[最終更新日]2023年9月13日 [記事公開日]2022年5月26日
今よりいい会社に入社したい!そんな人のための転職成功法教えます
転職を目指すうえで多くの人が「今よりもいい会社に入社したい」と考えています。もっといえば、転職をしたいと思うきっかけとして「今の会社に不満があるからいい会社に入社したい」などが挙げられるでしょう。きっとあなたもその一人だと思います。
しかし、新卒時に苦労して内定を獲得した会社よりもさらにいい会社へ入社するというのはハードルが高く、転職するにしてもどう動けばいいのかわからないですよね。そこで今回はそんな今よりもいい会社に 入社するための転職成功法についてご紹介していきます。
今よりいい会社に転職するためにはどうすればいい?
「今の会社よりも、自分にとっていい会社を見つけて転職したい」と考えた時、まずしっかりと考えなくてはいけないのは、「自分にとって、今よりもいい会社とはどのようなものか」ということです。たとえ、明確な職種は浮かんでいなくても、基準をしっかりと決めておくことで、転職活動は格段に進めやすくなります。「自分にとっていい会社」の基準を考えるには、次の3つのステップで考えることをお勧めします。それは、「自己分析で自分について知る」「今の会社についていいところ、嫌なところを考える」「自分にとって会社に求める大事な条件を決める」というものです。
まず、1つめの「自己分析で自分について知る」という点についてですが、転職活動をする上で自分に合う職種を知るためには、自分について正しく理解することが必要不可欠です。好きな仕事で生活していくことができるならそれが一番いいのかもしれませんが、「好きな仕事=適している仕事」とは限りません。大事なのは「得意な仕事」を見つけることであり、そのための自己分析が重要なのです。自分の長所や短所、好き嫌い、得意不得意などの性格的なことから、自分が持つスキルなどを改めて確認して見つめ直してみると、自分のものの考え方やアピールポイントがはっきりとしてくるので、今後転職活動をしていく上で役立てることができます。
次に、2つ目の「今の会社についていいところ、嫌なところを考える」という点についてです。例えば、社風は苦手でも上司や同僚といった周りの人間関係には恵まれていたり、仕事内容は合わなくても就業時間は理想的であったり、仕事内容は好きでも仕事先が遠かったりといったような、今いいと思えるところと嫌だと思っていることを考えてみる、ということを行います。このステップによって、自分が会社に求めていることが明確となり、「自分にとっていい会社」というものがどういうものかが、だんだんとはっきりしてきます。
最後に、3つめの「自分にとって会社に求める大事な条件を決める」という点についてですが、2つめのステップを行うことで分かってきた「自分にとっていい会社」へ転職するために条件を明確にしておくことは、とても重要です。今好きなところはそのままで、嫌だと感じているところは改善されるように、自分の希望をまず箇条書きでいいので全て書き出してみましょう。そして、その中で譲れないところと妥協できるものに分けて、更に優先順位をつけていきます。こうすることで、自分にとってのいい会社の条件を決めることができ、転職活動をする際にたくさんの求人の中から、「自分にとっていい会社」を絞りこみやすくなります。
以上の3つのステップで、「得意な仕事」を「自分にとっていい会社」で出来るようにするための、転職活動をする準備ができます。勿論最もいいのは「好きでもあり得意な仕事」ができることですが、長く仕事を続けていくためには仕事内容以外にも様々な条件が必要です。まずは会社に求める条件の整理をしてから、転職活動に臨むことをお勧めします。
今よりいい会社の見つけ方と見極め方
転職サイトや転職エージェント、ハローワークなどを利用して転職活動をする時、たくさんある求人の中から自分の希望条件に合うものを探すということになります。それはなかなか骨が折れることであり、似たような条件の会社が複数ある場合などには、どれを選べばいいのか分からなくなり、つい「よく名前を聞く会社だから」「この会社の商品を使ったことがあるから」というように会社名で選んでしまうようなことも起こりがちです。
