[最終更新日]2023年1月24日  [記事公開日]2022年8月31日

仕事が続かないのは悪いことではない?原因と改善方法も解説

仕事を続けたいのに長く続けられないと悩んでいませんか?長く続けることが美徳といった時代から、転職を続けてキャリアを形成していく時代に変化しつつあります。しかし、一つの仕事を長く続けるメリットもあります。

仕事が続かない人は、自分に原因がある場合が多いです。中には、就職活動に失敗した人もいるので、続けられる仕事を探すために、転職を視野に入れて行動する必要があります。

この記事の前半では、仕事が続かない人の特徴や、仕事が続かない理由、記事の後半では、仕事を長く続けるための改善方法を解説します。仕事が続かないといった悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

仕事が続かない人の特徴

仕事が続かない人の特徴

仕事が続かない人にはさまざまな特徴があります。どれか一つではなく、いくつかに当てはまる場合が多いです。特徴を把握できれば、仕事が続かない原因も明確になり、改善するポイントが見えてきます。

文句が多い

仕事や職場、会社に対しての文句が多い方は、仕事が続かないケースが多いです。批判するのは、納得して仕事ができていない可能性が高いため、不満がたまっている状態になります。

  • 給料が低い

  • 待遇が悪い

  • 誰でもできる仕事を任せるな

自分が望んでいる状況と現在の状況が一致しないので、まわりへの文句につながります。文句だけでは抑えられなくなると、辞めていく可能性が高いです。

他人や社会のせいにする

自分の非を認められない場合も、仕事が続かないケースが多いです。他人や社会のせいにし、自分を正当化します。課題に対して、他人のせいにしては、自分の責任として考えられず、前向きに仕事を進められません。最終的に、仕事へのやりがいも楽しさも感じられずに、辞めてしまいます。

例えば、今月の営業成績が悪かった場合に、「自分のやり方を改善できるところがある」と考える方と、「不景気だから」と考える方では未来が大きく変わります。

普段から、起こった問題をまわりの環境のせいにしている方は、注意が必要です。

そもそも働くことが好きではない

働くのが嫌いな場合も、仕事は長く続きません。イヤイヤ働いていると、どこかで限界がきます。

  • 生活のためには働かなくてはならない

  • 仕事は好きではない

  • 毎日辛いな

  • 他にも仕事はあるから辞めても問題ない

職を選ばなければいくらでも仕事はあります。いくら生活のためとはいえ、嫌いな仕事はなかなか続かないのが人間です。

今の仕事が嫌いな方は、いつ辞める決意をしてもおかしくありません。

プライドが高い

プライドが高い方も、仕事が長く続かない傾向にあります。上手くいっているときは問題ないですが、仕事で失敗してしまったときに、できない自分を認められないからです。「こんなはずではなかった」、「もっと自分に合った仕事がある」といった考えになってしまい、今の仕事で成長する機会を失ってしまいます。

少しでも仕事でつまずいてしまうと、辞めようとする感情に支配されてしまうため、注意してください。

人間関係が上手くいかない

職場の人間関係に問題がある場合も、仕事が続かない人の特徴です。人からどう思われているのかは多くの方が気になります。特に、日本人はその傾向が強いです。人間関係が上手くいっていない場合は、まわりに対してネガティブな感情を持ちやすいので、次第にストレスがたまっていきます。

  • 上司は自分を使えないと思っている

  • 同僚は付き合いが悪いと感じている

  • 部下はどうせ何もできないと考えている

結果として、仕事ではなく環境そのものが嫌になる可能性が高いです。最終的には、職場の環境に耐えられなくなり、退職していきます。

単純な業務内容がつまらない

単純な業務の仕事をしている方も、仕事を続けにくいです。人との会話もなく、目の前の仕事を繰り返し繰り返しこなしていくのは、精神的にも厳しく感じます。

  • 工場でひたすら仕分け

  • データを入力し続ける

  • サービスのバグを永遠に探す

単純かつゴールの見えにくい仕事は、楽しさを感じにくいです。最初は給料をもらえるからと、耐えるのも可能ですが、続けていくうちに、だんだんと辛くなってきます。

仕事が続かない理由

仕事が続かない理由

仕事が続かない根本的な原因を紹介します。仕事が続かない人の特徴に当てはまる方が、どうして続けられないのかがわからなければ、対策を立てられません。具体的にお伝えします。

求職活動を適当にしている

求職活動を適当にしてしまった場合は、仕事が続かないケースが多いです。定職に就いたものの、納得して働けていないからです。

  • 待遇しか見ていなかった

  • 業務内容をよく調べなかった

  • 社風を理解していなかった

求職活動の準備不足は、就職したあとの後悔につながります。「こんなはずではなかった」、「聞いていたのと違う」など入社前とのギャップに悩まされる場合が多いです。

苦しい気持ちは少しずつ積み重なり、仕事へのモチベーションを下げていきます。結果的に、気持ちは退職の方へ流れていく可能性が高いです。

自己分析ができていない

自分が本当にやりたい仕事はなんなのか、向いている仕事はなんなのかを考えておかないと、前向きに仕事をするのは難しいです。本当は興味のなかった仕事に就いてしまい、後悔するかもしれません。

  • どんな仕事に興味があるのか

  • 向いてそうな仕事は何か

  • やっていても苦にならないことはないか

自分と向き合った分だけ、前向きに仕事に取り組めます。求職活動の際に、自己分析をしっかりしておかないまま、中途半端な気持ちで就職してしまうと、仕事が続かない原因になる可能性が高いです。

