[最終更新日]2023年10月2日 [記事公開日]2021年6月2日
フリーターから正社員にはなれない?いえ、正社員になる方法教えます
フリーターから正社員になれない。そんな噂を聞いたことありませんか?
フリーターってなんとなくだらしないイメージがあったり、「正社員になれない欠点がある」と思われているんじゃないかという不安から正社員になれないという噂が本当なのではと不安を抱いているのではないでしょうか。
では実際、フリーターから正社員になることはできないのでしょうか?
今回のコラムではそんな、フリーターから正社員になれないという噂の真相についてご紹介していきます。噂の真相から正社員になるための条件、内定獲得を目指すために必要な準備などをご紹介していますので、フリーターから正社員を目指す人はぜひ最後までご覧ください!
「フリーターから正社員になれない」という噂の真偽
世の中では、「フリーターから正社員になれない」という噂がまことしやかに囁かれています。確かにフリーターが正社員になるのは、新卒の場合と比べて難しいかもしれません。しかしある調べによると、29歳までにフリーターから正社員になった人は約30%というデータがあります。フリーターが正社員になることは不可能なことではありませんから、最初から諦めるのではなく、正社員を目指して就職活動をしてみることをおすすめします。
今現在、フリーターの方が稼ぎが良いし、何より時間に縛られることがないので自由な時間が多いと思っているかもしれません。確かに仕事の内容によっては、フリーターの方が収入が良かったり、休みを取りやすかったりするかもしれません。
しかしその状態が続くのは概ね20代までであり、30歳を過ぎてくるとしだいに逆転の現象が出てきます。正社員であれば、最初こそあまり高い給料でなかったとしても、毎年昇給していくところがほとんどですから、30歳になる頃にはある程度の額の基本給になっているでしょう。収入面での不安を払拭したいのであれば、できるだけ若いうちに正社員になるための転職活動をした方が良いのです。
ではなぜ、フリーターから正社員になれないという噂が存在しているのでしょうか。それは多くの採用担当者が、フリーターに対してネガティブな印象を持っているからです。フリーターとして働くことを選んだということは、そもそも正社員になるつもりがなかった、つまり働く意欲がなかったのだろうと思われてしまうのです。
フリーターとして働くと、時間の制限が正社員ほど発生しないというメリットがあります。仕事の内容によるとは思いますが、正社員よりも割と自由に休みが取れたり、働く時間を変更できたりします。そのため採用担当者からしてみれば、フリーターは毎日ダラダラ生活をしているのではないかという風に見られてしまうのです。
つまり目的を持って生活をしていないのが、フリーターであるというネガティブな印象を持たれやすいので、フリーターであるということだけで、門前払いされるケースも少なくありません。
たとえ、自分がフリーターになった理由が、正社員になってバリバリ仕事をしたくなかったからとか、会社に縛られたなかったからだったとしても、決して面接の時に採用担当者にありのままを話してはいけません。最初はネガティブな理由でフリーターになったとしても、それを微塵も疑わせないほど、強力な理由を伝えることができれば、採用担当者の心を鷲掴みすることができるでしょう。
例えば、レーサーの井原慶子さんは、世界最高峰のレースであるル・マン24時間レースに女性で初めてチャレンジした人です。彼女は、最初レースクイーンをしていたのですが、本気で人生を生きるレーサーの方々に接することができたことで、自分の魂に火がつき、それから1年間の間色々なアルバイドを掛け持ちしました。そして見事1,000万円を貯めて、それを元手にしてフェラーリを購入し、レーサー人生をスタートさせたのです。
井原慶子さんほどの強力な理由を述べることができるフリーターはそういないかと思われますが、それでも彼女がフリーターを選んだ理由を参考にして、自分も目標があって、あえてフリーターの道を選びましたと言うことができれば、採用担当者が自分に興味を持ってくれるでしょう。
それからフリーターが採用担当者に相手にされにくい理由として、教育に関するコストがかかると思われていることが挙げられます。フリーターとして自由に生きていた人の教育は時間がかかると思われていますから、具体的な例を挙げながら「自分は積極的な人間で、どんな新しいことでもすぐに会得してしまいます!」と柔軟性をアピールすると良いでしょう。
フリーターから正社員になるのに明確な年齢制限はありませんから、いつでも正社員への就職活動を行っても良いでしょう。しかし正社員への道は30歳を過ぎると途端に狭くなります。30歳を過ぎてくるとスキルや経験が問われることが多くなりますから、ずっとフリーターという経歴では会社が門前払いをする可能性が高いです。もし今フリーターで、正社員になろうかと考えているなら、出来るだけ早く行動に移しましょう!