しかし、「今よりいい会社に転職するためにはどうすればいい?」で説明したように「自分にとっていい会社」は有名な会社であるとは限りません。求人の情報や会社のサイトを丁寧に読んだり、実際に会社説明会や面接などへ赴いたりして、その会社を確かめるのが確実な方法です。その際に、いい会社かどうかを判断するために次の3つのポイントを押さえておきましょう。
まず、1つめのポイントは、「求人の情報や会社のサイトで確かめる」ということです。どのような方針が挙げられているか確認するためには、会社の社長の談話やプロフィールを見るのも1つの方法です。例えば「自己の成長」や「会社ブランドの承継」など、どのようなことを謳っているかを見ることで、その会社の方針を知ることができます。また、給料に関することや福利厚生についてのチェックも忘れないようにしましょう。歩合制であったり、固定給に併せて歩合給が出たりと、様々な給料体制の会社があるので、やる気に直結する部分であるだけによく確かめる必要があります。
2つめとして挙げられるポイントは、「面接や転職エージェントの担当者などを通して確かめる」ということです。朝出社した後の朝礼はどのようなものなのか、終業後に飲み会などは行われるのか、勉強会などが行われているのか、リクリエーション的なものはあるのかなど、サイトの情報だけでは分からない細かなところを、質問して確かめておきましょう。例えば、いくら他の条件が良くても、飲み会が苦手で避けたいという条件があるのによく飲み会を行う会社を選んでしまっては、転職する意味がなくなってしまいます。自分の条件として譲れないところは、特にしっかりと確認しておくことが大切です。また、その会社で働いている人の年齢層や男女の割合、どのようなスキルを持っている人が多いのかなども押さえておくと、その会社の人間関係を把握しやすくなり、働きやすさを判断する大きな材料になるでしょう。
3つめのポイントは、「会社が取り扱う商品や行っているサービス、実際の社員や会社周辺の雰囲気、口コミで確かめる」ということです。例えば、新商品をどんどんリリースする会社は積極的な人物が評価されやすかったり、安全や信頼を売りとしている会社は慎重かつ正確な仕事ぶりが求められていたりすることが考えられます。また、社内見学ができるのであれば、実際に社員にも話を聞く機会を設けてもらうことも、その会社を知る大きな手掛かりになるでしょう。その他にも、情報サイトの口コミから社員の声を聞くという手もあります。ただしこの場合は全てが本当だとは限らないので、引っかかるところがあればその点を面接時に質問してみることをお勧めします。
今よりいい会社に転職するための対策法
今している仕事を辞めて転職をするというのは、いくらより良い仕事環境への期待を持っているとしても、大きな覚悟が必要であり、少なからず不安があるものです。そんな不安を消し去り、「自分にとっていい会社」への転職を成功させるためには、以下のような対策をすることをお勧めします。
まず1つめの対策は、「あまりにも好条件すぎる場合には気をつける」ということです。「希望条件に合う会社に転職したい」という転職希望者にとって、好条件の求人があればすぐにでも転職活動を進めたくなるでしょう。しかし、給料が高額であったり、いきなりいい地位につけたりというような一見ありがたい求人条件も、実は給料がそれ以上に上がりにくかったり、地位が高いがために元からいる社員に反感を買ってしまったりして、長く働き続けられない原因になることがあるのです。求人条件だけに目を向けずに、「今よりいい会社の見つけ方と見極め方」で説明したように、会社のサイトや面接、口コミなどで実情をできるだけリサーチして見極めましょう。
2つめの対策は、「転職のタイミングは自分の会社での地位で考える」ということです。転職に際して年齢的なタイムリミットに不安を覚えがちですが、転職の求人市場はそれぞれの地位別に(部長なら部長の、課長なら課長の市場が)存在するので、あまり気にしすぎる必要はありません。年齢よりも重要視するべきなのは、自分が一番求められる時期はいつかということです。それは、会社内での自分の評価が最も高まる昇進直前の時であり、こういう時に条件に合う求人があれば、今の会社と比較して転職を考えてみると良いでしょう。
