[最終更新日]2023年1月24日 [記事公開日]2022年8月30日
仕事の辞め方はどうすれば良い?スマートに伝えて円満退職をしよう
「仕事をやめたいけどやめ方がわからない」 「できればスムーズかつ円満にやめたい」 といった悩みを抱えている方もいるでしょう。 しかし、なかなか仕事を辞められない方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めば、下記の内容がよくわかり、円満退職するためのコツがわかります。
仕事の辞め方
仕事を辞めるまでにするべきこと
円満退職をする方法
円満退職するためのポイントを知り、スマートな退職を目指しましょう!
仕事を辞める前に必要なこと
衝動的に仕事を辞める前に、退職日の確認や雇用期間の定めがないかなどチェックしましょう。仕事を辞めると決めてから、雇用期間の定めが決まっていたり自分の意思がぶれたりすると、退職スケジュールに影響が出る可能性があります。
それぞれ、解説していきます。
期間の定めがないかチェック
仕事や雇用形態によっては期間が定められている可能性があります。この期間が定められているか、ないかで退職日に影響を及ぼす可能性があるのです。場合によっては会社の承諾なく辞められない可能性もあるため、期間の定めは必ずチェックしましょう。
また、期間定めがある場合とない場合では、どのような違いがあるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
期間の定めがある場合
期間の定めがある場合は、その期間が終わるまでは働かなければなりません。ただし、一定の条件においては、退職が認められています。雇用契約書を確認し、期間の定めがないかチェックしましょう。ほかにも、上司の方に相談をするのも1つの手です。期間の定めがある場合は期間中は原則働く必要があるため、注意が必要です。
期間の定めがない場合
期間の定めがない場合は、労働者の辞めたい意思のみで辞められます。仮に企業が退職を承諾しないとしても、退職を申し出た日から2週間が経過すれば退職可能です。
しかし、トラブルを防ぐためにもできるだけ会社と自分が納得の行く形での退職をおすすめします。退職させてくれない場合は、労働監督署への相談をしてください。
辞める覚悟の再認識
会社に退職を伝える前に、自分は本当にやめたいのか再確認をしてみましょう。会社をやめたい理由には部署や人間関係、勤務時間などさまざまな理由があると思います。しかし、話し合いや変更によって状況が改善され、仕事を続けられる可能性もあるのです。
覚悟が決まらないうちにタイミングをいい、後々「やっぱりやめたくないです」だと、多くのを振り回してしまいます。その場の感情に流されず、本当に自分は辞めるべきなのかしっかりと考えてから、退職を伝えましょう。
退職までのスケジュールを立てる
退職する意思が確認できたら、退職までのスケジュールを立てる必要があります。まず、退職する日までに行うべきことをメモに書いてみましょう。就業規則には、「退職をする場合は何週間前に伝えるべき」が指定されている場合もあります。
しかし、伝えるのが早ければ早いほど、会社も人員確保や事務作業などを余裕をもって行えるでしょう。そのため、決めた時点で早めに伝えるのがおすすめです。もし急に辞めると伝えても、会社は手続きや人員確保で困ってしまいます。
とくに繁忙期など忙しい期間に退職日を設定すると、引き止められる可能性が高くなります。できるだけ繁忙期は避けるか、具体的なスケジュールを相談した上で退職日を決めましょう。ブラック企業や心身に影響が出ている場合は除いて、退職日は2〜3ヶ月前ほどに伝えておくとトラブルになりにくいです。
円満退職するための流れ
円満退社をするまでの流れを知っておくと、スムーズに行動できるようになります。辞めると伝えたら終わりなのではなく、引き継ぎや有給休暇の消化もあります。具体的なステップとしては次のとおりです。
(1)直属の上司へ退職の意志を伝える
(2)社内外へ退職することを伝える
(3)業務の引き継ぎ
(4)有給休暇の消化
(5)退職当日までに会社のものを返却する
では実際に円満退社するための流れについて見てみましょう。
(1)直属の上司へ退職の意志を伝える
一般的に直属の上司に退職を伝えましょう。メールや手紙などではなく、口頭で退職をしっかりと伝えるのが最適です。しかし、仕事が辛いなどの退職理由であれば、なぜ仕事が辛いのか、解決できないのかなどと引き止められる可能性があります。
退職意思が固まっているのであれば、まわりの言葉に流されずにはっきりと辞める意思を伝えましょう。前向きな理由であれば、会社も応援をして退職を受け入れてくれる可能性が高くなります。円満退職を望むのであれば、ネガティブな理由はあまり言わないほうが得策です。
(2)社内外へ退職することを伝える
