[最終更新日]2023年9月29日  [記事公開日]2021年7月27日

第二新卒の転職の現実とは?厳しいといわれる理由と受かるための対策法

新卒入社早々に退職することで「第二新卒」としてこれから転職活動していく人にとって、転職の厳しさは気になることだと思います。

実際、新卒時と比べれば第二新卒としての転職活動は厳しいでしょう。ではそんな厳しい第二新卒としての転職活動を乗り越えるためにはどうすればよいのでしょうか。

今回このコラムではそんな第二新卒の転職の現実から見る厳しさについて解説していきます。

第二新卒の転職が厳しいといわれる理由

第二新卒の転職が厳しいといわれる理由

第二新卒者でも採用してもらえることは可能ですし、企業の中には第二新卒車を積極的に採用しているところもあります。それにもかかわらず、なぜ第二新卒者の就職活動はまだまだ難しいと言われるのでしょうか?

まず考慮すべきポイントは「新卒時の就活と同じだと思っていないか」という点です。新卒者の就職内定率は80%を超えています。それに加えて、大多数の企業が新卒を一括採用していますから、必然的に書類選考を通過する率も高くなります。

しかし、新卒での就職活動と転職活動は別物です。一般的な就活は、書類通過率が低い傾向にあります。平均的な通過率は30%前後でしょうか。その理由は、新卒採用と違って、欲しい人材をピンポイントでしか採用しないし、そもそも採用する人数自体が少ないからです。応募しても応募しても通らない、そのような状況が続くと「第二新卒での就職は厳しい!無理かも」と感じる人が多いのも頷けます。とは言え、逆に言えば、会社にとって必要な人材だと感じてもらえるように対策さえすれば、面接を通過できる可能性は高まります。

例えば、ある会社が求人募集をかけたところ、似たような経歴の2人が面接に来たとします。2人とも前職での待遇に不満があるために転職するわけですが、1人目は「前の会社は残業が多すぎて辛かったため、会社を辞めました」と説明し、もう一方の応募者は「~のような仕事がしたくて入った会社でしたが、願っていた仕事をすることができず、やむなく転職することにしました」と説明するとします。

この二者のうち、どちらが受け入れられやすいかは明白ではないでしょうか。仮に残業が多いので辞めたという理由が本当であっても、「うちの会社でも残業が出ればまた辞めるんだろうな」と感じさせてしまい、「この会社で長く働いてくれるだろうか」という不安を抱かせることになりかねません。

また、志望動機と退職理由に一貫性があることも大切です。先程の例で挙げた2人目の退職理由は願っていたような仕事ができなかったというものでしたが、志望動機も退職理由に沿って「今までできなかったことが新しい会社でならできると考えた」と説明するなら、やる気があると感じさせることができます。このように、大切なのは一貫してつながりを持った形で話をすることだと言えます。

さらに注意が必要な点として、自分のイメージダウンにつながるような発言、説明は控えるようにしましょう。「上司が大変」「残業が多い」などの理由で辞めてしまったことは理解できます。しかし、面接ではこうした事情を話す際には注意が必要です。特に、志望動機の欄に前職の愚痴を書くのは会社に悪印象を与えかねませんから、避けるようにしましょう。また、前職がどうであれ、その会社を選んで就職したのは自分自身だということも覚えておくべきです。何社もあるうちで、自分が最終的に選んで入社した会社の文句を言いすぎると、面接官のイメージダウンにつながります。自分の言動に責任を持って、前向きな転職を目指しましょう。

第二新卒で就職活動に苦労した23歳の男性の具体例です。この男性は大学卒業後、不動産販売会社に就職しましたが、会社の厳しいノルマに苦労し、入社半年後には転職を決意しました。今度は営業以外の仕事をしてみたいと思い、事務職を中心に転職活動を行ったのですが、仕事の合間を縫って受けた面接は全て失敗に終わりました。