3つめの対策は、「転職活動は短期決戦の方が良い」ということです。転職活動は、求人している会社をじっくり検討して行うべきではありますが、今の仕事をしながらの転職活動は、長くなればなるほど仕事の負担や経済的な不安が大きくなってしまいます。希望する条件を譲れないものに絞って、これと決めたいくつかの会社を、本命も含めて同時進行で行い、出来るだけ近い時期にすべての結果が出るようにしておくことをお勧めします。あまり時期をばらけさせてしまうと、その分転職活動の期間も長くなってしまいますし、もし先に本命以外の会社から内定をもらえたとして、本命の結果が出るまで待ってもらえるとは限らないので注意が必要です。
4つめの対策は、「入社後のギャップをなくすために下調べは入念に行う」ということです。「2, 今よりいい会社の見つけ方と見極め方」で説明したように、実際に会社を見学したり、社員と話をしてみたり、口コミを調べるなど、会社のサイト以外にも生の雰囲気や声に接することで、「入社してみたら思い描いていた職場のイメージと全然違う」ということを避けることができます。また、下調べして知っておきたいこととしてもう1つ挙げられるのは、「希望する業界における必須スキルはないか」ということです。新卒入社のように丁寧に教えてもらえない可能性が高いので、この点も事前に確認しておくと安心して転職に臨めるでしょう。
まとめ
「自分にとっていい会社」への転職は、自分にとって一大決心が必要な大きな転機であり、是非とも成功させたいものです。そのためにも、「自分は何故転職したいのか」ということを明確に自分自身が理解した上で、転職活動に臨みましょう。何故なら、思いつきで安易に転職をしてしまっては、実際に入社してみたら理想と違って後悔することに繋がったり、「嫌ならまた転職すればいいや」と転職する癖がついてしまったりする可能性があるからです。
そのようなことを防ぐためにも、転職したい理由をじっくりと考えてみて、仕事内容や給料への不満や、上司からのパワーハラスメント、人間関係など、「自分自身の力や努力ではどうにもできない今の状態を打開したい」と思えたら、転職活動を始めてみましょう。転職活動を進めて成功させるには、そのくらいの強い意志が必要です。
また転職には、成功すれば大きなメリットがありますが、勿論デメリットもあることを忘れないようにしましょう。条件によっては給料が上がるとは限りませんし、また人間関係を最初から築かなければなりません。年齢が高くなってからの転職であれば、年下の上司につく可能性もありますし、あまりにも転職をくり返せば、ローンの審査にも影響が出てくるでしょう。転職活動を始める際には、希望する条件だけに気を取られることなく、現実的に考えた時デメリットはどのようなものがあるのかも知って、それでも転職したいのかを自分自身によく確認しましょう。
「転職をしたいけれど、成功させる自信がない」という人には、転職活動を始める前に自分の価値を高めるのもお勧めです。例えば、プログラミングスクールや語学スクールに通ってスキルを身につけたり、資格の勉強を始めたりするのも良いでしょう。どのような分野に転職したいかは決めておいて、その分野で求められるスキルを高めておくと、それが自分の自信となり、転職活動をする上でのアピールポイントになります。
最後に、転職活動は1人で行う必要はありません。特に仕事をしながらの転職活動は、時間の確保がとても難しいので、転職エージェントで相談に乗ってもらったり、面接日程の調整や会社との連絡などの事務的な部分を任せたりして上手く利用すると、有限である時間を無駄なく使うことができ、効率的に転職活用を行えます。その他にも、ハローワークや求人サイトなど、様々なところで求人情報を見つけることができるので、自分自身に合った方法で、準備をしっかりとした上で、転職活動を進めていきましょう。
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