣根がなくフランクな企業など、社風はさまざま。同じ社内でも、部署によって全く雰囲気が違う場合もあるでしょう。
転職活動時によくあるのが、こうした社風について、Webサイトに載っている仕事風景の写真や、人事担当者の雰囲気などだけで勝手にイメージしてしまうことです。
実際の雰囲気は入社してみなければ分からないことも多いですが、どのような社風や職場の雰囲気なのか、採用担当者に丁寧に聞いたり、Webサイトの口コミ情報などで確認したりしておくことをおすすめします。
転職が失敗してしまう主な理由・原因
ここまでは「転職で後悔する典型例」を見てきましたが、その背景にはどのような理由・原因があるのでしょうか?
ここからは、転職が失敗してしまう主な理由や原因について、もう少し詳しく見ていきましょう。
転職さえすればうまくいくと勘違いしている
転職したい人の中には、「自分が仕事でうまくいっていないのは上司や同僚、職場環境のせいかもしれない。転職さえすれば自分はうまくいくようになる」と勘違いしている人も多いです。これは、現職に対する不満が強ければ強いほど陥りやすい思考だといえます。
しかし、転職したからといって現職で悩んでいたことが必ず解決するとは限りません。会社によって特色があるので、現職では当たり前だったことが転職先では通用せず、新たな不満が発生する可能性もあります。
もちろん、現職が自分にとってミスマッチな場合もありますが、転職活動をする際には、転職すること自体を目的にするのではなく、「転職してどうなりたいのか」「キャリアプランの観点からなぜ転職をしたいのか」が重要です。
転職活動前からキャリアについて考えていない
転職に失敗してしまう人の中には、転職を考えるようになって初めて自分のキャリアについて考えるようになったという人がいます。
確かに、転職をきっかけにキャリアを積める人はいますが、転職すれば自動的にキャリアが形成されるわけではありません。自分が実現したいキャリアプランを考えた上で、そのための手段の一つとして転職があると考えておきましょう。
自分はこれからどのようにキャリア形成をしていきたいのかを深堀りした上で、転職活動を始めるのがポイントです。
優先順位が決まっていない
転職に失敗してしまう人は、労働条件に関する優先順位が決まっていないというケースもあります。
自分が働いていく上で優先したい労働条件は何なのか、逆に妥協できる条件は何かを明確にしておく必要があります。労働条件の全てが自分の納得のいく企業に巡り会えれば良いのですが、現実的に全てを満たすのは難しいからです。
そのため、「給与はここまでは譲歩してもいいが、労働時間は妥協したくない」というように、優先順位を整理しておくことが大切です。
あまりにも理想が高すぎると、自分の希望する企業に巡り会えなくなってしまいます。少なくとも、最も譲れない条件だけは明確にしておきましょう。
転職先の下調べが足りていない
転職して後悔している人の多くは「転職をしてから初めて知ったこと」が多い傾向にあります。つまり、事前に行うべき転職先の下調べが足りていないのです。
社風、業務内容、スキルアップ制度、福利厚生など、自分が気になっているポイントを、応募や選考段階で明確にしておき、自分が知らないことがないくらいに情報収集をしておきましょう。
分からないことは、面接時に質問をしたり、転職エージェントを利用して聞いておいたりするのがポイントです。転職前の情報収集は徹底して行いましょう。
第二新卒の転職で失敗を繰り返さないためにするべきこと
転職での失敗は何度もしたくないという方がほとんどでしょう。
ここでは、第二新卒の転職で失敗を繰り返さないためにするべきことをご紹介します。
転職の経緯から見つめ直す
転職での失敗を繰り返さないためには、まず、転職の経緯から見つめ直すことが必要です。
「そもそもなぜ自分は転職をしようとしているのか」について考えます。失敗例でもご紹介しましたが、転職自体が目的になっていないでしょうか?
転職することで自分がどうなりたいのかなど、自分の転職の軸を深掘りして明らかにしておくことで、自分が納得のいく転職を実現できます。
「自分はこれからどんなキャリアを積んでいきたいのか」「働いていく上でどんな労働条件を大切にしたいのか」「本当に今、転職しないといけないのか」をよく考えましょう。
失敗してもすぐに転職を繰り返さない
転職に失敗してしまったからといって、すぐにまた転職しようとするのはやめましょう。失敗したのにはそれなりの理由があるため、前回の就活時の反省をし、そこから浮き彫りになった問題点の対策から始める必要があります。
まずは、今いる企業で経験を積むことやスキルアップできることがないか、目を向けてみましょう。
理由や目的がなく転職を繰り返してしまうと、次の転職活動でもマイナスになります。「採用したところで、またすぐに辞められてしまうのではないか?」と思われてしまうからです。
もし、「雰囲気になじめない」「スキル不足を感じる」と悩んでいるなら、時間が経過して慣れてくれば解消する場合もあります。
今、自分ができることに全力で取り組んで経験を積み、スキルアップしながら、次の転職に向けた準備をするのも一つの方法です。
情報収集や企業研究を徹底して行う
第二新卒の転職においても、情報収集や企業研究を徹底して行うことが重要です。失敗してしまったと感じた方は、自分が前回収集した情報には何が不足していたのかを洗い出しましょう。
また、企業の欠点となるような情報も知っておきたいところですが、企業はマイナスな情報はなかなか発信してくれません。面接の際にこちらから、マイナスな情報に踏み込むのも難しいでしょう。
そのようなときは転職エージェントを活用すると、アドバイザーから情報を入手できることもあります。情報収集を万全に行うために、転職エージェントを上手に活用するのもおすすめです。
よくある失敗の原因を研究して第二新卒の転職を成功へ導こう
この記事では転職に関してよくある失敗の典型例を見ながら、その背景にある理由や失敗を繰り返さないための対策ポイントをご紹介しました。
転職は人生においても大きな転換点となるもので、今後のキャリア形成にも影響します。そのため、しっかりと自己分析を行って必要な対策を見極め、納得できる転職を目指しましょう。
とはいえ、初めての転職では「情報収集のための時間がとれない」「失敗理由の自己分析をどうやればいいのか分からない」という場合もあるでしょう。そんなときは、第二新卒の転職活動を成功させるために、経験豊富な転職エージェントの活用がおすすめです。
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