[最終更新日]2023年9月19日  [記事公開日]2021年11月29日

【営業未経験者の志望動機の書き方】好印象を狙おう!

営業所に転職したいけど、これまでの職種と全く異なることからどのように志望動機を書けばいいのかがわからないという人が多くいることでしょう。実際、これまでとは全く異なる業種への転職をする際の志望動機を書くのは難しいです。

しかし難しいと思ったままでいると転職は成功しませんので、このコラムを読んでしっかりと対策をしていきましょう。

営業未経験者が志望動機を書く際に意識すべきこと

営業未経験者が志望動機を書く際に意識すべきこと

営業職に転職したと考えている人の場合、一番のポイントは志望動機です。営業職の面接官は志望動機からその人が営業職に向いているかどうかを判断します。未経験であってもアピールの仕方次第では営業職に向いていると思ってもらえます。営業職と言ってもさまざまな業種も有り、範囲も広く、その業種にあった営業職の適性があります。

しかし基本は、自社製品や自社サービスをお客様に提案または提供する仕事です。そのためにはお客様に商品やサービスをわかりやすく説明しなければなりません。相手がわかりやすく理解しやすいように、言葉で説明できる工夫が大切です。そのためには相手であるお客様が何を欲しているか、何に疑問を持っているかなど、求めているものを理解するようにしましょう。コミュニケーションを上手く取れる工夫や、お客様に喜んでもらえる努力が分かる姿勢が大切です。

そして明確な目標を持っていることで、営業職への積極性も感じられて、面接官にやる気を見せることが出来ます。面接官に伝えるにも、明確な目標があることで、どのように行動していくのか、どうお客様に接していくのか、等を現実的な形で連想させることが出来ます。面接官が知りたいと思っている事を想像して、そこにマッチした自己PRで思っている事をしっかりと伝えることが出来るような志望動機をアピールしましょう。

また理解力や表現力も大切ですが、営業を達成すための粘り強さも必要です。相手の話を納得出来るまで聞いてあげたり、自分がしっかり理解出来るまでリサーチしたり、途中で投げ出さないという意欲を感じることが出来るような志望動機だと、面接官にもいいアピールになるでしょう。また営業職にとってお客様への丁寧な対応は大切なことです。人の名前や顔を覚えられるようにソフトなどを使って名刺管理をしたり、電話やメールの対応マナーに注意しているなど、日々の見えない場所での努力もアピールポイントです。営業職をしたいという意欲がそこからも感じ取れるような努力であると、印象もいいです。

そして、お客様は十人十色なので、一人一人違います。その人に会った対応が必要になるため、臨機応変に出来事に対処出来る事は大切です。対応力がわかるような実体験などのエピソードがあるとわかりやすいです。ただ、未経験者はそういったエピソードや経験談が少ないです。そういった経験値をカバーするために、アピール出来る資格などを取得しておくことも方法です。事務処理能力をアピール出来るようにMOS資格を取得しておいたり、様々な国のお客様に対応できるようにと外国語を身につけておくことも強みです。

好印象を狙える営業向け志望動機の書き方

好印象を狙える営業向け志望動機の書き方

自分が持っているスキルと経験をうまく面接官に伝えることが出来ると、強みを活かした志望動機になります。営業経験のある人の転職であれば、担当業務で行った内容などを踏まえて実績をアピールする事ができますが、未経験者には実務経験が無いので、持っているスキルなどで営業職に貢献できる部分と関連付けてアピールするといいでしょう。PCのスキルでも、営業職の事務処理をわかりやすくまとめることが出来て、それを利用出来る点を、わかりやすく関連付けて面接官に伝えるようにしましょう。この企業や部署に自分が必要な人材であることをアピール出来るといいでしょう。

そして何より企業側は当社を志望している理由を知りたがっています。そのため、志望している企業のリサーチをしっかりとして、事業内容を把握し、自分のスキルや経験をここで活かしていきたいという志望動機を明確にして、企業側に伝えることが必要です。明確なビジョンがあると、「やっぱり自分に合わなかった」とすぐに辞めてしまう事は無いだろうと感じられます。また採用された後の企業での活躍が連想でき、企業側にメリットをもたらすというイメージを持ってもらえます。

将来性を感じてもらえることが出来るといいです。内容は明確にできるだけ詳しくしておきましょう。実際のエピソードを交えたり、企業理念の中から自分と共感したところをピックアップして、自分のスキルや経験を交え、企業と向いている方向が同じであると伝えると、一緒に仕事をしてみたいという印象を残すことが出来るでしょう。

【例文】営業未経験者の志望動機

◆営業事務から同種営業職へ

「前職では事務として勤務しておりましたが、自分の成果がはっきりと評価され、会社にも貢献している事を実感出来る営業職に魅力を感じ当社を希望いたしました。御社の業種は幅広い企業との接点があることまた、チーム全員で成果をあげる努力をしている過程にも魅力を感じました。営業職は未経験でありますが、サポートとしての知識やチームとのコミュニケーションで積極的に取り組み、会社に早く貢献できるように努力していきます。」

◆サービス業から保険営業へ

「前職では外食サービスの接客業をしており、お客様へのスピーディーな対応やサービスや接客マナーを学んできました。しかし、もっとお客様と関われる仕事がしたいと考えるようになり、御社を希望いたしました。保険はお客様の人生に関われる商品で、お客様との綿密な打ち合わせやコミュニケーションを重視している御社の方針にも共感いたしました。接客で身につけたおもてなしの心を活かし、御社に貢献したいと思っております。」

