[最終更新日]2023年10月2日  [記事公開日]2021年4月12日

面接に受からないと悩む第二新卒!落ちる原因と受かるための対策法

厳しいとわかっていたが想像以上に面接が受からない。そんな第二新卒としての転職活動に苦しんでいませんか?

新卒の時はなんとか面接に通過できたのに、なぜか第二新卒として受ける面接は受からない…。そういう人は案外多くいます。

ただ、新卒時と同じやり方で面接を受けていても受かるはずもありません。なぜなら新卒時と第二新卒とでは面接は全然違うからです。そのため、第二新卒は第二新卒ならではの面接対策をしておかないと受かることはないのです。

ではそんな第二新卒の面接、新卒とはどのような違いがあるのでしょうか。また受かるためにはどのように対策していけばいいのか。

今回このコラムではそんな第二新卒における面接対策についてご紹介していきます。新卒時との違いや落ちる原因に対する対策法などを解説しているので、面接に受かりたい人はぜひ最後までご覧ください。

第二新卒が面接に落ちる4つの理由

第二新卒が面接に落ちる4つの理由

年齢的に若くて伸びしろがある可能性が高い第二新卒が面接に落ちる理由として、面接をしてくれた企業が求めている人材ではない可能性があります。第二新卒であれば新卒扱いで対応してくれる企業もある中で、即戦力として求めている企業もあります。

もし能力が企業の基準に満たしていないと判断されてしまったら面接に落ちてしまう可能性があります。そうならないために自分が第二新卒として入社したいと思っている会社がどのような人材を募集しているか確認し、自分の能力やスキルが自分に合っているかどうかを見極めてください。

採用条件が若さ重視なら面接に合格する可能性が高いですが、求めている人材ではないと判断されたら容赦なく落とされる現実もあるということを理解して、本当にその会社に自分が受かるかどうか見極めてから採用試験や面接に臨んでください。

面接時に話す内容が完璧でも身なりが整っていないと悪印象を与えてしまう落とされる可能性があります。気の緩みが合格の判定に大きく関わってくるので、第一印象が悪くならないように身だしなみは最大限に気を付けて面接に臨むようにしてください。自分で意識をして整えることができるのが髪型と服装と清潔感です。

特に前の会社を退職し無職やフリーターの状態で社会人の環境から離れてしまうと見た目に気を遣わない期間があると、その流れで面接に行って駄目な自分を曝け出してしまった結果面接に落ちることもあり得ます。しっかり自分の表情が分かる髪型にしてください。男性ならただ短髪にすれば良いというわけではなくて、整髪料などを使って清潔感を出すようにヘアセットすることで印象も変わります。

女性の場合は髪の毛が長ければヘアピンを使用して目にかからない対処をすることをおすすめします。服装は男性も女性もリクルートスーツで臨んでください。久々にスーツを着る人はスーツもシャツもクリーニングに出しておくことをおすすめします。

第二新卒だとある程度自分のこだわりを受け入れてくれる会社で働きたいという欲も出てきます。自分を主張することはもちろん大切ですが、それが個性となり面接時に全面に出てしまうと面接官からの印象も悪くなってしまいます。自分をアピールするのと、理想や個性を前面に押し出すのとは少し解釈が異なります。

仕事に関するアピールをするのは面接時に必要なことですが、待遇面ばかりこうしてほしい、ああしてほしいという主張が強すぎると、自分勝手、協調性が無いと判断されて面接に落ちる可能性があります。新卒採用の会社を何かしらの原因で退職したからこそ、次の会社は条件にこだわりたいという気持ちは分かります。しかし即戦力を求めている会社でなくても好条件という理想が高ければ高いほど落ちてしまう可能性があることを十分に理解してください。

入社してから自分がこんなことをしたい、自分にはこのような能力やスキルがあるから会社のこの部分に貢献できるなどのアピールを積極的に行い、自分の理想を押し付けないで面接に臨んでください。

新卒でやりがいを感じて働いている同期や友達の姿を見ると、どうしても自分の負けない条件で働きたい、自分を悪く思われたくないという気持ちになり高望みしてしまいます。そうならないためにも過度な期待をしないこと、そして譲れない部分を可能な限り少なくして、ある程度の妥協点を見出して面接に臨むだけでも落ちる確率が減って内定の道筋が見えてきます。

