[最終更新日]2023年9月29日 [記事公開日]2021年4月6日
スキルなしの20代でも転職できる!スキルなしでも内定を獲得する方法教えます
新卒入社して早々に退職したことで、社会人経験が少ないこともあり、“スキルがないから転職できるか不安”と頭を抱えていることだと思います。
実際、新卒入社したあと早々に退職してしまうと社会人経験の少なさからスキルが身についておらず、強みとなる部分が少ないことから厳しい転職になるケースが多いです。
しかし、だからといって転職できないというわけではありません。20代でスキルがなくてもちゃんと対策すれば転職は可能なのです!
では具体的に20代でスキルがなくても転職を成功させるにはどうすればいいのでしょうか?
今回のコラムではそんな20代でスキルがない人が転職を成功させるための方法についてご紹介しています。20代の転職事情からスキルなしの状態で転職を成功させる秘訣を解説しているので、ぜひ最後までご覧ください!
20代でスキルなしでも転職はできる!
20代、特に若手の第二新卒と呼ばれる20~23歳頃までの人は、新社会人として仕事を始めてして間がないため、技術も経験も未熟な点が多いです。では、それだけ経験が浅いと、転職が難しく、不利になってしまうのでしょうか。
その答えは簡単で、むしろその逆、かなり有利な状況にある、ということです。なんと言っても、一番の武器はその若さです。若ければ、これから時間をかけて、ゆっくりキャリアを形成できます。
それに伴い、ある程度頭の回転も速いので、教えたことに対する吸収が良いと思われています。つまり、それは伸びしろにも期待ができるということになります。企業としては、ベテランの先輩社員から既存の知識をどんどん自分の物にし、それをさらに展開して、独自のスキルにつなげることを若手社員には求めています。
企業にとって必要なのは、なにも技術力がある人ばかりではありません。それなら、新卒なんて取らずにベテランの転職者ばかりを求人で採用すれば良い、ということになります。しかし、実際はそうではありません。企業というものは、その時、その時代を生き残ればいいものではなく、先が見えない将来まで、激化する競争社会を勝ち残る必要があるのです。そのために求めるのがその時代に合った人材であり、それこそが若手社員なのです。
若ければ若いほど新しいものの見方ができますし、意外な一面を持ち合わせていることもあります。それに加え、豊かな想像力や行動力も持ち合わせています。それをポテンシャルと言い、新卒採用でも重要にしている項目です。そういった面から、新卒や第二新卒は、スキルよりもポテンシャルを重要視され、特別な知識がなくても有利だと言えます。
さらに、年齢をある程度重ねてからの転職だと、どうしても先輩が自分よりかなり年下となってしまう場合もあります。そうなると、素直に従えない人も出てきます。そんな中で、若手ならよっぽどのことが無い限り、自分より一回り年下が先輩、という事態は避けられます。そのことから、上司の指示に素直に従ってくれるという点も、企業としては円滑に業務を回す中で重要と考えています。
他にも、企業にとってのメリットがあります。例えば、体力です。どうしても年を取ると、体力は衰えていくものです。しかし、働き盛りの20代はまだまだ元気で、色々なことができます。また、新人研修を受けた経験があれば、それはとてもプラスになる経験です。社会人としての一般マナーを研修で既に会得した状態であるため、そこから教える手間暇やコストが抑えられます。その上で、上手く自社独自の方法で育成し、馴染んでくれたら長く居てもらえるという可能性も見えてくるため、研修や教育をしっかり受けた人なら強みにもなります。
20代の転職事情と求められる人物像
そもそも、何故20代にして早くも転職を考えるのでしょうか。そこには複雑な事情が絡んでいるからです。まず、悩みで一番相談が多いとされているのが、人間関係です。学校であれば、嫌いな人とは関わらなくてもいい、という考えでもなんとかなります。しかし、社会に出るとそれは大変難しいです。いくら嫌いな人であっても、取引先の人であれば丁寧に対応しなければなりません。
上司であれば、自分のために貴重な時間を割いて仕事を教えてくれています。そんなことから、我慢に我慢を重ね、限界に達してしまう、というケースがあります。仕事をする上で、人付き合いは避けて通れない道です。なので、どうしても悩みの種となってしまいます。
