[最終更新日]2023年9月25日 [記事公開日]2021年10月28日
仕事に自信がない。。。その要因と転職という選択肢
仕事をしていく中でなかなか自信が持てないと悩むことありますよね。しかしせっかく頑張って手に入れた内定なわけですし、簡単に仕事を変えるという選択はできないと思います。
ただ、自信がないまま仕事を続けるのは精神的にも体力的にもつらいでしょうから、「転職」という選択肢も視野に入れておきましょう。
仕事に自信がない要因
仕事に自信がない、仕事をしていても前向きな気持ちになれないなどの不安や悩みを抱えながらも、日々懸命に努力している人がいます。仕事に自信が持てないと感じる人の原因はさまざまですが、仕事に自信が持てない人の多くは、精神的な面でネガティブに物事を考えてしまいがちな傾向にあります。例えば、同僚などと自分を比べた際に、自分よりも周囲の評価が高いと認識してしまうことで自信をなくしてしまうこともあります。同じ職場で同じ条件で働いているにも関わらず、周囲が完璧にこなすことができる業務が、自分にとっては難しいと認識してしまい、結果的に仕事に自信がもてず悩んでしまいがちになります。
職場には、特に目立って仕事ができるという逸材が少なからず存在します。自分にできないことができる人と自分を比べてしまい、自信をなくしてしまうというケースがあります。自分と同じ時間に、同じ業務をこなして同じ環境で働いているにも関わらず、なぜこんなにも差が出てしまうのだろうと自己評価を下げてしまい、気持ちを落ち込ませてしまうのです。周囲の人と自分を比べることは悪いことではないのですが、劣っている部分だけを見て判断することは間違っています。自分の良いところを、自分自身がきちんと理解することが大切なのです。
また、仕事上で過去に大きな失敗をしてしまい、それがトラウマになって仕事に前向きになれず自信が持てないというケースもあります。人間は誰しも完璧なわけではありません。仕事上でのミスは誰にでも起こり得ることです。ですが、気持ちがネガティブになりがちな人の場合、また同じミスをしてしまったらどうしようという不安や、次は失敗しないためにと慎重になりすぎてしまうことで徐々に仕事に対する自信が失われてしまう要因となってしまうのです。
トラウマを払拭することは容易ではありませんが、ミスをすることを恐れるだけでは前には進めません。マイナスに考えるよりも、新しいことへのチャレンジによる転換で仕事に対する意欲を高めるとトラウマの解消にも繋がり、自然と自信がもてるようになるはずです。
仕事に自信が持てない人の中には、根本的に仕事に対する意欲がわかずに無理をしすぎている傾向にあります。元々は完璧主義者の真面目なタイプの人が陥りやすい傾向にあるようです。できないことは素直に周囲の助けを借りることも時には必要です。できないことで自信をなくすのではなく、できないことをできることに変えるための努力で人は成長するのです。自分が努力したことに対しては、結果だけではなくその過程も含めて自分自身で評価することも大切です。
仕事に自信がない人には転職という選択肢がある
仕事がうまくいかないことで仕事に対する自信を失ってしまう人の中には、仕事に対して無理をしている人も少なくありません。部署移動などで環境が変わったり、人事で人間関係に変化があったりと理由はさまざまですが、このような場合には、悪循環に陥る前に転職という選択肢があります。これまでの職場では仕事に対してネガティブだった場合、転職することで心機一転気持ちをリセットして、1から頑張っていこうと前向きになることができます。新しい環境は気持ちを切り替えるには良い選択ではありますが、全てが自分の思い描く理想通りにいくとは限りません。転職にはメリットだけでなく、リスクがあることも理解しておく必要があります。
例えば、今の職場ではプレゼンテーションなどの資料を作る際、アシスタントがついてデータ収集や見栄え良く資料作成をしてくれていたとします。それが転職先では全てが自分1人で行う業務と定められているかもしれません。また、パソコンなどのトラブルの際にも、今は専門に対応してくれる部署がありすぐに解決できるのに対し、転職先では専門部署がなく、自分自身で解決しなければならないかもしれません。
今の職場と同じスキルで仕事をしても、転職先で今の職場と同じ給与がもらえるという保証もありません。転職の際に条件を確認していたとしても、実際に入社した後、求められるハードルが想像以上に高かったなどというケースも少なくありません。今の環境に不満があったり、うまくいかないことがあるのと同様に、転職先の会社でも同じことが起こり得るという認識は捨ててはいけません。決して自分の理想が詰まった職場であるという確約は得られないからです。
こういったケースをなくすためには、転職をする際にきちんと自分自身を見つめなおし、考える時間を十分に持つことが大切です。自分は新たにどんな仕事に就きたいのか、何を求めて転職するのか、自分の希望する求人があるのかなど、転職先を真剣にリサーチする時間もしっかり確保しましょう。特に転職経験がなく不慣れな人は、転職先のリサーチ不足になりがちで、労働環境に問題がある職場や今の職場と同様に合わない職場を選んでしまう可能性が高くなるのです。
そうならないためにも、より良い転職先をリサーチするためには信頼できる求人サイトや転職をよりスムーズに行うためのフォローをしてくれる転職エージェントなどの利用がおすすめです。転職エージェントは、自分の希望する職場により近い条件の求人を紹介してくれたり、入社試験の際の面接対策などをサポートしてくれる心強いサービスです。転職に不慣れな方でも、安心して転職活動が行えるように全面的にサポートしてくれるので、1人ではないという不安の解消や、モチベーションを上げることにも繋がります。親身になって相談にのってくれる転職のプロに頼ることは、失敗しない転職を行う秘訣と言えます。
仕事に自信が持てる職種・企業の探し方
