[最終更新日]2023年9月12日  [記事公開日]2022年9月1日

既卒の面接でよく聞かれる質問と対策!チェックされるポイントも解説

既卒の就活生が面接を受けるにあたっては、「新卒とは異なる難しい質問をされるのではないか」「どう答えればいいのだろう」「既卒というだけに不利になるかも」など、何かと不安を感じるものです。

そこでこのコラムでは、以下の3点について解説します。

  • 既卒の面接でよく聞かれる質問と対策

  • 既卒の面接でチェックされること

  • 既卒が面接を受ける前の事前準備

既卒ならではの質問事項などを確認して、面接の準備に役立てましょう!

既卒が面接で聞かれる質問例と対策

既卒が面接で聞かれる質問例と対策

既卒が面接でよく聞かれるのは、「既卒になった理由」「卒業してから何をしていたか」「逆質問」です。事前に質問への回答を考えておくと、実際の面接でもうろたえずに答えるのが可能です。面接官は多くの応募者と面接を行ってきているので、嘘をつくと見破られる可能性があります。そのため、嘘をつかずに正直に話して、仕事への意欲を伝える方が印象はよくなります。こちらでは、既卒が面接で聞かれる質問例と対策を説明します。

既卒になった理由

既卒になった理由は必ずと言っていいほど聞かれる質問です。誠実に回答し、既卒になっていた理由を納得してもらうような答え方をしましょう。企業は既卒である点を問い詰めるために「既卒になった理由」を質問するわけではありません。既卒であった点をきちんと説明できるのか、入社後に会社に貢献できる人材であるかを質問で見極めているのです。

既卒になった理由の答え方としては、「新卒での就職活動がうまくいかなかった」、「新卒で就職活動をしなかった」の2種類があります。新卒で就職活動がうまくいかなかった場合には、嘘をつかずに正直に話しましょう。ただ、「就職活動で失敗した」といった結果だけ伝えると面接官の印象がよくないため、就職活動がうまくいかなかった理由を自分なりに分析して説明してください。例えば、新卒の就職活動では「大手企業しか受けていなかった」、「1つの業界しか応募していなかった」など具体的な理由を伝えましょう。また、その理由については反省しており、現在はどのように考えているのかを伝えるといいです。

新卒で就職活動をしなかった場合は、なぜ就職活動をせずに既卒を選んだのかについて面接官が納得できるような説明をしましょう。中には、既卒に対して「計画性がない」、「働く意欲がない」などといった印象を持つ面接官もいます。その場合は、就職活動をせずに既卒になった点を反省しており現在は働く意欲をアピールできる答え方が重要です。資格を取るためや公務員試験の勉強をするために就職活動をしなかったケースもあります。なぜその資格を取りたかったのか、公務員になりたかったのかを説明し、結果的にあきらめて現在就職活動をしている理由を伝えましょう。資格取得や公務員試験受験に「期限を決めていた」などの伝え方は、計画性があると思ってもらえるため面接官の印象はよくなります。

また、バンドやスポーツ、起業など夢を叶えるために就職活動をしなかった場合は、夢をあきらめた事実を伝えましょう。「すぐに辞めるのではないか?」と考える面接官の不安をなくせます。海外留学や家庭の事情、病気・怪我で就職活動をしていなかったケースでは、正直な理由を話しつつ面接官がポジティブに感じるような内容にすると好印象になります。

卒業してから何をしていたか

既卒は卒業してから働いていない期間があるため、「卒業してから何をしていたのか」について面接官の印象が悪くならないように答えましょう。既卒の期間中の取り組みは、応募企業で役立ちそうな内容を伝えましょう。例えば、業務に関連のある内容を勉強していた、業務で役立つ資格の勉強をしていた、アルバイトで実務経験を積んでいたなどです。既卒であっても計画的行動をアピールできる内容にしてください。もし既卒期間に何もしていなかった場合は正直に話し、反省しており心を入れ替えていると伝えてポジティブな印象になるようにしましょう。「就職先が決まらなかった」「働きたくなかった」など既卒であったことがネガティブな理由もあります。その場合は、できるだけポジティブな理由に変換して印象を良くしましょう。

逆質問

面接では必ずといっていいほど、最後に「何か質問はありますか?」といった面接官からの逆質問があります。面接官が逆質問をする理由は、「本当に入社したいと思っているのか」といった入社意欲を確かめるためです。応募した会社への入社意欲が伝わるように、必ず質問をするようにしましょう。

逆質問では、給料や離職率、有休など待遇に関する質問はしない方が無難です。会社のホームページで知った事業内容や会社の特徴について具体的に質問をすると、会社への興味を示すことができます。実際に働いている様子をイメージして、会社の事業内容や取り組みに関する質問を事前に考えておくと安心です。