自己分析がいかに大事なのかは、頭に入れておいてください。

障害を抱えている

仕事が続かない原因の一つとして、何らかの障害を抱えている場合もあります。自分の意思とは関係なく、仕事を継続するのが困難になる可能性が高いです。

  • 大人の発達障害

  • 適応障害

一見するとほかの方よりも、注意力が散漫で、物忘れが多いだけのように見えます。しかし、実は自分のミスではなく、発達障害の症状であったケースも増えており、判断が難しいです。

少しでも気になる行動があるなら、一度は病院を受診してみてください。症状の原因を知れば、対策できるようになります。

仕事が長く続かないデメリット

仕事が長く続かないデメリット

仕事をすぐに辞めてしまうと、デメリットがあるのも事実です。やはり世間的な印象はよくありません。ここでは、具体的なデメリットを紹介していきます。

転職で不利になる

仕事をすぐに辞めてしまうと、転職活動が不利になります。企業から見ると印象がよくありません。企業もコストをかけて採用活動を行っています。

  • 採用してもすぐに辞めてしまうのではないか

  • やる気がないのではないか

  • 採用に使った時間や費用をムダにしたくない

企業側も、よい人材を求めて採用活動をしています。少しでもリスクがある方は、採用したくないと考えるのも当然です。転職で不利になってしまう可能性は頭に入れておきましょう。

給料が上がりにくい

スキルがある場合は別ですが、仕事をすぐに辞めて転職を繰り返している場合は、給料が上がりにくいです。昇給する前に、職が変わってしまうため、基本給がなかなか上がりません。給料を上げるためには、社内で昇進するか、年収の高い職への転職になりますが、すぐに辞めて転職を繰り返している方には、どちらもハードルが高いです。

仕事が続かない人が、給料を上げるためには、即戦力になるようなスキルを身につける必要があります。

自分に自信がなくなる

仕事が続かない人は、自分に自信がなくなってしまう場合が多いです。本来、数年かけて学んでいくようなスキルを習得できないからです。誰でもできるような簡単な仕事ばかり任されるので、モチベーションも下がっていきます。

結果的に、またすぐに仕事を辞めてしまうといった負のスパイラルに入ってしまいます。仕事をすぐに辞めてしまうと、自信がなくなっていくデメリットがあるのは、理解しておきましょう。

スキルが身につかない

仕事をする期間が短いため、使えるスキルが身につきにくいです。自分が思った通りに使えるようになるには、ある程度の学習期間が必要になります。仕事をすぐに辞めてしまうと、スキルが身につく前に職が変わるため、転職するたびにリセットされてしまいます。

また実務経験が必要な資格なども、期間が短いので取得が難しいです。自分のスキルセットとして活用したい場合は、ある程度の期間、働く必要があります。

仕事を長く続けるための改善方法

仕事を長く続けるための改善方法

仕事を長く続けたい人に向けて、取るべき行動を解説します。仕事が続かない人の特徴や理由をふまえて、どうすればいいのかをお伝えします。

自己分析を行い自分を見つめなおす

求職活動の際の準備を入念に行いましょう。特に自己分析は大切です。今までの自分の振り返り、これからの自分のイメージをしていき、自分にはどんな仕事が合っているのかを考えていきます。自己分析の際にはこちらのワークシートを活用してみてください。

自己分析を入念にしたからといって、必ずしも自分が求める仕事に就けるとは限りません。しかし、適当に行った求職活動よりも、納得して働けるようになる可能性は高いです。自分で考えて出した結果だからです。

転職をしても、さらに自分と向き合っていけば、望む未来は近づいてきます。

転職エージェントを利用する

求職活動の際に、転職エージェントを利用しましょう。転職の知識が豊富な専門家と活動することにより、転職についての知識を学べたり、自分では見えていなかった強みを教えてもらえたりします。

注意点としては、1人の転職エージェントの話だけで、すべてを決定するのはやめておきましょう。転生エージェントを利用しても、いわれるがままに行動しては、適当に行動しているのと同じです。複数の転職エージェントの情報を比較し、自分の中で明確な答えがでるようにしてください。

職業訓練でスキルを身につける

ハローワークを活用して、実用的なスキルを学ぶのも可能です。スキルを身につければ、就職の選択肢も増えて、希望する職にも就きやすくなります。

参照:『東京労働局(厚生労働省)
東京都の職業訓練
公共訓練(施設訓練)都立職業能力開発センターが行う職業訓練
公共訓練(委託訓練)民間に委託して実施する職業訓練
求職者支援訓練雇用保険を受給できない求職者等を対象
民間訓練機関が実施する職業訓練

職業訓練には給付金が出る場合もあるので、気になる学習講座があった場合は積極的に活用していきましょう。

新しい自分を再発見して生涯の仕事を見つけよう

仕事が続かなかった経験をした方は、辛い気持ちになってしまう場合が多いです。転職を繰り返すたびに、悲観的な気持ちが押し寄せてくるでしょう。しかし、仕事を辞めた原因を明確にすれば、これからの対策も見えてきます。

本記事で紹介した、仕事が続かない理由や長く続けるための改善方法を参考に、もう一度自分と向き合ってみましょう。自分の欠点や強みを知り、新たな自分を構築し、働きやすい仕事を探してくださいね。

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