◆サポートセンターから営業職へ

「前職では家電の電話対応業務をしておりました。家電についての様々なお問い合わせに対応できるように、機器の種類や性能などを把握し、お客様にわかりやすくサポートできるよう日々努力して参りました。そんな中で、電話ではなく直接お客様と関わりサポートできる営業職に魅力を感じ、また貴社のお客様には必ず対面で販売するという方針に共感し、当社を希望いたしました。」

◆システムエンジニアから営業職へ

「前職ではシステムエンジニアとして開発を行っておりました。スムーズな業務進行が出来るよう問題となる部分を的確に把握・指摘し、問題点をわかりやすく可視化することで作業を円滑にこなすことが出来ました。営業職でも複雑な要点を伝える場合に役立てることが出来ると考えております。システムエンジニアとしての知識は、貴社製品の技術的質問に対しても即座に対応できると考えております。」

異業種からでも転職をしようと考えるようになった理由や、その企業を志望しようと思った理由などが明確に記されています。企業研究をきちんとした上で、その方針や理念に共感したことなど、具体的な内容でわかりやすく書くことが大切です。未経験でも今までにやってきた経験の中から共通点を見つけて関連つけて書くことも、積極性が感じられます。自己PRも自信を持って具体的に伝えることで将来性を感じられます。企業の利益に繋がるようなイメージを持ってもらえる前向きな志望動機にしましょう。

営業未経験者が志望動機を書く上で注意すべきこと

営業未経験者が志望動機を書く上で注意すべきこと

営業職を未経験で志望する際は、抽象的な内容を書かないようにしましょう。面接官は何故当社を志望しているのかをはっきりと知りたいのです。「貴社将来性を感じました」や、「成長が著しいので」「共感しました」など、抽象的な表現では面接官には伝わりにくいです。企業の実績やその企業の何に将来性を感じたのか、何をみて成長を感じたのか、共感したのはどんなところなのかなど、何故そう思ったのかを具体的に書くことで、しっかり会社の事をわかって応募してきているという事も伝わります。

また入社してから教えてもらえばいいといった人任せのような内容も避けましょう。研修制度が充実しているや、貴社のノウハウを学びたいなど、会社に教えてもらうから志望しますというように取られやすい表現は避けたいものです。教えて欲しいという表現ではなく、自分に経験の無いことは積極的に吸収したいといったように、自発的に覚えたいという表現で伝え、またそれを後輩に伝えていこうとする将来性を感じさせられると、会社へ貢献していきたいという意欲が感じられます。

そのため、給料や休暇などの待遇面だけをピックアップしたような表現は、貢献度を感じられることもなく消極的な印象になります。待遇がいいところを挙げながら、その待遇を受けられるよう会社に貢献していきたいなど、志望企業の利益に繋がるような要素を伝えることも大切です。

また自分にあるスキルや経験を、その企業でどう貢献していけるかなどを具体的に挙げるといいでしょう。採用後に自社でどのように活躍していくかをイメージしやすいので、面接官がどんな業務を任せることが出来るかを想像しやすいです。将来性を感じられないのは、自信で独立したいので勉強のために志望しているとわかるような志望動機です。「将来起業したいのでスキルを習得したい」といったように自分のやる気をアピールしたつもりでも、覚えたらすぐに辞めてしまうという印象を与えます。

ただ、志望企業先によっては独立支援や企業支援をしているところもあるので、自分が志望する企業に合った内容でアピールしましょう。企業にとっては、採用後にキャリアアップしたいなど、前向きな理由で利益に繋がる内容だと印象がいいです。「前職は事務職で、自分には向いていませんでした」「人間関係で上手くいかずに転職を考えました」「残業が多い」などのようにたとえ事実であっても、ネガティブな理由を書くことはやめましょう。嘘を書く必要も無く、同じ内容でもポジティブに変換して伝えることで印象がだいぶ変わってきます。「前職の事務職で得た知識を営業で活かせると考えた」「積極的にコミュニケーションをとりチームの関係を良くしたい」「時間内に効率の良い作業をしたい」など前向きな転職理由に変換すると印象もいいでしょう。

まとめ

未経験や異業種からの転職者の志望動機には、前職までの経験や転職先企業で働く事への意欲が感じられることが重要で、積極性や将来性などが求められます。そのため、たとえ業種が違っていたとしても、スキルや経験、転職理由を具体的に伝える事が大切です。そして、自分の経験やスキルがその企業のどの部署で役に立てることが出来るかをしっかりとアピールしましょう。そのためには入念な企業研究は欠かせません。時間の許す限りしっかりとリサーチするといいでしょう。

ただ一人では限界を感じることもあります。そんな時は転職成功者や転職エージェントなどを活用するといいでしょう。転職エージェントはいわば就職活動のプロです。転職先の企業によい印象を持ってもらえるような志望動機を書けるようアドバイスをもらえるだけではなく、採用する企業側の真意を知ることも出来ます。転職エージェントは転職者と採用側の架け橋の役割を果たします。なので効率良く求人を探すことも出来るうえに、自分の適性をしっかりと見極めることも出来て、希望企業にあった志望動機を上手く伝えることが出来て転職を成功に導いてくれます。自分だけで転職活動をするよりもより有利に転職活動を進める事が出来ます。

そのためには1社の転職エージェントだけではなく数社に登録し、自分に合った転職エージェントを見つけることが大切です。そして転職エージェントで客観的に自分の市場価値を知ることも出来ます。そうすることで、志望企業に転職するには何が足りないかという事も事前にわかってきます。面接の前にしっかりとした下準備が出来ることも安心材料のひとつです。志望動機だけではなく、履歴書や経歴書の書き方も指導してもらえます。自分だけで不安に考えているだけではなく、プロの力を借りて、自分の強みを最大限に引き出し、興味を持ってもらえる志望動機の書き方で、未経験から営業職への転職を成功させましょう。

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