フリーターから正社員になるための条件
フリーターから正社員になるためには、やはり将来に対して明確な意思が必要です。ただ漠然と「将来が不安だから安定したいから正社員になりたい」という気持ちで就職活動をしても、うまく行かないでしょう。そのような考えで行動をしていると、たとえ安定思考を口に出していなくても、採用担当者はプロですから見抜いてしまいます。
自分はこの会社に入社して何をしたいのか、どのように会社や社会に貢献していきたいのか明確なビジョンを持ちましょう。フリーターになる前は、このような考え、つまり会社や社会に貢献するというビジョンを持ちあわせていなかったかもしれませんが、フリーターという経験を通して仕事に対する何かしらの考えを身につけたはずです。
それを実現するために、自分はどのような仕事をしていきたいのかそれを表現してみましょう。明確なビジョンを採用担当者に熱意を持って伝えることで、正社員への道が開かれるはずです。
明確なビジョンを持つことと同時に考えて欲しいのが、自己分析です。自分はどのような考えを持った人間で、どのようなスキルを持ち、何が得意で何が苦手かを書き出してみましょう。時には他人からの評価も参考にしてみると、より客観的な自己分析ができるでしょう。
自己を的確に把握することで自分の適性がわかりますから、より自分の希望にマッチした会社を選びやすくなります。またスキルや経験にふさわしい仕事も見つけやすくなるので、自己分析は必ず行いましょう。
自分のことは分かっているつもりでも、改めて自己分析をしてみると、意外に分からないものです。自分だけでは自己分析がうまくいかない場合は、ネットやアプリなどで使える無料の自己分析ツールを使うことをおすすめします。実に多くの内定者が利用している優れたツールですから、使ってみて自分という存在を知ってみましょう。
正社員になろうと決めたら、すぐに採用までのプロセスを計画してみましょう。やみくもに会社に応募してみても、数打ちゃ当たるということはあり得ません。正社員になると決めたのなら、いつまでに転職を成功させるか逆算して、いつまでに応募をするとか、いつまでに会社を訪問する、引き継ぎをするなど計画していきましょう。
フリーターから正社員になるのは年齢が上になるほど難しくなりますから、多少希望に沿わない条件であっても多めに応募しておくことをおすすめします。応募する一社、一社丁寧に志望動機などを考えて応募していってください。
フリーター歴が長くなると、しだいに自分流で仕事をしがちになってしまいます。自分本意で仕事をするようになると、周りと協調しながら働かなくてはならない会社では、まず採用されることはありません。協調しながら働く必要がないという職場であっても、正社員として働く以上、責任がついてまわりますから、やはり一定レベルのコミュニケーション能力が必要となります。
コミュニケーション能力が高い人であれば、少々スキルが足りなくても、ポテンシャルを買われて採用にこぎつけることが可能です。そのため、色々な状況でも周りをよく観察して、ある時は縁の下の力持ちのような存在となったり、ある時は周囲の意見をよく聞いたり、ある時は困っている人をサポートしたりなど、あらゆる面でコミュニケーション能力を発揮できるようになってください。
コミュニケーション能力なんて、面接では分からないと思うかもしれませんが、採用担当者は採用のプロですから、会話の端々に出てくる単語や、顔の表情、しぐさなどで応募者のコミュニケーション能力を見抜いてしまいます。コミュニケーション能力はすぐに身につくものではありませんから、フリーターとして働いている間に、色々な状況に身をおくようにして、ブラッシュアップしておいてください。
これだけ努力したにもかかわらず、正社員になれないフリーターがいます。その理由は年齢のこともありますが、ビジネスマナーを身につけていなかったり、希望条件に沿わないからといって応募していなかったり、そもそも就職活動をすることが面倒だと思っていたりなど、自分自身に原因があることがほとんどです。フリーターだから正社員になれないのではなくて、自分自身のマインドや行動に原因があるということを認識して、うまく行かなかった時は修正して、就職活動を続けるようにしてください。
フリーターから正社員になるための準備と対策法
フリーターから正社員になるためのおすすめの方法は3つあります。一つ目はフリーターとして働いている職場で、そのまま正社員になる方法です。この方法であれば、同僚や上司などすでに既知の中ですし、仕事内容も理解しているので、正社員になりやすいでしょう。ただし、フリーターとして働いていたからといって、そのまま正社員に採用してもらえるかどうかは、会社によりますし、また、それほど甘くありません。
コロナウィルスの感染拡大で採用を控えている会社が多い中では、正社員の募集は当分しないかもしれません。それでもあえて、自分を採用してくれるという機会に恵まれるのであれば、そのチャンスを逃さないように、ビジネスマナーや社会人としての常識を身につけ、そして自分が仕事をしていく上で、どのような存在になりたいかというビジョンを持つようにしてください。そして、それを上司にアピールできるようになってください。
2つ目は転職エージェントの利用です。世の中には星の数ほど転職エージェントが存在しており、彼らは転職のプロですから、自分の希望にマッチした会社を紹介してくれるはずです。就職活動をするなら自己分析をするべきとご紹介しましたが、その自己分析でさえも、プロの目で行ってくれるので、自分では気が付くことがない自分の強みを教えてもらえることもあります。
転職エージェントによっては、面接の受け方や履歴書の書き方など細かく指導してくれるところがありますので、フリーターでビジネスマナーに少し不安があるという人でも安心して応募していくことができるはずです。フリーターから正社員になれないとはなから諦めるのではなく、転職のプロに相談して、一緒に成功へ歩んでいくのが、正攻法だと言えます。
3つ目は知人や友人からの紹介です。この方法だと既に信頼関係ができているので就職しやすいというメリットがありますが、もし会社が合わなかった場合、仕事を辞めにくいですし、紹介してもらった人との関係にヒビが入ってしまうというデメリットが発生しやすいです。簡単な方法ですが、できれば転職エージェントなどプロに相談したりして、自分で探していく方法をおすすめします。
まとめ
フリーターから正社員になれないという噂がありますが、全くの迷信ですから、気にしないでください。もちろん、フリーターから正社員になるのは、新卒や第二新卒に比べると難しいですし、さらに年齢が上がってくると、難しさが増してしまうのは事実です。
しかし最初から諦めてしまうと何も進まないだけでなく、自分の将来において暗い影を落としてしまいます。正社員になるチャンスを逃さないためには、まず就職活動の準備をし、計画を立て、応募していくことが大切です。すぐに結果が出なくても、できなかったことは改善し、自己分析をして自分の得意とする分野を見つけ、アピールしていってください。時には転職エージェントなどのようなプロに相談しつつ、自分にマッチした就職先をゲットしてください。
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