[最終更新日]2023年9月12日  [記事公開日]2022年8月30日

仕事がつまらないと感じる原因は?つまらない場合の対処法を紹介

「仕事がつまらないからやる気が出ない」「仕事がつまらないから転職したい」といった悩みを抱えているものの、転職したとしても理想の転職先を探せるかどうか不安に感じている方が多いのではないでしょうか。しかし、我慢して仕事をし続けてもよいことはありません。

この記事では、次のことをご紹介します。

  • 仕事がつまらない原因

  • 仕事がつまらない場合に行ってはいけないこと

  • 仕事がつまらない場合にどのような対処をすればよいのか

この記事を参考に、仕事がつまらないと感じている場合に適切に対処しましょう。

仕事がつまらないと感じる原因

仕事がつまらないと感じる原因

仕事がつまらないと感じる際、主に以下の原因が考えられます。

  • 自分の適性が仕事内容にマッチしていない

  • 仕事の目的が明確にされていない

  • 仕事に対しての対価が低い

  • 努力しても報われない

  • 職場の人間関係が悪い

仕事がつまらないと感じる各原因について、詳しく解説します。

自分の適性が仕事内容にマッチしていない

仕事において、自分の適性に合った内容であるかによってやりがいが大きく変化します。例えば、身体を動かすのが得意な方の場合、肉体労働が必要となる仕事に就けばやりがいをもって仕事できます。逆に、常にデスクでパソコンに向かって仕事したり、頭をフル回転させなければならない仕事であったりする場合、自分が得意とする「身体を動かす」仕事ができません。

これによって、フラストレーションが溜まる可能性が高いです。フラストレーションが徐々に溜まっていくと、やりがいが失われていき仕事がつまらなく感じがちです。

仕事の目的が明確にされていない

やりがいをもって仕事するために重要なポイントとして、目的が明確にされているかどうかがあります。例えば、生産工場のように設備を使用する場合、設備の定期的な清掃を指示される場合があります。

この場合、ただ整備の清掃をやるように指示されても、何を目的として清掃しなければならないのかを明確にしないと、「清掃をさせられている」感情が芽生えがちです。また、仕事の目的と同時に重要性を示されない場合、雑用ばかりさせられていると感じて徐々にモチベーションが下がっていき、つまらない仕事と感じてしまうのです。

仕事に対しての対価が低い

仕事自体が好きで積極的に対応しており、また成果を上げているのにもかかわらず、正当な評価が受けられない場合は仕事に対するやる気が失われていきます。がんばっても給料が少ない場合や、待遇が悪いなどで自分が行っている仕事の成果に対しての評価や報酬が低い場合、仕事をつまらないと感じる理由となるのです。

日本では、かつては年功序列が当たり前でしたが、徐々に成果主義を取り入れる企業が増えました。ただ、昨今では日本型の成果主義は古いともいわれており、がんばりが認められないケースが多いです。

努力しても報われない

人間には、誰しも大小がありますが承認欲求があります。承認要求とは、他者から認められたい、自分を価値ある存在として認めたい欲求です。通常の仕事を行っているだけであれば大きく承認欲求が芽生えませんが、例えば努力を重ねて仕事を完遂させた場合、褒めてもらいたいと感じるものです。

それに対して、成し遂げて当たり前のような評価を得るとモチベーションが著しく低下します。一度だけならまだしも、努力を重ねても毎回同じように褒められない状況が続くと、さらにモチベーションが下がり負のスパイラルに陥り、仕事がつまらないと感じるようになります。

職場の人間関係が悪い

自分一人で行う仕事の場合、すべて自分の裁量によりパフォーマンスが左右される傾向があります。一方で、同僚などと一緒になって仕事する場合、お互い力を合わせて仕事しないとパフォーマンスを発揮できません。

全員が同じ方向を向いて仕事を進めれば問題ないものの、中には人間関係が悪くお互いうまくコミュニケーションを取れず、本来のパフォーマンスを発揮できない可能性が高いです。また、足の引っ張り合いなどのトラブルも発生する可能性があり、徐々にやる気が失せてしまい仕事がつまらなくなっていきます。

適切な仕事量を与えてもらえない

毎日忙しい状態が続くとストレスが溜まっていきますが、逆に仕事がなさ過ぎる状態でもストレスは溜まるものです。例えば、小売店などで会計を担当している場合、お客がいないと仕事がなく手空き時間が多く生じがちです。

仕事がなく暇を持て余していると、徐々に自分自身が不要な人間なのではないかと考える傾向にあります。そして、徐々に仕事に行くのもおっくうになっていき、つまらないと感じてしまいます。窓際族と呼ばれる、出世ラインから外れて閑職につく中高年を指す言葉があるように、仕事を与えてもらえないのは大きな苦痛となるのです。

仕事がつまらない場合にやってはダメな行動

仕事がつまらない場合にやってはダメな行動

仕事がつまらないと感じる場合、自分自身でどのような行動をとれば改善できるのかを考えがちです。ただ、以下はよい行動とはいえません。

  • つまらないまま働き続ける

  • 同僚に相談する

  • だらだらと働き続ける

  • 無計画に転職する

なぜ、上記行動をとってはならないのでしょうか。ここでは、仕事がつまらない場合にやってはダメな行動と、その理由を紹介します。

つまらないまま働き続ける

仕事がつまらないと感じている中で、そのまま何もせず働き続けるのは最も取ってはならない行動の1つです。つまらないまま仕事すると、先に解説した通りストレスが溜まっていき肉体的にも精神的にも負荷がかかります。我慢して仕事を続けていると、場合によっては病気にかかる可能性もあるため注意が必要です。