次に多いのが、職場での待遇です。思ったよりも残業が多い、給料が少ない、プライベートな時間を確保できない、有給が取れない、などです。企業は当然、自社のアピールポイントに、残業や休日出勤などのマイナスに働くイメージを盛り込むはずがありません。
しっかりと調べなかったがために、自分の求める職場環境ではなかったということもあります。そのせいで、なんのために働いているのかが徐々にわからなくなり、モチベーションが下がってしまい、やむなく退職や転職へ…と転じる人が多くいるのが現実です。
最後に、ギャップに慣れていない人も離職しやすいです。なんのギャップかというと、学生生活です。学生の頃は言われたことをきちんと守っているだけで褒められる環境でしたが、社会はそう甘くはありません。自発的に動いたり発言したりする力を求められるため、学生時代にそういった活動をしてこなかった場合は、それに慣れず苦労します。そのせいで、せっかく仕事が軌道に乗ってきても、なんとなく苦痛を感じてしまうようになるのです。
以上のことが、20代で転職を考える人の現実です。転職先の企業がこの事情を知らないはずがありません。むしろ、若手なら、本音はだいたいこういった理由で転職を考えているんだろうな、とある程度予測しています。当然、人事部は様々な人を見てきた、言わばプロです。そのプロの採用担当者に、いかに好印象を与えられるかが鍵です。
まずは、コミュニケーション能力が高いかどうかです。人間関係で悩んでいる人はここでアウトなのかと思われてしまいますが、実はそうではありません。あくまでも、企業が見るのはプライベートでのコミュニケーションではなく、ビジネスとしてどれだけ積極的な対応ができるかという点です。簡単に言えば、仕事をしていく上で割り切った態度をとれているのか、です。
次は、行動力と判断力です。判断が早く、それをすぐに実行できる人は、大変好印象です。たらたら仕事をされるよりも、てきぱきと動いてくれる方が助かるのは当然のことです。これはあくまで表面上の話で、仕事ができるかどうかとは少し意味合いが違ってきます。簡単に言えば、せめて言われた仕事だけでもきっちりこなせるかどうか、ということです。
そして最後に、重要視しているのがポテンシャルです。漢字にすれば、潜在能力になります。読んで字のごとく、その人本来の、未知の力のことで、まだ発現していないことが前提です。企業にとって、若手を採用するにあたり、最大のメリットがあるとするならば、おそらくこれがダントツでしょう。
30代前後はキャリアを見た上で、何ができて何ができないのかが判断できますが、社会人3年未満や同程度だと、それを見極めるのは非常に難しいことです。そこで、いかに企業にとって有益な働きをしてくれるかを判断する材料として、転職希望者のポテンシャルを意識しているのです。
20代スキルなしでも就活を成功させる秘訣
誰でもアピールできたり気を付けたりできることに、経験年数や情報収集があります。まずは、石の上にも3年ということわざの通り、3年間は今の企業で頑張ってみることです。最近では、半年も経たないうちに辞めて、別の企業に採用してもらったという声もよく聞くようになりました。しかし、それはたまたまうまくいっただけです。よく考えると、一概に若手の転職とっても、様々なキャリアの人たちがわんさかいます。
例えば、自分がスキルなしの社会人1年目で、ライバルが同じ条件で年数だけ長いとします。すると、社会人としてはライバルの方が上をいくので、それだけでスタートラインに差が出てしまいます。スキルなしの状態で少しでも転職を有利にしたいならば、やはり社会人としての経験年数を少しでも稼ぐことです。
仮に大学卒業後の新卒であっても、3年経った頃はまだ25歳前後なので、年齢としては依然有利な状態です。ですので、すぐに辞めてしまわず、あくまでも社会人としての一般常識を学ぶという意識のもと、3年間は耐えることが最善です。
それでも、我慢できないこともあります。その時は無理をせず、転職活動に入ってもいいでしょう。しかし、全年齢の中では有利でも、若手の中で言えば経験年数も浅いので不利だ、ということをしっかり意識した上、これからの自己分析をしましょう。転職先の企業にとって何が利益をもたらすのか、採用が決まったらどんな風に活躍したいか、などをしっかりとまとめて、面接に臨むようにしましょう。