自分に合った仕事に就きたいと考える人は多いかもしれませんが、実際にどんな仕事が自分に向いている職種なのかを見極めることは簡単ではありません。自分が向いている仕事を見つけるためには、まず自分自身を知ることから始めると良いかもしれません。
その方法として、まずは自分が苦手とする業務や職種などを書き出してみてください。人と話すことが苦手であれば接客業は除外するなど、大まかでも良いでしょう。除外した職種はリストから外すというイメージで、次に除外した職種以外の中から、自分が得意とすることが活かせると考える業務や職種を書き出してみます。そうすることで、自分が仕事に意欲的になれるイメージをわかせ、自分に適した職種や企業を選択することがしやすくなります。
自分に適した職種がある程度明確になった後に、転職サイトや求人サイトに掲載されている募集内容等をくまなくチェックしていきましょう。その中で、興味を持てる仕事や企業をピックアップしていきます。逆に興味の持てない仕事を目にした際にも、なぜ興味が持てないのかという理由を明確にしていくことも重要です。
例えば、スキルや実務経験がないからやりたくない、過去に経験しているが自分にとっては難易度が高い業務だったため意欲が持てないなど、やりたくないという理由の共通の要素を自分自身で認識する作業を行います。一見無駄に思えるかもしれませんが、やりたくない仕事に対する自分の意見や考えをまとめることで、自分でもできそうな仕事を明確にするための糸口が見えてくるのです。
仕事をするうえで大切なポイントは、その仕事を長く続けていけるかどうかも重要となります。転職して向いてなければまた転職を考えれば良いだけの話だと考える人もいるかもしれませんが、それができるのは年齢が若い間の一時だけです。歳を重ねるにつれて、転職のハードルはどんどん上がっていきます。そのうえ、転職を何度も続けていることが転職するうえでマイナスになることも考えられます。
本当に就職したいと思う企業と出会えた時、面談などで転職の回数が多いことが『忍耐力のない人』などと思われてしまい兼ねません。うちに就職してもまたすぐに他へ転職してしまうのではないかと思われてしまうこともあるかもしれません。一概には言えませんが、そのようなことにならないためにも、転職する際はその仕事に没頭できる程の魅力と適性があるかを見極めることも大切です。
また、過去に自分が行った業務で、周囲から高く評価されたものを振り返ってみることも、仕事に自信が持てる職種を見極めるために参考にして欲しいポイントです。自分がその業務を好きか嫌いかという気持ちとは関係なく、業務に対しての評価が高い仕事は、適職となり得る可能性が高いと言われているからです。物を売るという事に関しては苦手意識があるが、人と話すことが好きであったりコミュニケーション能力に長けていることで、営業成績や売上貢献ができていたなどがあげられます。
自分の気持ちはどうであれ、仕事上ではきちんと成果が出ていたという事実があることこそ、自分にとっての天職である可能性があるのです。また、自分が無意識にとった行動で周囲から高い評価を得た、自分だけの成果ではないが、チームでの仕事で自分の行動が結果的に成果を上げることに繋がったなど、何気ない場面で自分に適した業務内容が何かという答えを導くきっかけがあるかもしれません。これを踏まえたうえで、自分にとって自信をもって取り組める仕事は何かということを見出す近道になるでしょう。
まとめ
仕事に自信が持てないと悩むことは、決してマイナスなことばかりではありません。自分自身を改めて見つめ直すきっかけとなることもあるからです。自分が本当に望むのは今の自分の姿とどの程度のずれがあるのか、自分は今の仕事をしていて何か得るものがあるのかなど、なんとなく生活しているという状況では考えることはほとんどないと言えるでしょう。仕事に自信が持てないことで、さまざまなことに対してネガティブに考えてしまいがちになると、それこそ悪循環となってしまいます。仕事以外の場面でも、マイナス要素と周囲に受け取られてしまうかもしれません。
そんな状況を変えるためには、まず今の自分にできることから考えてみましょう。無理をする必要はありません。自分が今やりたいこと、もし今の仕事に就いていなかったらやってみたかったこと、子供のころに夢見ていた職業はなんだったかなど、些細なことでも書き出してみてください。まずは自分を理解し、認めることが大切なのです。
できないことをさがすのではなく、自分は何がしたいのか、何ができるのか、どんなことに自信をもって取り組めるのかを考えてみてください。得意なことや好きなことのレベルにはこだわらず、純粋に自分自身を振り返ってみることがポイントです。また、自分のことを良く知る周囲の親しい友人や両親などに、自分の良いところや得意と思うこと、逆に弱い部分なども含めて意見を聞き、第三者の目で分析してもらうことも良いかもしれません。客観的な意見を聞くことで、自分の知らない意外な一面を発見できたり、思い出すことができなかった自分の好きなことや特技などを再認識できるきかっけになるかもしれません。
今の職場では見つけることができなかった自分に向いている仕事と出会うためには、経験やスキルにこだわらず、自分の好き嫌いなどを見極めることがポイントです。そこから自分にできる仕事を選択し、視野を広く持って探すことを意識してみてください。これまで関心を持ったことのない業種にも興味がわいたり、チャレンジしたいと意欲的になれる職種に巡り合うことができるかもしれません。決してネガティブに考えすぎず、自分自身が意欲的に取り組める仕事と出会うまでの時間を十分に確保し、天職となる職場探しを目指してみましょう。仕事に自信が持てないという悩みを解決するための近道は、天職となる仕事との出会いと言えるのではないでしょうか。
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