[最終更新日]2023年1月24日  [記事公開日]2022年8月30日

仕事でミスをしたらどうする?ミスの予防策とケア方法を解説

仕事でミスが続くと、すべて自分が悪いと感じる人は少なくありません。さらに、自分は何かの病気なのではないか、自分は仕事ができない人間なのではないかと自分を追い込む傾向があります。また、こういった傾向は、新卒3年目までの新人社員に多いです。

そのため、この記事では、新人社員向けにミスが続く原因・ミスをしたときの対応・ミスをしてしまった後のケア方法を解説します。この記事を読むと、自分自身だけが原因ではないことがわかりますよ。

仕事でミスが続くと、自分に非があると思い込み自己嫌悪に陥る方も多いでしょう。頻繁に先輩や上司に怒られると仕事へのモチベーションが下がってしまいますよね。

しかし、ミスが多いのは自分自身が原因になっているとは限りません。原因を追究して解決方法を模索すれば一気にミスが減り、自己評価が上がるきっかけになるでしょう。

この記事では、仕事でミスが続いてしまっている方向けにミスが起こる原因からミスをしてしまったあとの心のケア方法までを解説しています。自分に自信を失くしてしまっている方はぜひ最後まで読んでみてください。

仕事でミスが続くときはどんな時?

仕事でミスが続くときはどんな時?

業務をこなしていてミスが続いている時の原因を追究することは大切です。自分のミスはどんな時に多くなってしまったり、続いてしまったりするか理解するだけでも精神的な安心を得られます。下記にミスが続きやすい時を解説しています。

仕事に慣れていない

仕事に慣れておらず、ミスをしてしまうのは新入社員や転職したての新人社員に多いです。

新しい職場環境や、今まで経験したことがない業務内容に日々直面するので、どうしても 新人のうちは小さなミスをするだけで落ち込んでしまいがちですが、業務に慣れていない場合はある程度のミスは付きものという認識を持ちましょう。

整理整頓ができていない

デスクや引き出し、資料などが整理されていないと業務に必要なメモや資料をすぐ取り出すことができません。メモや資料を探すのに時間を割くことになるため業務を進める時間が少なくなり、焦りが出てミスをしてしまいます。

また、デスクや引き出しだけでなく、PCの中のデータが整理できていないこともミスが続く原因の一つです。デスクや引き出し同様、データを探すことに時間を要するので業務時間を無駄にしてしまいます。

ミスをそのままにして対策を考えていない

仕事中にミスをしてしまったとき、原因や予防策を考えずそのままにしていませんか?

ミスは何か原因があって起こってしまうことがほとんどです。ミスが起こったときに落ち込むだけで、原因の追究や具体的な予防策を考えていなければ同じミスが繰り返されてしまいます。

十分な休息が取れていない

もともと業務が多い、業務内容が高難度など所謂「激務」と言われているような職業に就いている場合、必然的に残業時間が多くなる傾向にあります。

勤務時間が長くなると、十分な睡眠時間が確保できません。十分な睡眠が確保できていないと、脳に栄養が届きにくくなりパフォーマンスが落ち、小さなミスが続くようになります。

睡眠不足は慢性化すると脳のスイッチである自律神経に影響を及ぼすため、4時間程度の睡眠時間で業務に当たっている場合は注意が必要です。

メモを取っていない

業務をスムーズに行うために、メモを取っておくことは重要です。人間の記憶には「短期記憶」と「長期記憶」のふたつの記憶に関する機能があります。特に、短期記憶は暗記に使われる機能で記憶は一時的に脳に保存されます。

短期記憶の保存時間は数十秒と言われているため、数時間経過すると記憶の中から消去されます。

仕事でミスが発覚した時にすべきこと

仕事でミスが発覚した時にすべきこと

仕事中にミスが発覚したとき誰もが落ち着きを失くし焦ってしまうことでしょう。ここからは、仕事中にミスが発覚した時の対応方法について解説します。

謝罪をする

ミスに気づいたら、業務に関わった人に早急に謝罪をしましょう。取引先に対してミスをしてしまった場合は、電話で謝罪をするのが大切です。その理由として、メールでは誠意が感じられにくかったり、タイムラグが発生してしまったりすることが多いためです。

また、同時に上司や先輩社員にも謝罪をしておきましょう。この時、どうしてミスが起きてしまったのか理由も一緒に報告しておくと、スムーズに対応策を練ることができます。

ただちに上司に相談する

続いて、行うのは上司や先輩社員など、その業務に関わった人への報告です。ミスが発覚したら早急に報告するように心がけましょう。

このとき、なぜミスが起きてしまったのかを簡潔に報告することが大切です。ミスをしてしまうと気持ちに余裕が無くなり、報告内容も曖昧なまま伝わってしまいます。曖昧な報告内容のまま対応すると、より大きなトラブルに発展する可能性もあるので、上司にミスの報告をする際は、気持ちを整理してから報告しましょう。

報告したあと、上司に今後の対応をどうすべきかを相談します。迅速に報告・連絡・相談ができていれば、トラブルを最小限に抑えられます。

ミスをした原因を考える

ミスをしたあとの対応が完了したら、ミスが起きた原因を考えることもミスが発覚したときにすべきことの一つです。原因を考えるのは、上司や先輩社員と一緒に考えても、自分だけで考えてもかまいません。