既卒の面接でチェックされること

既卒の面接でチェックされること

面接で既卒がチェックされるポイントは、身だしなみやマナー、言葉遣いです。新卒ではそれほど重要視されない所も、既卒ではしっかりとチェックされるので注意しましょう。社会人としてふさわしい振る舞いができるかを見られているので、事前に確認してください。

身だしなみ

身だしなみで第一印象が決まるので、スーツのシワやシミ、清潔感のある髪型などに気を付けましょう。服装は指定がなければ、リクルートスーツ以外の黒か紺のスーツを着用するのがよいです。身だしなみがしっかりしていないと、面接の受け答えでいい話をしていても説得力に欠けます。靴や鞄の汚れ、爪の長さなど細かいところもチェックされる点を前提に、全身確認をしてから面接会場に向かうといいでしょう。

マナー

マナーが悪いと面接で良い受け答えをしても不採用になってしまいます。声が小さくて聞き取れない、面接官と目を合わせないなど面接官が直接感じる印象が重要です。また、待合室での態度が悪かったり、受付担当者に横柄な態度を取るなど面接官が見えない場所でのマナーもチェックされています。面接する会社に入った瞬間から会社を出るまで気を抜かずに、マナー違反にならないように気を付けましょう。マナーに自信がない場合は、マナーに関する本を読んで勉強をしておくと安心です。

言葉遣い

言葉遣いが悪いと面接官の印象が悪くなってしまうため、面接での言葉遣いは非常に重要です。丁寧語や尊敬語、二重敬語に気を付けて話せるように、事前に面接の練習をしておきましょう。とくに目上の方に使う尊敬語と自分をへりくだって使う謙譲語の使い方や二重敬語には注意が必要です。

既卒の面接では事前対策が重要

既卒の面接では事前対策が重要

既卒の面接を成功させるためには、事前の対策が重要です。既卒がよく聞かれる質問や企業研究をして何を聞かれてもいいように準備をしておきましょう。面接の事前対策としては、「面接の練習をする」「就職サポートサービスで面接対策をしてもらう」などが挙げられます。こちらでは、既卒の面接で重要となる事前対策について説明します。

必ず面接の練習をする

面接本番の前には、聞かれそうな質問への答え方をイメージして、実際に友人や家族に面接官になってもらい面接練習をしておきましょう。事前に練習をしているのと、していないのとでは本番での話し方、伝え方が変わります。頭の中で質問に対する答えを考えるだけでなく、実際に口を動かして話す練習が重要です。練習をすればするほど自信につながって当時は緊張しにくくなるので、「もう十分」と思えるほど何度も練習しておくといいでしょう。

就職サポートサービスで面接対策してもらう

友人や家族には恥ずかしくて面接の練習をお願いできない場合や面接の練習に付き合ってもらえる知り合いがいない場合もあるでしょう。その場合は、既卒の面接に精通しているプロに面接対策をお願いしましょう。

就職支援サービスは、求人紹介や面接対策、面接日調整、条件交渉など就職サポートを行ってくれるサービスです。求職者に求人を紹介して、内定が決まった企業から報酬をもらうシステムなので、求職者は無料で利用できます。求職者それぞれに担当者がついてサポートしてくれるので、就職活動で悩んでいる方にぴったりのサービスです。

応募企業ごとに効果的な面接対策を行ってくれるので、面接が苦手な方も面接を通過できるようにサポートしてもらえます。実践的な模擬面接や個別での面接カウンセリングを行っているサービスを利用すると実際の面接でもうまく対応できるようになります。既卒に強い就職支援サービスを利用すれば、既卒ならではの悩みに的確なアドバイスをくれるのでスムーズに就職活動を行えます。

既卒の面接で好印象を残そう

既卒の面接で好印象を残そう

既卒は新卒で就職しなかったため、「既卒だと不利になるのでは?」と悩んでしまう方が多いかもしれません。ですが、「既卒だから」といった理由だけで面接で不採用になりません。ただし、既卒になった理由や卒業してから何をしていたかをしっかりと説明して、面接官を納得させるかどうかが重要となります。既卒が面接でよく聞かれる質問やチェックされるポイントなどを確認して、事前に友人や家族に面接官役をやってもらい練習するといいでしょう。より本格的な面接対策を行いたい場合は、就職支援サービスで実践的な模擬面接などの面接対策を利用すると効果的です。面接で好印象を残すためにも、事前の面接対策や身だしなみ、マナーは確認しておきましょう。

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