また、つまらないまま仕事をするとパフォーマンスが低下する、仕事の質が低下するなどの問題点も生じます。仕事の質が下がれば、会社内での評価が低下してさらに仕事を与えられなくなったり、査定に響いて給与が下がったりするなどのリスクもあるため、基本的にはつまらないまま働き続けるのは得策ではありません。

同僚に相談する

仕事で抱えている悩みの相談先として、同僚に相談するケースがあります。仕事をよく理解しており、また気心知れた間柄であればついつい悩みを打ち明けがちですが、実は仕事がつまらない場合には相談しない方がよい場合があるのです。

なぜ同僚に相談しない方がよいかといえば、ついつい愚痴をこぼしてしまうためです。愚痴や不満ばかりを打ち明けられると、同僚側からしても苦痛に感じる場合があります。また愚痴や不満を言っている方と思われてしまうリスクがあり、さらに同僚が上司に報告してマイナスなイメージが付く可能性もあるため、注意しなければなりません。

だらだらと働き続ける

そのまま働き続けるだけでなく、だらだらと働き続けるのも問題です。やる気がない状態で働けば仕事のパフォーマンスが著しく低下して、ミスも多くなります。ミスが増えれば、会社内での評価が下がると同時に会社全体の評判も低下させる可能性もあるのです。

ほかにも、だらだらと働き続けると周囲への悪影響を及ぼす場合もあります。「腐ったミカンの方程式」と比喩される通り、組織の中にだらだらと働く方がいると、それがまん延して周囲のパフォーマンスを低下させる要因となりかねません。よって、だらだらと働き続けるのはよい行動とはいえません。

無計画に転職する

仕事がつまらないと感じている中で、今の仕事を続けるべきか辞めて転職すべきかを判断する場合があります。そこで、転職すると判断するのは悪い判断ではありませんが、無計画に転職するのは危険です。つまらない仕事はやめたい思いだけで、次の転職先を吟味しないまま転職すると、結局つまらない仕事に就いて辞めたくなる可能性が高いです。

ほかにも、無計画に転職すると今の収入より下がるリスクもあります。ある程度転職先の目星をつけた状態で転職するなど、計画的に転職活動すれば失敗を回避できます。

仕事がつまらない場合の対処法

仕事がつまらない場合の対処法

仕事がつまらない場合の対処法としては、以下の方法が有効です。

  • 上司に相談する

  • ライバルを作る

  • プライベートを充実させる

各対処法のメリットや、具体的な実施方法について解説します。

上司に相談する

仕事内容に不満があったり、人間関係がうまくいかなかったりして仕事がつまらない場合、上司に相談してください。上司は部下の指導や育成を行うと同時に、悩みや困りごとなどにも相談に乗るのが職務です。よって、上司に仕事がつまらないと相談すれば、対処してもらえる可能性があります。

例えば、今行っている仕事に適性がない場合、違う仕事や部署に異動するなどの処置を講じてもらえます。また、人間関係が悪い場合もほかの部署への移動や人間関係を悪化させている原因に対して対処してもらえる可能性があるのです。

上司だけでなく、場合によっては同僚に相談するのも有効的です。ただし、先に解説した通り同僚に相談する場合は悪い印象を与えかねないため、相談相手をよく吟味してください。

ライバルを作る

仕事に張り合いがなく、モチベーションが上がらずにつまらないと感じている場合、モチベーションを上げるための対策が必要です。その中でも、ライバルを作って張り合いながら仕事すると好転する可能性があります。例えば、営業職の場合は同レベルの売上を記録している方をベンチマークとして、常にその方を上回るために仕事すれば、自然とモチベーションを向上可能です。

一方的ではなく、相手からもライバル視されれば相乗効果でより高いレベルでの競い合いとなり、やりがいをもって仕事できるようになります。ただし、ライバルを作って仕事する場合、過度な張り合いによって人間関係の悪化につながるリスクがあります。これにより、結果として仕事がつまらなくなる場合もあるので、注意してください。

プライベートを充実させる

仕事がつまらなく感じる場合として、まだ配属されたばかりで雑用しか対応させてもらえない場合があります。どれだけ優秀な人材であっても、新人であったり配属先の経験が乏しかったりする場合は、どうしても雑用や教育ばかりになりがちです。その場合、ある程度我慢して仕事をこなしていれば、やがて仕事が楽しくなるものです。

ただ、つまらないと感じる期間をどのように耐えるかが重要となります。そこで、仕事がつまらないと感じてストレスが溜まっている場合は、プライベートを充実させてストレスを溜めない対応が必要です。

仕事がつまらない場合はすぐにアクションを起こそう

仕事がつまらないと感じる場合、さまざまな要因でつまならなさを感じるものです。特に、不向きな仕事を担当させられた時ほど、苦痛に感じるものです。仕事がつまらないと感じた場合、どのような原因でつまらないと感じてしまうのかの把握から始めてください。

そして、つまらない原因が明確になった時点で今回紹介した方法を参考にして原因を取り除くことが重要です。

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