【採用担当者向け】新卒採用における人材紹介にかかる手数料を徹底解説

まずは新卒人材紹介サービスの仕組みを知ろう

新卒人材紹介サービスでは、どのような人材を求めているかという要望を出すと、その要望に合致すると思われる新卒生を紹介してくれます。新卒人材紹介サービスの担当者は学生と前もって面談をしていますし、エントリーシートなどの書類にも目を通しています。学生のことを深く理解した上で会社に紹介しているので、企業の要望に合致する新卒に出会える可能性が高いです。学生も、企業に関する情報を担当者から得ています。その上で面談などの採用試験を受けるので、企業への入社意欲の高い学生に出会える確率も高いわけです。

新卒人材紹介サービスは学生の紹介だけでなく、入社までのいろいろなサポートを実施しているのも大きな特徴です。学生との面談の日時や場所の調整なども請け負ってくれます。新卒人材紹介サービスの担当者は学生とすでに話をしているので、企業にどのくらい入社したいと思っているのか、他社も志望しているかなど知っています。この確認も前もって行えます。

もし自分たちで何から何まで採用選考を行うとなると、求人情報の作成や書類選考、学生対応など、いろいろな準備が必要になります。しかし、新卒人材紹介サービスにお願いすれば、採用過程の中のいくつかのステップをお任せできます。採用担当者の負担が軽減されるのも、利用する際の大きなメリットと言えます。

内定を出しても、学生が辞退する事態は十分想定できます。通常であれば急遽、採用試験を実施しなければならず、採用担当者には大きな負担がかかりますし、余計なコストも発生してしまうでしょう。しかし、新卒人材紹介サービスを利用すれば、内定辞退を受けても新たな学生の紹介を速やかに受けられます。すでにどのような学生を採用したいか話していれば、担当者がその条件ですぐに学生を探してくれるので安心です。たとえ卒業間近のようなギリギリのタイミングでも、学生の紹介を受けられるかもしれません。

新卒採用における人材紹介にかかる手数料はどれぐらい？

新卒人材紹介サービスを利用するにあたって、気になるのはやはり手数料だと思います。また、採用するにあたっては他にもいろいろなアプローチがありますから、新卒人材紹介サービスの1人当たりの手数料が料金的に他のアプローチと比べてどうなのかも気になるところでしょう。ここからは人材紹介サービスの料金相場と、その他のアプローチとの比較をしていきます。

新卒人材紹介サービスの手数料相場

新卒人材紹介サービスは成果報酬型の料金システムを採用しています。学生が内定承諾したり、入社したりした時に、初めて料金が請求される仕組みです。学生の紹介を受け、面談を行っても内定承諾まで至らなかった場合には、そこまでどのようなサービスを受けていても料金は一切発生しません。コストの無駄遣いがないので人気です。

どのくらいの費用がかかるかは新卒人材紹介サービスによってまちまちで、1名当たり50～100万円といったところが相場になるようです。なぜここまで価格差があるかというと、どのような人材を採用するかによって変わるからです。

一般的な傾向として、文系よりも理系の学生を採用した場合に料金が高くなると言われています。文系と比較して理系の学生は絶対数が少ないので、希少価値が付くからです。また、獲得の難しい学生の場合も値段が高くなると考えておきましょう。企業から人気の高い高学歴や体育会出身の学生などが想定されます。

就職情報サイトとの比較

採用活動の一般的な手法として、大手就職サイトを利用する方法があります。マイナビやリクナビのような求人サイトで、知名度が高いので登録している学生も多く、より広くアピールできます。大手就職サイトの場合、通年で90～160万円といったところが相場です。内定後に手数料などの追加費用がかからないので、予算は組みやすいでしょう。大手就職サイトの場合、複数のプランが用意されている場合も少なくありません。どのコースを選択するかによって料金は変わってきます。

コスパの面では、新卒人材紹介サービスのほうが高くつくかもしれません。ただし、求人サイトは不特定多数の中から応募者を募ることになり、自分たちの求める人材ではない学生も大勢応募してきます。新卒人材紹介サービスの場合、あらかじめ企業の求める人物像を伝えているので、それにマッチする人材のみを紹介してもらえ、採用活動全体を見れば手間もコストも削減できることになるでしょう。

合同説明会との比較

合同企業説明会のようなイベントに参加する方法もあります。このようなイベントに参加する場合には、出展費用が必要です。規模によってまちまちで、10万円程度で参加できるようなイベントがある一方、100万円を超えるようなイベントも見られます。大都市圏のイベントは学生が集まりやすいので、出展料は高めになりやすいです。ちなみに、採用が決まったとしても追加費用は発生しません。

学生と直接会えるのがイベントの強みですが、企業の求める学生がやってくる保証はありません。企業の求める人材を紹介してくれる新卒人材紹介サービスのほうが、欲しい人材にピンポイントでアプローチできます。また、先述したように、新卒人材紹介サービスは成果報酬型なので、初期費用がかからない点も魅力です。

スカウト型求人サイトとの比較

スカウトスタイルのサービスを利用するのも1つの方法です。まず、学生が自分のプロフィールを登録します。企業はそのプロフィール情報を見て、自分たちの求める人材と合致すると思われる学生にメールを送り、オファーを出す仕組みです。就職活動の解禁前から利用できるので、優秀な人材をいち早くスカウトできるのが強みです。