また、転職活動をする上で、何も決まっていないのに仕事を辞めてしまう人がいます。これは、うつ病など特別な事情がない限り、おすすめはできません。仕事を辞めるということは、単純に収入がなくなるということです。そうなれば、心は楽になっても、生活が苦しくなってきます。必然的に心の余裕がなくなり、適切な判断を下せなくなってしまいます。すると、本来発揮できるはずだった力が鈍り、結果的に転職活動は失敗を繰り返す、という負の連鎖を招く事態になります。そうならないためにも、仕事を続けながら転職活動をすることが勧められています。
しかし、これ以上仕事を続けることが苦痛であるのであれば、それは無理に続ける必要はありません。フリーターであっても無職であっても、気の持ちようでは自分自身の力を発揮できることもあるからです。仕事を辞めているのであれば、尚更、情報収集を怠ってはいけません。例えば、前職が給料など待遇面で不満があっての転職であれば、その点は転職先の企業でもじっくりと見定める必要があります。そういった意味で、転職を考える際の情報収集がいかに大事かがわかります。
一方で、人それぞれで違うアピールポイントがあります。それが、将来のキャリアプランやポータブルスキルです。個々によって違うので、企業はこの点をしっかり見ています。まず、キャリアプランですが、自分にとっての理想を明確化し、それを実現するため、実際に取り組んでいく具体的な計画書のようなものです。なぜ、このような計画を立てなければならないのでしょうか。
それは、企業の行く末が不透明な分、他人任せのプランでは対応しきれなくなっているという背景があります。よって、個人としての明確な目標を持ち、それに基づくような計画を立てる力が必要となってきます。ここが曖昧な状態であると、企業側から見て、自分の理想が確立されていないふわふわした人だと思われてしまいます。そのような悪い印象を持たせないためにも、入社後にしたいことや目指していることをはっきりと決めておきましょう。
また、中途で特に重要視されるのがポータブルスキルです。直訳すると、持ち運びができる能力です。要は、専門的領域を持たない能力のことを指しています。どんなことがポータブルスキルにあてはまるのかというと、コミュニケーション能力や倫理的思考力が挙げられます。つまり、マルチに対応できるかどうか、です。
時には、専門スキルよりもこの能力を高く評価され、どの企業にとっても必要な、ニーズのある人材となり得ます。何故かというと、イレギュラーにも対応できる可能性を秘めているからです。企業にとって、競争社会に安全圏は存在しません。いつどこに、どのような脅威があるかもわからないので、専門外の仕事を任されることもあります。その時に、専門知識しかない人よりも広い知識を持っている人の方が活躍できるので、これからの時代にはこういったポータブルスキルを磨き上げておくことが必要とされています。
そして、転職が成功するかどうかの最大の鍵を握るのは、コミュニケーション能力です。先ほど少し触れたように、企業から必要とされるのはビジネスにおいての対話力です。ビジネスを成功に導くため、時には本音と建前を上手に使い分けなければなりません。
例えば、前職の企業を辞めた理由を面接で聞かれたとします。そこで正直に、企業が嫌だから、と答えることは良いことでしょうか。素直さ、という面では評価されますが、コミュニケーション能力としはマイナスです。何故かというと、それは本音であって、しかも負のイメージを持つものだからです。どんなにそれが事実であっても、時には別の言い回しで伝える必要があるのです。
まとめ
20代前半が特に転職に向いている部分、そのためのニーズに合った人材などについては以上の通りです。経験が浅いということは、決して不利になるだけの条件ではありません。まだまだ吸収の余地を残し、これからもっと活躍していけることを伝える絶好のチャンスです。特に、若手は異職種であっても、ポテンシャルや社交性で採用をもらいやすいので、自分がやってみたいという仕事があれば、積極的に挑戦していきましょう。
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