半年間努力を続けましたが、どこからも内定を得ることができないまま、結局、不動産業の仕事も耐えられなくなり、辞めてしまいます。とはいえ、生活していかなければならないため、とりあえずフリーターになりますが、転職活動に疲れた男性は現在も就職できないまま、フリーターとして働き続けています。

この男性が第二新卒での就職に失敗した理由をまとめてみると、5つの点を挙げることができます。1つ目は倍率の高い事務職を目指したこと、2つ目はとにかく営業が嫌だという思いから就活を始めたため、志望動機が曖昧だったことがあります。その他にも、自己分析を行っていなかった、企業分析することなく事務職に絞って就活をした、とりあえずフリーターになる道を選んでしまったことなども敗因になりました。

第二新卒の転職の現実とは?

第二新卒の転職の現実とは?

第二新卒者の転職で覚えておきたい現実の一つは、職務経験がないことです。前職での勤務期間が短いため、スキルや経験に乏しい現実があり、結果として転職時に自分の長所をうまくアピールしにくくなってしまいます。前職の期間が短ければ短いほど、話せるネタが少なくなります。仕方なく学生時代の話をする人もいますが、これでは前職から何も学んでいないという印象を与えてしまいますので、あまりお勧めできません。

すぐに仕事を辞めてしまったというのも、第二新卒者にとっては厳しい現実です。第二新卒者は、総じて仕事をすぐに辞めてしまう人だと思われがちです。採用担当者によっては「根性がない」「計画性がない」「気に入らないことがあると逃げる」などと思われてしまいます。このような状況は面接を受ける際に不利になりますが、会社に正直に話さないと信頼関係が築けない可能性があるので、情報のコントロールには注意も必要です。

第二新卒者の現実の別の面は、どうしても新卒者に負けてしまうことです。会社が大きくなればなるほど、新卒者は優遇されます。これは、日本に「新卒至上主義」が残っているからです。新卒者と一緒に就活をすると、非常に不利になります。どんなに優秀な新卒者であっても、新卒至上主義が残っている会社に就職することは難しいのです。

さらに、第二新卒者の就職活動は孤独と言えます。学生時代のように一緒に就活をする友がいないため、一人で黙々と就活をすることになります。そのため、なかなか就職先が見つからないと心が折れて、フリーターになってしまう人もいます。孤独との戦いも、第二新卒者の辛いところです。とは言え、第二新卒は厳しいと頭ごなしに言い切ることも危険です。思い込みや誤解でせっかくのチャンスを逃さないためにも、正しい情報を見分けることが大切です。

例えば、よくある誤解の1つ目が、転職回数が多いと不利になるという情報です。新卒で入社して終身雇用されるのが当たり前だった時代には、転職は珍しいことであり、不利だと考えられていました。何度も転職する人は、その会社に長く居られないと思われていたのです。しかし、現在では、キャリアアップのために積極的に転職する人が増えています。企業側も、様々な経験を持った人の採用をプラスに考えています。したがって、何度も転職することは必ずしもデメリットではありません。

採用の背景によって、例えば会社で重要な役割を果たす人材を採用したい場合には、転職回数が多いことが不利になることもあります。多くの企業は、社員に一生とは言わないまでも、できるだけ長く働いてもらいたいと考えています。とは言え、仕事内容にふさわしい経験やスキル、実績があれば、転職回数が障害になることはないということを覚えておきましょう。

2つ目に誤解されやすい点として、今の仕事を辞めてから転職したほうが都合がいいという情報があります。忙しいビジネスパーソンであれば、転職のための時間を確保するのは難しいでしょう。また、現職中に転職活動をするのは失礼ではないかと考える人も多いでしょう。そのため、「今の仕事を辞めてから転職活動をするのが当たり前だ」と思い込んでしまうこともあります。