取引先の方、社内のお世話になった方や同じ部署の方に退職する旨を伝えましょう。急に担当者が変わったり、急に出勤しなくなったりすると、何も知らない周りは状況を把握できません。場合によっては、トラブルや混乱を招くことも考えられます。
退職をまわりに伝えると、トラブルなどを防ぐとともに、業務の引き継ぎ作業も行いやすくなります。まわりにはお世話になった感謝の気持ちを述べ、いつごろ辞めるのかをしっかりと伝えましょう。
(3)業務の引き継ぎ
仕事を辞める間に、自分の業務の引き継ぎを行いましょう。業務の引き継ぎの際、マニュアル化することで、自分がいなくなっても次の方が作業フローを確認できるようになります。
マニュアルがあるのとないのとでは、残された社員も安心です。また、会社からの印象も大きく変わります。次の後輩のためにも、業務の引き継ぎはしっかりと行いましょう。
(4)有給休暇の消化
有給休暇が残っていれば、退職前にすべて消化しましょう。一気に消化するのは迷惑なのではないか?と不安になるかもしれませんが、会社は有給を拒否できません。なぜなら、有給休暇の使用は労働者の権利だからです。
とはいえ、業務の引き継ぎが全く進んでいない状態で、有給をすべて消化するのはあまり好ましくありません。有給休暇の消化も考慮して、退職スケジュールを立てましょう。有給を1日で取るのが難しければ、会社によって午前・午後だけ消化することが可能な場合もあります。
(5)退職当日までに会社のものを返却する
自分が使っているもののなかには、会社から借りているものもあるでしょう。基本的に働いているときに支給されたものはすべて返却する必要があります。とくに社員証や名刺、業務での制作物はセキュリティ上の理由もあるため、返却を忘れないよう注意してください。
返却するものは会社によって異なるものの、代表的なものでは次のとおりです。
社員証
名刺
健康保険証
通学定期券
貸与されたもの
業務で使用した書類
印鑑など
なお、雇用保険被保険者証や年金手帳については自分が受け取るものになります。
会社を辞める際の注意点
円満退職を目指すなら、会社を辞める前に退職時の注意点についても必ず確認しておきましょう。具体的には次の2つです。
転職先を見つけてから辞める
辞める意思ははっきりと伝える
これらの注意点を踏まえないと今後の生活に困ったり、仕事がダラダラと続いたりする可能性があります。注意点を知ることで、会社をスムーズに辞めれる可能性が高くなり、自分自身困ることも少なくなります。
転職先を見つけてから辞める
その場の感情で会社を辞めると、次の仕事先がうまく決まらず生活費に困ってしまう可能性があります。そのうえ、転職先がなかなか決まらないとキャリアにブランクも生まれてしまうことも。時間はあるに越したことはないため、スケジュールに余裕をもって転職活動を進めましょう。
転職を成功させるためにも、転職先を見つけてからの退職をおすすめします。転職活動は焦ってしてもいい結果を得にくいです。在職期間中の転職活動であれば、気持ちに余裕を持って転職ができるでしょう。
辞める意思ははっきりと伝える
会社を辞める際、引き止められるのは珍しくありません。理由次第では、「もう少し頑張ってみないか」ともいわれてしまいます。退職を伝えたものの一度引き留められれば、退職するタイミングを失ってしまうでしょう。
できる限り引き止められにくい退職理由にするか、もし引き止められても退職する意思は変えずないようにしましょう。一度引き止められてそのまま働いてしまえば、またズルズルと働いてしまう可能性が高くなります。
逃げたと思われるような退職理由を言わない
会社を辞める際、できるだけ円満退社をして清々しい気持ちで次の職場で働きたいものです。円満退社はトラブルが少なくなり、次の転職先が同じ業界であれば、職場の方から仕事を紹介される可能性もあります。
しかし、退職の伝え方によってはトラブルになる可能性が高くなります。例えば会社の悪口をいったり、まわりの悪口をいったりすれば、誰でもいい印象を抱きません。「仕事が辛いから」というような理由も同様です。これらの理由は「逃げた」「まわりのせいにしている」と思われかねないでしょう。
本音はネガティブなものだとしても、伝える退職理由は前向きな理由を心がけましょう。そうすれば、会社も退職を快く引き受けて、素直に応援してくれるはずです。
まとめ
この記事では仕事の辞め方についてご紹介しました。仕事を辞めるときは、本当に辞めたいのか自分の意識を確認しましょう。また、辞めると聞くとハードルが高く聞こえるかもしれませんが、辞めたと決めた以上はしっかりと伝えるのが大事です。この記事で学んだことを基に、仕事をスムーズかつ円満に退職しましょう。
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