[最終更新日]2023年9月13日 [記事公開日]2022年7月14日
向いてる仕事がわからないための“自分に合う仕事”の見つけ方教えます
就職活動や転職活動を始めるにあたって、「自分に向いてる仕事がわからない」という人は多いようです。就職・転職したくても、特に志望する業種や業界が見つからない場合はどうすればいいのでしょうか?せっかく就職や転職に成功しても、その仕事が自分に向いていなければつらい思いをしますし、遅かれ早かれ離職することになるかもしれません。自分に向いている仕事を見つけて、就職・転職活動をスムーズに進めましょう。
向いてる仕事がわからない原因
向いてる仕事がわからない原因は、大きく分けて2つです。向いてる仕事がわからない原因の1つ目は「自己分析できていない」ことです。自分の傾向、性格などを知らなければ、適職は見つかりません。特に、自分の好きなことや得意なことは知っていても、自分の嫌なこと、苦手なことを知らない人が多いようです。自分が好きなことを仕事にするのが理想だと言われますが、実は自分の苦手なこと、嫌なことを仕事にしないことのほうが重要です。というのも、「好きなこと」「得意なこと」を仕事にできればいいですが、それができている人は実際にはそれほど多くないからです。これから就活を始める人にとっては酷な言葉かもしれませんが、「天職」はないと覚えておきましょう。むしろ、長く続けても苦しくない仕事、嫌にならない仕事、それこそあなたの「適職」であり、「向いてる仕事」なのです。
適職を探すうえで、自分の性格を客観的に知ることも大切です。ある程度、職種と性格は一致しているほうが良いからです。たとえば、人前で話をすることが好きな人は営業に向いていますし、黙々と作業をするのが好きな人はプログラマーに向いているかもしれません。仕事に求められる適正と自分の性格を合わせて考えると、自分とその仕事との相性がわかります。仕事に求められる適正と性格の相性が良いほど、採用される率も高くなります。
向いてる仕事がわからない原因として2つ目に考えられるのは、「選択肢が少ない」ことです。そもそも仕事の種類をあまり知らないので、自分に向いている仕事が見つけられない可能性があります。10の中から自分に合ったものを選ぶより、100の中から選ぶほうが、より相性の良いものを選べるはずです。世の中にはいろいろな仕事があることを理解したうえで、「やってみたい仕事」「興味のない仕事」に分類していくことが必要です。
職業情報サイトなどを見て、いろいろな職種や業界を知るところから、自分に合った職探しを始めてみましょう。書籍やYouTubeなど、様々な媒体でいろいろな職業を紹介しています。また、自分では意識していなくても、「会社員にならなければいけない」と心の奥底でなんとなく思っているかもしれません。現代はフリーランスや在宅ワークなど、働き方は多様化しています。ワークスタイルも、自分のライフスタイルや性格、特性に合わせて選べることを覚えておくと、選択肢が広がります。固定観念に縛られず、柔軟に考えましょう。
向いてる仕事がわからない時の対処法
向いてる仕事がわからないなら、次に挙げる6つの段階を踏んでみてください。きっと自分に合った仕事を見つけるヒントになるはずです。
向いてる仕事がわからない時の対処法1:『苦手なこと・嫌なことを明確にする』
まず『苦手なこと・嫌なことを明確に』しましょう。自分に向いてる仕事がわからないときには、苦手なことや嫌なことを主体に考えてみることをおすすめします。箇条書きで、苦手なことや嫌なことを書き出してみましょう。自分にとって苦手なことがわかると、「細かい作業やコツコツ作業するのが苦手だから、営業や販売が向いているかもしれない」「体力がなくて体を使うことが苦手だから、まずは事務職から探そう」などと、自分が目指す方向が見えてくるかもしれません。また、「知らない人とコミュニケーションを取るのが苦手だから、営業や接客は向かないだろう」というように、消去法で考えることもできます。
向いてる仕事がわからない時の対処法2:『適職診断を受ける』
『適職診断を受ける』ことができます。大手転職サービスやハローワークなどが提供している適職診断を活用してみましょう。転職サイトの適職診断は、スマホやタブレットから簡単に受けられます。チェック形式で、質問に答えていくだけで、自分に合った職業、職種を導き出してくれます。ハローワークの適職診断は事前予約しなければならないこともあるので、最寄りのハローワークで確認してください。