第二新卒として面接に臨む人に多い傾向として自分の現在の立ち位置を十分に理解していない人が多いです。新卒で入社した会社を辞めてしまった何かしらの理由があるはずです。しかしその理由を知ろうとも分析しようともせずに会社のせいにしてしまう人は、面接時にポジティブなことを言ったとしても面接官に嘘だと見抜かれて落ちる可能性があります。

落ちる人は今の自分の能力を十分に理解していないことが多いです。だからこそ考えを会社が求めていることに合わせようとせず自分本位の考えて面接に臨んでいます。隣の芝が青く見えれば見えるほと焦りとプライドが邪魔をして本当の自分が見えなくなってしまいます。そうなると面接に受かる可能性が低くなります。採用側はなぜ前の会社を辞めてしまったのかその理由がすごく気になります。

採用調査をしてまで本当の理由を知ろうとする会社もあるくらいです。ここで自分のことを最優先に考えて面接に臨んでしまったら、余計にネガティブな印象を与えてしまいます。会社という組織の中で働く場合自分中心ではなく組織に合わせることが求められます。この大切さを第二新卒世代の20代の人たちが十分に理解していないことが多いのも落ちてしまう原因に挙げられます。

第二新卒と新卒時における面接の違い

第二新卒と新卒時における面接の違い

第二新卒と新卒が面接を受けるときにどのような違いがあるかというと、社会経験の有無の違いがあります。社会経験が無い新卒対象の学生は大学時代にどのような経験をしてきたかを質問することが多いです。面接官はその経験でどのようなことをしたのか、そしてその経験が会社にとってどの分野に活かすことができて、どのようにその人が会社で成長し貢献してくれるか確認の意味も込めて面接をします。

第二新卒の面接で学生時代の話はそれほど重要ではなく、前職でどのような経験をしたのかを知りたがります。学生時代バイトやサークルで優秀な成績を収めたとしても第二新卒の面接では役に立たないことが多いです。

つまり前職の会社でどのような経験をして、その経験がこの会社でどのように活かされるかを判断するのが第二新卒の面接の特徴です。新卒扱いで真っ新な状態で前職の経験は関係なく求人募集をしている会社もありますが、多くの会社で前職の経験を活かして可能な限りすぐに戦力として働いてくれる人材を募集しています。

面接官は前職と同じように数年で会社を辞めてしまう可能性の有無を面接時に見極めます。これを見極めるために際どい質問をしてくる可能性もあります。特に前職の退職理由や何か不満があったのか、前職で得られたスキルや経験や資格などを細かく聞いてきます。企業にとって採用してすぐに辞められたら大きな痛手になるので、どこまで本音で話すかによって印象が変わってきます。そこまで考えて何を話せば面接官に伝わって採用してもらえるかを考えながら面接に臨む必要があります。

新卒の場合は前職の経験が無いので学生時代の話と、未来の話をして自分をアピールするので、ここが第二新卒と新卒時の面接の大きな違いになります。新卒の感覚で面接に臨むと受からない可能性が高いです。

だからこそまだ若いから大丈夫だろう、次の面接も受かるだろうという安易な考えは捨ててください。なぜ自分が前職を退職したのか細かく分析し、面接を希望する会社がどのような職種や業種で、そこに自分の能力やスキルや資格をどこまで活かせることができるか事前にしっかり考えてから面接を受けるようにしてください。

面接に落ちる原因別対処法と受かるための秘訣

面接に落ちる原因別対処法と受かるための秘訣

第二新卒が面接に受からない理由として、企業側が求めている人材ではないから落とされてしまうことを本人が理解していない可能性があります。特に自分を過大評価しすぎている人は適当にやっても合格するだろうという根拠のない自信から受からないことが多いです。会社側と面接を受けようとしている側の感覚がズレていると受からない可能性が高まります。そうならないために面接を受ける前に自己分析をする必要があります。

