[最終更新日]2023年9月13日 [記事公開日]2022年6月17日
転職すべきか悩む20代必見!転職を決める判断基準と内定獲得法をご紹介
最近ではずいぶん転職へのハードルが下がってきていますが、それでも転職すべきかと悩む人が多くいます。その多くは20代です。転職というとこれまでの仕事で身に付けたスキルを次に活かすために行うイメージがあることから、経験の浅い20代では転職に踏み切るのに勇気がいるのです。
しかしそんなに悩む必要はありません。あなたが思うより20代の転職志望者はたくさんいますので、あなたも思い切って転職に踏み切りましょう!今回はそんな転職すべきか悩む20代のために、転職を決める判断基準と内定獲得法をご紹介していきます。
転職すべきか悩んだ時にまず考えるべきこと
30代や40代に比べて、20代は転職するには良い時期だと言われています。その理由として、若いゆえに長く働ける人材であることや、柔軟性があることなどが挙げられます。だからといって、転職をした方が必ずしも良い結果になるとは限りません。転職は人生の中でも大きな決定になりますし、生活全般に影響があります。では、転職すべきかどうか悩んでいる20代は何を考えるべきでしょうか。
転職したいと思う場合、なぜ転職したいのか、その動機をよく考えておくことは重要です。動機がしっかりしていない転職は失敗してしまう可能性が高いからです。また、動機によって、転職先の選び方も変わってきます。転職を希望する20代の多くに見られる動機は、キャリアアップが目的です。年収アップや自身のスキルや経験のアップのための転職です。職場や所属する企業が変わることで、給料がアップすることもあれば、さらに将来の転職や独立を見据えて、経験を積むために転職したいと考えるわけです。
転職の別の動機に、今の職場が合わないという理由もよく見られます。思っていたのと違う仕事だったとか、給料が良くない、休みが取りにくい、社内の人間関係への不満などがあります。単純に別の仕事がやってみたいから、職場や職種を変えたいと思う人もいるようです。転職したい理由が何であれ、それらは大きく2つのカテゴリーに分けることができます。それは、ポジティブな理由とネガティブな理由です。キャリアアップがしたいとか、別の仕事にチャレンジしてみたいという理由はポジティブに分類されます。一方、給料が安いとか休暇が取れないなどの理由はネガティブな理由になります。
ただし、一見ポジティブな理由でも、それは現在の職場にいたらキャリアアップできないので転職したいということであり、結果的に現職への不満からの転職であると言えます。実のところ、転職したい理由は全てネガティブなものですから、その理由がとても大切になります。どうして現職に不満があるのか、その理由がはっきりしていなければ、転職しても同じような職場に落ち着いてしまう可能性があるからです。
給料に不満がある場合、次の転職先では最低でもこのくらいの給料という明確な目標が無ければ、転職しても満足のゆく結果にはならないでしょう。同じように、キャリアアップが目的の場合、転職したらどういう仕事がしたいのか、ある程度の長期的なビジョンを持っていないと、新しい職場でもすぐに不満が出てくるかもしれません。転職したいと思う動機をしっかりと分析して、認識しておくことは大切です。
もう一つ、転職すべきか悩んでいる時に考えておくべきことは、転職に伴うメリットとデメリットです。メリットばかりを考えて転職しても、デメリットの方が大きくなってしまったら、その転職は成功したとは言えません。転職のメリットとデメリットをきちんと押さえておきましょう。その上でメリットの方が大きいと思うのであれば、転職に踏み切ることができます。
20代で転職することのメリットは、若さとやる気をアピールできることです。20代の前半で転職を考えている人の多くは、特別なスキルがまだ身についていない状態での転職活動になります。そのような人が最もアピールできるのは、若さとやる気です。企業にとって長く役に立つ人材であることや、柔軟に会社に馴染むことができることをアピールできるでしょう。若い20代のうちだからこそアピールできることです。
一方で、デメリットとなるのは、若すぎるゆえにスキルが足りないこと、早々に前の会社を退社するため、忍耐力が無い人と見なされてしまう場合があることです。20代は、30代や40代に比べて、スキルや経験がまだ浅いと見なされます。これらのメリットやデメリットをよく考えておかないと、いざ転職活動を始めても、ほとんどの会社から断られてしまうかもしれません。デメリットを補って余りある存在であることをアピールするために、デメリットをどう補うことができるのか、考え方や行動から示さなければなりません。
例えば、25歳で転職を希望する人が2人いたとします。どちらも特に目立ったスキルや経験はありませんが、一方は22歳で就職して、3年間の実務経験があります。もう一方は大卒後にしばらくフリーターとして働いていた経験があり、会社での実務経験は1年だけです。どちらの人材を企業は欲しいと思うでしょうか。やはり、フリーターを経て実務経験が1年しかない人では、「仕事が続かない人」「忍耐力が無い人」というデメリットの部分に目が向けられてしまうかもしれません。このようなケースでは、後者は転職せずに今の仕事を続けた方が、長期的に見てメリットが多いと言えるでしょう。
しっかりとした動機を考えていなかったり、メリットとデメリットを理解しないで転職すると、転職先が合わなくてすぐにまた転職するということにもなりかねません。そのように転職を繰り返すことは、忍耐力や継続力のない人とか、柔軟性や適合性のない人と見なされてしまうというリスクも生じる可能性があるので注意が必要です。
20代が転職すべきか悩んだ時の“転職を決める”判断基準
20代で転職すべきかどうかを判断するための基準には、同じ20代でも年齢と実務経験の兼ね合い、そしてどのような職種への転職を希望しているのか、どんな理由から転職を希望しているのかといった点があります。それらを総合的に判断することが大切です。