適職診断を利用すると、自分では思ってもみなかった職業・職種が、実は自分に向いているという発見があるかもしれません。逆に、自分が志望している業種との相性が悪いとわかることもあります。必ずしも適職診断に従えばうまくいくわけではありませんが、職探しの視野を広げ、向いている仕事を探す第一段階として役立つでしょう。
向いてる仕事がわからない時の対処法3:『1つの仕事をずっと続けていこうと思わない』
『1つの仕事をずっと続けていこうと思わない』ことが大切です。終身雇用の時代はすでに終わりました。親の世代とは違うということを認識しましょう。「この会社に入ったら定年までここで頑張らなければいけない」「一生同じ職業を続けるべき」と考えている人ほど、意外と短い期間で離職しています。むしろ、「この会社で勉強して、いずれ企業するチャンスを見つけよう」「この業種で学んでみて、いずれは海外へ行こう」と柔軟に考えている人のほうが、大きなビジネスチャンスをつかむ傾向にあります。「この仕事をずっと続けていく」というのは素晴らしいことではありますが、合わない仕事なら本人にとってはとても苦しいことです。
向いてる仕事がわからない時の対処法4:『情報を取り入れる』
『情報を取り入れる』ことも重要です。自分だけで考えていても、結局何が自分に向いているのか、わからなくなってきます。少しでも興味のある業界・職種があれば、その仕事をしている人の話を聞いてみましょう。その仕事をしている人の書いたサイトや書籍などを読むのも良いでしょう。さらに興味が湧いてくるかもしれませんし、その職業に就いた自分を想像しやすくなります。反対に、話を聞くことで、自分には向いてないと判断できる場合もあります。
向いてる仕事がわからない時の対処法5:『自分のモチベーションが上がることを見つける』
『自分のモチベーションが上がることを見つける』ことも意識しましょう。モチベーションといっても、趣味などの分野、たとえば「化粧品が好き」「アニメを見ることが好き」といった分野でモチベーションが上がることではありません。何か行動をしたときに、モチベーションが上がることを意味しています。「教えることが好き」「組織がうまく動くようにサポートすることが得意」「人の為になることや人の役に立つことに喜びを感じる」など、何らかの行動をしたときにモチベーションが上がることです。自分のモチベーションが上がることを見つければ、自分の能力やスキル、特性を活かせる仕事がわかってきます。
向いてる仕事がわからない時の対処法6:『好きなこと=向いてる仕事とは限らない』
『好きなこと=向いてる仕事とは限らない』ということも覚えておいてください。「洋服が好きだからアパレル業界」「テレビを見るのが好きだからエンタメ業界」のように、好きなこと、好きなもの主体で仕事を決める人は少なくありません。ですが、好きなことを仕事にしても、案外うまくいかない人が多いのです。好きなことと、自分の特性やスキルを活かせる仕事はイコールではありません。向いている仕事は、好きなこととはズレている可能性があります。この2つの乖離が大きい場合は、その間を埋められる仕事を探すか、あるいは2つの軸で就活を進めてみることができます。好きなことばかり追い求めていると仕事の選択肢が狭まってしまい、いつまで経っても自分に向いている仕事を見つけることはできません。
自分に合う仕事の見つけ方とツール
就職・転職活動を成功させて内定を獲得するには、自己分析が大切です。正しく、客観的に自分を知りたいなら、診断ツールを利用するとよいでしょう。無料で使えて、スマホやタブレットから簡単にチェックできる自己分析診断ツールはたくさんあります。
おすすめ無料自己診断ツール
【就活成功診断(自己分析編・Sipher)】
40個の質問に答えるだけで、就活の成功率がわかります。たった3分で終わるので、忙しい人にもおすすめです。自己分析できていない部分が項目ごとにわかるので、どのポイントを分析すべきかが理解できます。【適性診断AnalyzeU+(OfferBox)】