こちらも成功報酬型なので、初期費用の発生しない点は魅力です。スカウトスタイルの場合、1シーズン当たり30万円、もしくは1人10万円からというサービスが多いです。新卒人材紹介サービスと比較すると、低コストで募集できます。しかし、プロフィールのチェックやメールの配信、返信が来た場合の対応などは採用担当者が行う作業です。新卒人材紹介サービスの場合はこちらの要望する条件に見合った学生を紹介してもらえるので、自分たちでいろいろな作業を行う必要がありません。

送客サービスとの比較

送客サービスの利用も考えられます。企業があらかじめ希望する人物像を提示して、その条件に合致する学生を説明会や採用試験に動員するサービスのことです。スクリーニングをしてくれることで、業界や企業の志望度の高い学生にピンポイントで選考が行えます。

送客サービスを見ると、成功報酬型がほとんどです。だいたい1人当たり2～10万円程度が相場です。かなりの低コストではありますが、動員した段階で報酬を支払う必要があります。動員できたけれども採用できなかった場合には、お金をどぶに捨てることになりかねません。新卒人材紹介サービスの場合は、内定承諾して初めて報酬が発生する仕組みなので、無駄なコスト負担を回避できます。

アウトソーシングとの比較

今では採用もアウトソーシングできる時代になりました。採用のプロに採用試験をお任せするサービスがあります。採用アウトソーシングを利用する場合、料金システムに注意が必要です。定額制のところもあれば、担当する業務によって料金が変動するシステム、定額＋成功報酬など、いろいろなタイプがあります。月々5万円からという料金設定が多いです。ただし、任せた工数に対して料金を支払うところが多いので、たとえ採用できなくても、費用負担しなければならない可能性が高いです。新卒人材紹介サービスの場合、内定決定して初めて報酬を支払う形なので、無駄なコストの発生しません

オススメ紹介サービスと効率的な利用方法

新卒人材紹介サービスは、他のサービスと比較して、効率性やコスパなどで上回っていると言えます。しかし、せっかく良質なサービスでも、使い方が悪いとその魅力も半減してしまいます。もし新卒人材紹介サービスを利用するのであれば、押さえておきたいポイントがいくつかあります。

求める人物像を明確にする

まずはどのような人材を採用したいのか、会社の中で具体的に話を詰めておくことが大事です。新卒人材紹介サービスは、その求める人物像をもとにして、マッチングする学生はいないか探します。もし求める人材が明確でなければ、新卒人材紹介サービスの担当者も探しようがありません。こちらの希望とずれた人材を紹介されてしまいます。社内にどのような人材が不足しているかを検討しましょう。場合によっては現場の社員に話を聞いてみて、どのようなところに弱点があるか、どんな人と一緒に仕事をしたいか、アンケートを取って、その内容をもとに人物像を固めていくといいでしょう。

担当者とのコミュニケーションを深める

新卒人材紹介サービスの担当者と、コミュニケーションを密に取ることも重要です。こちらの求める人物像に関して、より深く共有できます。いろいろと話をして良好な関係を構築すれば、優秀な人材を優先的に回してもらえるかもしれません。逆に、担当者に対して横柄な態度をとってしまうと、他の会社の方に優秀な人材が流れてしまう恐れもあります。相手も人間なので、気持ちよくお付き合いできるように努めましょう。

採用人数を決めておく

新卒人材紹介サービスは成功報酬なので、内定承諾しなければサービス利用しても報酬は発生しません。成功報酬制なので無駄なコストは発生しませんが、学生1人当たりの単価は割高な傾向が見られます。大体学生1人当たりのコストは50～100万円が相場といわれています。そこで採用する人数は絞り込んだほうがいいでしょう。あまりたくさん採用すると、コストも高くなってしまうからです。ピンポイントで人材を絞って採用したほうが、節約効果も見込めるわけです。

新卒人材紹介サービスの選び方

新卒人材紹介サービスで検索にかけると、いろいろなサービスがヒットします。その中でどこにお願いすればいいかで迷ってしまうでしょう。新卒人材紹介サービスを選ぶ場合には、これまでの実績数や登録している学生数などを重視して、比較してみるといいです。また、サービス内容も比較ポイントと言えます。自分の希望するサービスをカバーできているかについてチェックしましょう。

以下に新卒対象の人材紹介サービスの例を挙げておきますので、参考にしてください。

まとめ

新卒の人材を思い通りに確保するのは難しいと思っていませんか？もしそのように考えているのであれば、採用のプロの助けを借りながら、進めていくのも一考です。そこでおすすめなのが、新卒人材紹介サービスです。希望する人物像を聞いた上でマッチングする学生を紹介してもらえるので、効率的に人材確保できます。初期費用は無料ですから、気軽に問い合わせてみましょう。

ジールコミュニケーションズでは、新卒・既卒での就職活動、第二新卒、中途で転職活動をはじめ、企業向けの採用支援や学校・キャリアセンター向けのサポート支援を行っております。豊富な実績や手厚いサポートによってお客様に向き合った支援サービスをご提供いたします。
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