20代は転職に有利な年代だと言われていますが、20代前半なのか、半ばなのか、後半なのかで求められる事柄が変わってきます。20代前半の場合、これは20歳から23歳くらいまでの年齢層ですが、この年代で転職を希望する人が転職すべきかを判断するための基準になるのが実務経験の長さです。
例えば、高卒で就職していた人の場合には、22歳でも4年間の実務経験があります。一方、専門学校を卒業した人の場合には2年間、大卒の場合には1年未満の実務経験となります。そのため、高卒の人であれば社会人としての経験の長さ、大卒の人材にも負けない即戦力であることをアピールすることができます。特別な専門知識や学歴を重視しない企業であれば、転職を考えても良いかもしれません。
同じ年齢でも大卒の人の場合には、実務経験が1年未満ということになります。このことは忍耐力や適応力が無い人と見られてしまう可能性があります。せっかくの大卒のキャリアや専門的な知識があったとしても、そのメリットを活かしきれないでしょう。そのため、この場合には転職を見送るという決定になるかもしれません。
これが20代後半である場合にはどうなるでしょうか。20代後半の場合、高卒でも大卒でも、社会人としての経験はそれなりにあることになります。そのため、20代後半で転職を希望する時に最も重視されるのは、実際に仕事で取り組んでいた内容になるでしょう。社会人として身につけたマナーや若さだけをアピールしても、企業にとっては魅力的な人材に見えないでしょう。特にキャリアアップが目的の転職であるならば、なおさらそうであると言えます。そのため、20代後半で転職すべきかを判断する基準は実務経験で、どんなことをどれだけやってきたかになります。
転職を決める判断基準になる別の点は、どのような職種への転職を希望しているかです。給料や環境の良い職場へのキャリアアップを目的とした場合、同職種への転職が望ましく、年齢は20代でも半ばか後半である方が望ましいでしょう。なぜなら、その年齢であればアピールすることのできる経験やスキルが身についているからです。
逆に、別の職種への転職を希望する場合ならば、20代前半の方が望ましいと言えます。別の業種に就くことになるので、今までのスキルや経験はほとんど役に立たなくなります。むしろ、若さややる気をアピールした方が成功するかもしれません。
転職すべきかを判断する基準がいろいろ調べてみたけど自分ではわからないということもあるかもしれません。そのような場合には、信頼できる第三者の意見を聞いて、それを基準に転職すべきかを判断することができるでしょう。同年代の友人や上司の中に同じような境遇で転職した人がいれば参考に話を聞いてみることができるかもしれません。転職すべきかのアドバイスだけでなく、どのようにできるのかといった具体的なことも聞くようにしましょう。また、良い点だけなく悪かった点なども併せて聞けば、考えが偏ることを防ぐことができます。
注意しなければならないのは、知り合いや友人の場合には主観を押し付けられてしまう可能性があるということです。相談する人は良く考えて選びましょう。第三者の目線で物事を考えることのできる人、自分自身について正しく理解してくれている人がベストです。
転職すべきかどうかを聞ける信頼できる友人や上司が周りにいない場合にはどうすれば良いのでしょうか。そのような時には転職エージェントに相談したり、転職に関するセミナーなどに参加することができるかもしれません。客観的に判断してくれるプロの目線やアドバイスは、本当に転職すべきかどうかを判断する上で信頼のできる基準になるでしょう。
転職を決意した際の動きと対策法
では、転職することに決めたなら、何をすれば良いのでしょうか。転職すべきか悩んだ時にはまず、その動機やメリットデメリットを考えたことでしょう。そのことをきちんとまとめておくこと、可能なら文章にして記録しておくことは重要です。それらは転職先の決定や面接の時の対策に役に立つからです。
次に、転職のためのタイムスケジュールを作成します。転職するためには少なくとも4~5か月前からの準備が必要になります。それでまず転職したいと思う時期を決めて、そこから逆算して計画を立てていきます。転職先が決まった場合、現在の職場を退職するための期間もよく考えておきましょう。仕事の引き継ぎにどのくらいの時間がかかるのか、上司にそのことをいつまでに伝えておかなければならないのかといった点です。加えて、もしもその間に異動や昇進などがあった場合にはどうするのかも考えておきます。場合によっては昇進を断ることも必要になるかもしれません。いずれにせよ、スムーズに退職できるように環境を整えておくことは重要です。
それらの準備ができたら、転職したい時期の3~4か月前から、転職先の会社を探していきます。この時、転職エージェントを活用するのはとても良い方法です。自分の転職したい動機や理由がハッキリしていれば、それに合った転職先をエージェントが見つけるのを助けてくれるでしょう。転職エージェントには非公開求人が多くあり、転職に関する相談を受け付けてくれるところや面接や給料交渉などを代わりにしてくれるところも数多くあります。初めての転職でも心配せずに行動できるでしょう。
まとめ
20代で転職すべきか迷っている場合、まずはどうして転職したいと思っているのか、その理由や動機をきちんと分析するようにしましょう。これには転職した際の、そして転職活動する時のメリットやデメリットも考えることが含まれます。これらを考えておくことは、その後実際に転職活動を始めた時にも非常に大切なこととなります。
次に、転職すべきかを判断するための要素を考えます。転職すべきかの判断には、年齢、実務経験、どんな職種への転職を希望するか、そして転職したいと思う理由や動機が含まれます。これらは一つ一つが判断基準になるのではなく、総合的に考えて基準とすべきです。同じ年齢でも、希望する職種が変われば判断基準も変わります。転職することに決めたら、プランを立てましょう。その上で、転職エージェントなども活用しながら、転職先を探し、面接対策を行うといった転職活動を始めることができます。
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