まずなぜ第二新卒枠で転職したいのかを考えます。異業種に転職したいけど経験が無い、もっと働きやすい環境を求めたい、今持っている能力やスキルや資格を最大限に活かせる職場に転職したいなど、自分が転職に求める理由を挙げることから始めてください。その理由を叶えるための会社を選んでいきます。条件が良い求人ばかり選んでいくと自分の能力と合わない求人を選ぶことになり受からない可能性が高くなります。

従ってどのような会社でどのような求人内容であれば自分が必ず合格するかを見極めてください。前職の退職理由や経験したことなど会社が気になるであろう質問は完璧に答えることができるようにしておくべきです。どう考えてもネガティブな経験であったとしても、必ずそれを跳ね返すくらいのやる気を見せることで面接に合格することもあります。

相手は面接のプロなので自分の本当の部分を聞き出そうとします。嘘をついてもすぐにバレてしまいます。上辺だけの言葉が通用しないのが第二新卒の面接の特徴なので、嘘偽りなく本当の自分を積極的にアピールするようにしてください。

第二新卒が面接で落ちないための事前対策

第二新卒が面接で落ちないための事前対策

新卒とは考え方や挑み方が異なる第二新卒の面接で落ちないようにするためにどうすればいいかというと、何を質問されるかを分析してその答えを事前に準備しておくことが求められます。会社が求める人物像によって聞かれる内容が変わります。

例えばすぐ力になってくれる人材を募集している場合、志望動機の他に前職でどのような仕事をしてきたか、現在どのような資格を持っていて、入社してから活かせる能力やスキルがどのくらいあるかどうかを細かく聞かれます。

特に志望動機が重要なポイントで、志望する理由と会社が求めている人物像がマッチすれば採用される可能性が高まります。そのための対策として事前に会社がどのような人物を求めているかリサーチしてください。嘘偽りなく志望動機を伝える必要がありますが、自分が考える志望動機を会社が求める人物像に合わせて話すことで、相手に伝わりやすくなりますし、相手も自分のことを理解しやすくなります。

会社としては柔軟な考えで組織に馴染む人材、思考力と自主性がありどのような状況でもすぐにギブアップしない我慢強さ、根気強さを求めてきます。今の自分に足りない部分が何かを理解し、もしネガティブな質問をされたときにどのように対処するかを事前対策として考えておきます。自分の得意分野よりも苦手分野やネガティブな要素にどのような質問があるかを把握して、それに対してどのように応えるか準備をする事前対策をするだけも受かる可能性が高まります。

異業種に転職する場合前職の経験を活かすことができない可能性が高いので、会社にとってプラスになるやる気とポテンシャルを魅せる必要があります。経験不問で第二新卒を対象に求人を出している会社は、可能な限り早い段階で結果を出してほしいと考えています。そのために社会人として経験が浅いことをネガティブ要素だと思わずに、今の自分がどのようなアピールをすることができるかを事前に考えて面接当日に出し切るようにしてください。

話す内容を考えたら身だしなみを整えるために美容室に行ってヘアスタイルを整える、スーツやシャツやネクタイを購入する、足元までチェックされるので革靴を新調するなど、中身だけでなく見た目にもこだわって第二新卒ならではのフレッシュさをアピールしてください。人生経験が浅い20代の人を見た目で判断する傾向があります。

実績や能力の差がほとんどないと判断されることも多い20代の若者を見た目で判断するのは自然の流れです。容姿を変えろ、今すぐダイエットをしろとまでは言いませんが、服装と髪型を意識するだけでだいぶ印象が変わります。特に前の会社を退職してから時間が経過している人は意識が薄れている部分でもあるので、面接に備えるために清潔感を意識して身だしなみを整えることを心がけてください。

男性と女性とでは意識をするべき身だしなみのポイントが変わってきます。自分がどのようにしたら見た目も清潔感があって面接官に良い印象を与えることができるか考えてください。

まとめ

第二新卒の解釈が会社によって異なるので、自分が入社したい会社がどのような考えで人材を募集しているのかを理解してから面接に臨んでください。会社が求める人物像に自分が適しているかどうか見極めて、足りない部分があるのであれば補う努力をしてください。新卒とは全く違う解釈で面接に臨まないと受からない可能性が高いです。だからこそ慎重になって事前対策を万全に行ってから新たな気持ちで仕事をしたいと思っている会社の面接に臨んでください。

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