求人サイトOfferBoxの提供する適正診断ツールです。251の質問に答えれば、自分の適性について、的確な分析結果を知ることができます。問題数が多いので、パソコンから受検することをおすすめします。診断結果を見た企業から、直接スカウトが来る可能性もあります。【キミスカ適性検査(キミスカ)】
求人サイトキミスカのサイト内で受けられる診断ツールです。質問数は150問ですが、30分ほどで終了します。9つの観点から分析して、ストレス耐性や職務適正、戦闘力などもわかります。「結果の精度が高い」と就活生から高評価を得ているツールです。適正検査の結果を見て、企業からスカウトされる可能性もあります。
自己分析をし、企業情報を分析したけど、それでも「どんな仕事が向いているかわからない」「働きたいと思える仕事がない」という人は、適職診断ツールを活用し、客観的に自分に向いている仕事を探してみましょう。
おすすめ無料適職診断ツール
【適性診断MATCH plus】
マイナビが提供している適職診断です。職業適性や職務適性がわかります。診断結果が詳しく出るので、受検して損はありません。すでに就職・転職を成功させた利用者からは「当たる」と評判です。マイナビ公式サイトからアクセスできます。【Future Finder】
心理統計学に基づいて特性検査をし、診断結果から自分に向いている企業を探してくれるツールです。質問は全部で151問です。診断結果を見て、企業から直接スカウトもされます。企業と人のマッチングサイトです。自分に向いている企業TOP5まで紹介してくれます。【ジョブリシャス診断】
大手転職サービス、マイナビ転職がディグラム・ラボと共同で行っている診断です。20の質問に答えて、27タイプの仕事から自分に合った仕事を診断してくれます。マイナビ転職に登録しなくても診断結果を見ることができますが、登録するとより詳しい結果を知ることができます。
向いている仕事を探すには、まず、就活サービスに登録するとよいでしょう。どんな仕事が向いているかわからないなら、就活サポートを活用して、さまざまな企業や業界の情報を得ることをおすすめします。
おすすめ無料就活サービス
【ミーツカンパニー就活サポート】
入社実績14,000人、面談満足感90%と、確かな実績を誇る就活エージェントです。中小規模の合同説明会やミーツカンパニー限定の特別選考ルートなど、役立つサービス満載の就活エージェントです。【キャリアパーク就職エージェント】
最短3日の内定実績があります。すぐに内定を獲得したい人におすすめです。就活相談、面接対策、ES添削などサポートしてくれます。紹介企業は300と少ないですが、厳選した信頼できる企業だけに絞っているので、ブラック企業を避けることができます。【女子キャリ】
女子学生専用の就職サービスで、アドバイザーも全員女性なので、女性ならではの就活に関する悩み、不安にも寄り添ってくれます。就活講座、非公開企業説明会、企業紹介などのサービスを提供しています。サイトには働く女性のインタビューを掲載しているので、さまざまな職種や業界で活躍する女性の生の声を聞くことができます。
そして弊社ジールコミュニケーションズでも、仕事選び・企業選びに悩む方の就活を支援する無料サービスを提供しています。「新卒向け就職サポート」「既卒向け就職サポート」「社会人向け転職サポート」「アスリート向け就職サポート」など、様々なニーズに応えられるようサポートの種類も豊富です。自分に向いてる仕事がわからない場合にも、プロのキャリアプランナーがマンツーマンでじっくり面談し、あなたに合った仕事の紹介と内定獲得をサポートしますので心配はいりません。該当するサポートがわからない方は、下記の「お問い合わせ」よりご相談ください。
まとめ
自己分析ができておらず、職種や業種を知らないと選択肢が少なく、自分に向いてる仕事がなにか分かりません。『苦手なこと・嫌なことを明確にする』『適職診断を受ける』『1つの仕事をずっと続けていこうと思わない』『情報を取り入れる』『自分のモチベーションが上がることを見つける』『好きなこと=向いてる仕事とは限らない』という6つのポイントを意識して、長く続けられる仕事を探しましょう。仕事探しの上で役に立つ、さまざまなツールが出ているので活用してください。
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