[最終更新日]2023年9月25日  [記事公開日]2021年10月28日

仕事は頑張らない方がいい?仕事への向き合い方と「転職」という選択肢

仕事が辛すぎて無理。そう思う人は仕事を頑張りすぎているといえるでしょう。仕事を頑張りすぎてしまうからこそ仕事が辛いと感じてしまい、仕事に対するモチベーションを低下させています。

しかし仕事って頑張らない方がいいんですよ!なぜそうなのか、また新たな道として「転職」という選択肢に対する考え方についても合わせて解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

仕事は頑張らない方がいい理由

仕事は頑張らない方がいい理由

生活していくのに仕事をするのは必須です。個人差はあるものの、時間だけを見ても1日の多く、人生の多大な時間を占めてしまうのが仕事です。朝9時から夜17時まで働くとすれば、お昼休みを入れて拘束時間は1日8時間となり、人生の3分の1近くを仕事が占めるということになります。もちろん、その他に通勤時間もありますし、残業をすることもあるでしょう。そう考えてみると、仕事がもしも辛いと感じているなら、人生そのものが辛くなってしまいます。

入社したての頃などは、環境に慣れるだけでも大変で、仕事を覚えていくのには多くの時間がかかるものです。フレッシュな気持ちで、早く活躍できるように頑張ろうという風に考える人がほとんどかもしれません。仕事を頑張ればその先にはさまざまなことが実現していく、と明るい未来を想像しているわけです。

しかし、次第に現実がわかってくると、そうでもないことに気づいてくるものです。例えば、必死に頑張った結果として成績が上がっても、さらに上を目指すことを期待されるなど、まるで永遠に続くかのように思えてしまうことでしょう。しかも、どんなに頑張って成績を上げたところで、給料が見合った額にアップすることはあまり期待できません。頑張り続けたとしても、雀の涙のような手当がついた役職が与えられるくらいだった、とはよく聞く話です。役職がつくと一般的には残業手当は出ないので、ひょっとしたら昔の頃の方が手取りは上だった、ということになりかねません。もしも頑張り過ぎて体調を崩すなどということがあれば、元も子もないのです。

つまり、仕事は生活していくためにするものなのに、仕事を頑張っても給料はほとんど増えないということになります。しかも不思議なことに、仕事というのは頑張れば頑張るほど増えていきます。まさにドツボにはまるようなもので、頑張るほど負担は増えていってしまうのです。何故かと言えば、仕事は信頼されて頼りにされる人に回ってくるからです。仕事ができない人とできる人がいれば、上司は大変な仕事ほど、仕事ができる人に任せるようになります。仕事ができない人に頼んだところで上手く進めてくれるはずはないし、そうなれば誰かがまた一からやり直さなければならなくなるからです。それで給料が上がればやりがいができるというものですが、現実はそうとは限らないのです。

逆に、仕事を頑張らないでいたらどうなるでしょう。しばらくすると割り振られる仕事は減ってきて、あなたは簡単な仕事をゆっくりと時間をかけてするはずです。それで給料が変わることはありません。こうなってくると、給料が同じなのですから、頑張らない方が良いということになります。仕事を頑張り続けていれば、たいていはストレスが増えていきます。その結果、前述のように体調を崩してしまって、うつ状態に陥ることも少なくありません。それから、そもそもの給料が非常に安いというのは、仕事を頑張らない方がいい理由になります。どれだけ残業しても残業代が出ないというのも理由になりますし、福利厚生が不十分というのも同じことと言えるでしょう。

仕事を頑張らない方法

仕事を頑張らない方法

仕事をするからには、頑張るのは当然のことと思い込んでいる人はたくさんいます。「石の上にも三年」ということわざは、氷かと思うほど冷たい石でも、辛抱強く3年座り続けていれば温まってくる、という意味です。誰かに相談して、仕事もこれと同じことだから、始めたばかりの今はとにかく必死で頑張れ、などというエールを受けた人もいるのではないでしょうか。しかし、どんな場合もこのことわざが当てはまるかと言えば、そんなことはありません。仕事を頑張らなくなった結果、仕事に行くのがそれほど苦でなくなり、ストレスが減って楽しい日々を過ごせるようになったということはあるのです。人生の3分の1近くにも及ぶ仕事が辛くなくなるのなら、こんなに良いことはないでしょう。

とはいえ、これまで頑張らなければならないという思いのみで働いてきた方には、仕事をどのように頑張らないでやれば良いのか、わからないはずです。まずは、目標に「頑張る」という内容を入れないようにします。仕事のハードルを下げるようにし、これだけできれば十分、という風に変えていけばよいのです。実行してみると、仕事は何も大げさなものではなかったことに気づいてくるはずです。もしそれ以上の仕事が来たら、他の人に頼むようにします。これも、慣れてしまえば少しずつコツがわかってくるものです。完璧などは決して目指すべきものではありません。このようにしていれば、仕事がストレスとはほとんど関係ないものとなっていきます。

どうしてもつらいときは「転職」しよう

どうしてもつらいときは「転職」しよう

しかし、どうしてもつらいときは転職を考えてみましょう。心身に変調をきたしているのならまずはゆっくりと休み、人生をやり直すために転職をしてみるのもおすすめです。仕事が辛いと感じている人は決して少なくありません。辛いと感じるのは甘えでも何でもないので、自分の感情をそのまま受け止めましょう。

原因を突きとめて、改善できるものは改善するべく働きかけます。改善されて同じ職場で働き続けられるのなら、それに越したことはありません。しかし、改善される可能性はそれほど高くないかもしれません。そのようなときには、自分の体調を第一に考えて、転職の方向に持って行けば良いのです。