代表的な原因は下記のようなものです。

  • メモを取っておらず失念してしまった

  • 確認作業を怠った

  • 時間に余裕がなかった など

失念や確認作業の不足などは対策を練りやすいです。しかし、時間に余裕がなかったりスケジュールが急に変更になったりなど、自分だけでは対策が難しい場合は上司や先輩社員と相談しながら対策を考えるといいでしょう。

ミスを繰り返さないように解決策を考える

ミスが発覚したあと、同じミスを繰り返さないために解決策を考えることは大切です。

解決策は、犯したミスによって異なります。メモを取っていないことが原因の場合、スマホのメモ機能やメモ用紙でメモを取り、見える場所に貼っておくことで対応できます。

確認作業が不足していることが原因の場合、提出する前に見直しを必ずしたり、チェック項目でチェックしたりすることが解決策となります。

その中で自分自身に合った解説方法を見つけ、実践していくことが大切です。

ミスを繰り返さないための予防策

ミスを繰り返さないための予防策

ミスする回数を減らすためには、解決策を考えることも大切ですが、ミスを起こさないようにするための予防策を考えることも大切なポイントです。

ここからは具体的な予防策を解説します。

ダブルチェックを怠らない

書類の提出や取引先へのメール内容などは、必ず第三者に確認をしてもらうことでミスを防ぐことが可能です。

特にメールの内容は誤字脱字や敬語のチェックも行えるので、自分では気づきにくいミスに気づくこともあります。

また、ダブルチェックを行うことでチェックする側の社員ともコミュニケーションを取る機会が増え、業務が円滑に進みやすくなるメリットもあります。

忘れないようなメモを取る

メモを取っても内容が分からなかったり、メモ自体を忘れてしまったりした経験がある方も少なくないでしょう。

メモにはいつ、誰が見ても理解できるような内容にすることでミスを防ぐことができます。また、メモ自体を紛失しないように見える場所に貼っておくと紛失や失念も予防できます。

メモ用紙を使いたくない場合は、スマホのメモ機能を使うのもいいでしょう。スマホのメモ機能を使う場合は、通知機能で常に表示される設定にしておくことが大切です。

十分な休息をとる

十分な休息を取ることも、ミスを予防する方法の一つです。特に睡眠時間の確保は最も重要で、最低でも1日5時間の睡眠時間を確保するようにしましょう。

勤務時間中も、ランチタイムやトイレ休憩の時間を有効活用することで、業務を行わない時間を確保することができます。休憩時間に余裕があれば15分間の仮眠を取るのもよいでしょう。

ミスを引きずらない

ミスをしたときは、その日の業務が手に付かないほど落ち込んでしまう方も多いでしょう。翌日以降まで引きずってしまう方も少なくありません。

ミスをしたことを意識して、長期間気持ちを落ち込ませてしまうことは精神的な負担を大きくしてしまいます。自分なりの気持ちの切り替えをして、翌日からの業務に臨みましょう。

仕事でミスをしたときにできる心のケア

仕事でミスをしたときにできる心のケア

ミスをすると、自分に自信が無くなったり精神が不安定になったりしがちです。そのようなときに役立つ心のケアを解説します。

アロマアイテムを使う

アロマオイルは、ラベンダーやローズなどの植物から精製されるオイルです。

フランスでは医師が治療の一環としてアロマオイルを用いているほど浸透しており、効果が高いとされています。日本ではリラクゼーションに使用されることが多く、気持ちをリラックスさせるために使用する方も多いです。

アロマオイルには多くの種類があるので、自分の好きな香りを楽しんだりアロマキャンドルを炊いたりするのがおすすめです。

特に、ラベンダーやオレンジのアロマオイルにはリラックス効果や睡眠の質を高める効果があるため、眠りが浅いときなどに最適でしょう。

誰かに話を聞いてもらう

ミスをした日は、誰かに話を聞いてもらうことも大切な心のケア方法です。

家族や恋人など、気のおけない人に話を聞いてもらうことでひとりで抱え込まずに済みます。気のおけない友人がいないという方は、ネット上のコミュニケーションツールで話を聞いてもらうのもいいでしょう。

自分が悪いと思い詰めない

ミスには、自分以外の他人が原因になることもあります。ミスが起きたときは叱責されることも多いですが、決して自分だけが悪いと思わないことが大切です。

自分が悪いと思い続けてしまうと、精神を病んでしまうこともあります。最悪の場合、会社に行けなくなってしまう可能性もあります。

そのためにもミスの原因をしっかり見つけ、気持ちを切り替えましょう。

転職をしてみる

業務量が多い、人材確保が早急に必要といった場合など、自分自身では職場環境を変えるのが難しいこともあるでしょう。その場合は転職を検討してみることもいいかもしれません。

転職をして職場環境が変わればミスが減る可能性もあるので、職場環境に問題がある時は転職エージェントに相談してみましょう。

ミスを引きずらず前向きに仕事に取り組もう

仕事をしているとミスは誰にでも起こりうることです。ミスが続くと精神的にも負担が大きくなりますが、原因と対応策をしっかり見つけておけば負担も少なくなります。ミスをしない人はいないので、前向きに業務に取り組みましょう。

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