しかし、すぐに新しい仕事が見つかるとは限りませんし、待てば待つほど収入は収入は減り、空白の時間を生まれることになります。そのため、在職中に転職活動をしたほうが不利になりにくいと言えます。転職エージェントに登録すれば会社選びや面接の手配を代行してくれますし、推薦制のサイトを利用すれば、より効率的に希望の仕事を見つけることができます。さまざまなサービスを利用して、できるだけ効率的に転職活動を行うことが望ましいでしょう。

よくある誤解の3つ目は、適材適所の仕事しか探せないという点です。転職者は誰でもある程度の仕事の経験があります。そのため、中途採用では「即戦力」を重視した採用を行うことが多いです。しかし、必ずしも即戦力となる人材だけを求めているわけではありません。

実際、求人サイトでは「未経験者歓迎」「第二新卒者歓迎」などの求人情報をよく見かけます。これらの求人は、経験の有無にかかわらず、誰にでも門戸が開かれているのです。なぜでしょうか。一般的に、企業で働いた経験があれば、基本的なビジネスマナーや論理的思考が身についているはずです。新卒者を一から育てるよりも、未経験分野でも社会人経験のある人を採用したほうがメリットがあると見なされるのです。

このように、自分の可能性をあきらめずに未経験の仕事を探せば、きっといい会社を選ぶことができるはずです。転職に関する情報は膨大にありますが、重要なのは、多くの情報の中から自分に合ったものを選ぶことです。思い込みや根拠のない噂に惑わされることなく、しっかりと見極めるようにしてださい。

第二新卒の転職を成功させるための秘訣

第二新卒の転職を成功させるための秘訣

まず必要なのは、自分の目的、将来やりたいこと、できることを棚卸しすることです。要するに自己分析です。実はこの部分を甘く見て、しっかりとした自己分析ができていないと、自分が何を求めているのか、何を実現したいのかが曖昧になってしまい、会社選びで失敗する可能性が高くなってしまいます。苦労して転職を繰り返すのは嫌でしょう?新卒で就職活動をしていたときに、勧められて自己分析をしていると思いますが、その時のことを思い出して、もう一度今の自分について自己分析してみるようにしましょう。

次に、明確な志望動機を準備しておくことです。志望動機には、応募する企業についての研究成果を盛り込むことが大切です。会社の特徴をただ説明的に並べるような内容では納得させることはできませんし、自分にとって便利だから、地元にあるから、というような自己都合の動機でもいけません。大切なのは、志望動機が退職理由とつながっていること、応募する先の企業でしかできない理由があること、そして将来の展望も関係を持たせることです。

正直なところ、この部分は応募の中でも最も準備に時間がかかる部分です。しかし、志望動機で面接官を納得させることができれば、間違いなく面接を突破することができるでしょう。そのような意味でも、明確な志望動機の構築に時間と労力をかけるのは、第二新卒の転職成功の鍵であると言えます。

最後、どれほど周到な準備をして就活に臨んだとしても、面接での第一印象が悪ければ失敗する可能性があります。メラビアンの法則というものがあり、人の印象の70~80%は出会ってから3~5秒で決まると言われています。面接官も人間です。明るくてさわやかな人を好むのは当然のことです。そのため、「もう二度と会えないのだから、恥を捨てて全力で挑もう!」という気持ちで面接に臨むことをおすすめします。

まとめ

このように、第二新卒が転職を考える際には、様々な現実を見極めることが大切ということでした。とは言え、現実が厳しいイコール就職が不可能な訳ではありません。しっかりと対策を講じ、必要な部分で見方や考え方を調整することで、第二新卒の転職を成功させましょう。

ジールコミュニケーションズお問い合わせ

ジールコミュニケーションズでは、新卒・既卒での就職活動、第二新卒、中途で転職活動をはじめ、企業向けの採用支援や学校・キャリアセンター向けのサポート支援を行っております。豊富な実績や手厚いサポートによってお客様に向き合った支援サービスをご提供いたします。
お問い合わせよりお気軽にお悩みや希望をご相談ください。

問い合わせから相談する