転職をすれば、仕事だけではなく、人間関係も一新されますし、社内の雰囲気もまったく違ったものになります。給料も違ってきますし、休みの取りやすさなども当然違ってきます。辛いと感じたときに、転職はもっとも効果のある解決ルートと言えるのです。

転職は単なる逃げではありません。次もまた似たようなことになるのでは、といった不安な気持ちが湧いてくるかもしれませんが、ここは勇気を持って、一歩踏み出すべきときです。給料が安すぎて生活が大変という場合も、きちんと転職先を選べば、辛い状況から抜け出すことができるでしょう。生活が保障されると、心から安心して人生を進めていくことができます。仕事に行く気持ちも明るいものとなっていくはずです。仕事をするのは毎日の生活のため、というのは明白なことなのです。

以前の会社では社風になじめなかったという方も、自分に合うところに転職すると、居心地が良くなって、仕事へのストレスが大幅に減ることがあります。そこにいる社員も、だいたい同じような気質の人が集まるからなのでしょう。みんなの価値観がだいたい似ているので、何かが噛み合わないといったストレスの蓄積がなくなるのです。そのためにも、転職のときには会社の理念やビジョンといったものをしっかりとチェックしなければなりません。自分に合った環境であれば、同じところに長く働き続けることができて、今度こそ有意義な人生を送ることができるでしょう。新しい同僚や上司と出会い、人生が様変わりしたという人はたくさんおり、転職は自分が大きく成長できるチャンスにすることができます。

特に、現在の会社のモチベーションが低いと感じるタイプの人は、飛躍のきっかけにできる可能性大です。仕事にやりがいを求めたい人にとっては、社員みんなのモチベーションが高いことは重要な要素です。転職先が頑張りを評価してくれる会社であれば、仕事が辛いと感じることが少なくなると考えられます。評価制度が整っている会社は大手がほとんどになりますが、ベンチャー企業などにヘッドハンティングされるというのも願ってもないことです。適切に評価されて入社するのですから、大きく飛躍を遂げるチャンスでしょう。

仕事に意欲的に取り組んでいる方なら、転職により年収は大きくアップする可能性があります。自分の価値をどんどん高めていけるよう、転職先ではより緊張感をもって仕事に取り組めるはずです。また、同じ業界で仕事の内容がまったく変わらないという場合でも、大手や外資に転職したというだけで、年収の大幅アップが見込めるものです。何もかもが同じということはありませんので、環境が変わったことで自然にスキルアップできる可能性も高いです。

違う環境に身を置くことで視野が広がるというのもメリットで、その結果、自分のスキルを再確認することができるでしょう。仕事の価値観も変化することが考えられますし、人生そのものの転機になったと感じる人はとてもたくさんいます。会社と自分の関係というものがわかってきて、メリハリをつけた働き方ができるようにもなるでしょう。

今までの評価が良くなかった方も、同じ環境では改善が難しくとも、転職すればそこから新しいイメージ作りをリスタートさせることができます。新しいキャリアを形成できるのは転職の大きなメリットなのです。今の会社で認めてもらえないなら他に行っても同じだろう、などとは思わないようにしましょう。疲労困憊していると前向きに捉えられなくなるのは、よく聞かれる話ではないでしょうか。残業ばかりで、休日も出社を強いられるといった状況では、それも無理のないことです。

しかし、そんなときこそ、勇気を持って退職の意向を伝えるべきです。うまくいくか不安な方は、退職代行や転職エージェントという手段もあるので、諦める前に相談してみることが大切です。退職代行は、退職の意向をあなたに代わって伝えてくれるところです。また、転職エージェントには頼りになるキャリアアドバイザーがいて、あなたの味方をしてくれます。いずれもさまざまなケースに対応してきたツワモノが揃っているので、迷っているなら相談してみるのがおすすめです。

キャリアアドバイザーなら、転職が自分にとってどういうものになるか、具体的に示してアドバイスをくれることでしょう。キャリア形成のために、これからどんなことが必要かといったことも、豊富な経験から道を示してくれます。今のスキルがあるとどんな業種で活かせるかなど、自分では見つけられなかった可能性を拡げてもくれるものです。逆に、もしかしたら、もう少し今の職場で経験を積んでおいた方が良いのでは、といったアドバイスをもらうこともあるでしょう。そのような場合も、自分に合っていて信頼できるキャリアアドバイザーだと思えば、その後も引き続き相談に乗ってもらって転職につなげていくこともできるのです。

海外では、以前から転職するのはごく当たり前のことで、転職によって自分の価値をアップさせて、収入を増やしていくというパターンが一般的と言われています。日本でも同じ傾向がなりつつありますし、今後は副業が増えていくなど、さまざまな変化があると考えられます。

転職エージェントは、ネットを検索するとさまざまなところがヒットします。特に、20代など経験の浅い方が転職を考える場合、リクルートエージェントは選択肢の一つとしておすすめです。リクルートエージェントは、掲載している業種・職種が幅広いというだけではなく、非公開求人をたくさん抱えているという特徴があります。そのため、自分の希望するところに、より良い条件で転職できる可能性が高くなります。また、全国から利用できるので、郊外から中心部への転職や、地元に帰っての転職など、さまざまな条件を満たしてくれます。模擬面接なども実施してくれるので、経験の浅い方にはもってこいの転職エージェントです。

それから、マイナビエージェントも、20代や第二新卒の転職におすすめです。こちらも非公開求人の数が多く、キャリアアドバイザーが親身になって、転職までサポートしてくれるでしょう。初めての転職でも自信を持って臨める体制が作られており、30代にもおすすめの転職エージェントです。

まとめ

仕事を頑張ることに意義が見いだせなくなったら、頑張らない仕事の仕方を実践してみるのも一つの方法です。それでもまだ辛いと思うなら、転職も視野に入れていくと良いでしょう。

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