[最終更新日]2023年9月13日 [記事公開日]2022年6月7日
アスリートのセカンドキャリアにオススメな職業と転職成功法を解説
アスリートとして競技生活を頑張ってきた人からすると、一般企業への就職は未知のものになると思います。「どう就活すればいいのか」「どんな仕事をすればいいのか」と悩んでいることだと思いますが、きちんと対策できていますか?
どんなスポーツでも一生アスリートとして活動していくことはできませんから、早いうちからセカンドキャリアについて考えていきましょう。今回のコラムではそんなアスリートのセカンドキャリアとしてオススメな職業と転職成功法についてご紹介していきます。
アスリートのセカンドキャリアにオススメな職業
何らかのスポーツに打ち込み、プロスポーツ選手として活躍していたアスリートたちですが、ずっとそのスポーツを続けることはできなくなります。誰もが年齢を重ねてくると思うようなパフォーマンスができなくなるのは当然のことです。自身がアスリートとして活躍できなくなる時は必ず来るので、セカンドキャリアをどのように見つけるかはとても大事なことです。アスリートのセカンドキャリアにオススメ職業とは、どのようなものがあるのでしょう。
アスリートのセカンドキャリアにオススメなのは、人と関わる仕事です。アスリートは、今までから多くの人に「見られる」ことが多かったはずです。そんな世界にいた人たちは、エンターティナーとしての一面も持ち合わせています。応援してくれる人やサポートしてくれる人たちと関わり、喜びや感動を与えてきたことでしょう。これがそのまま人と関わる仕事として役立つのです。
そんなオススメ職業は、営業、スポーツトレーナー、インストラクター、経営者(フリーランス)そして介護職などです。オススメするのには理由があって、営業はスポーツ選手とは元々自分を売り込むことをしています。その競技を応援してもらうためにも、アピールはしてきたことでしょう。そして何より、挨拶や礼儀についてもきちんとしているので印象がとても良いのが営業にぴったりです。営業先で「元スポーツ選手です。」と言うとそこから話が広がって商談がまとまったなど、良い結果に結びつくことは多々あります。
スポーツトレーナーやインストラクターも元アスリートにはオススメです。アスリートは元々体を動かすことは得意ですし、会社の事務仕事よりもずっと良いという人も多いです。スポーツジムなどに就職した場合、元プロ選手の○○がインストラクターをしているジムと宣伝されたら、多くのお客様が来る可能性もあります。体のしくみについても一般の人よりも詳しいため、的確なアドバイスができ、すぐに活躍することができるでしょう。
そして経営者(フリーランス)ですが、競技を引退した後に経営者として活躍しているアスリートは多くいます。やはり現役時代から向上心が強くて1番を目指していた人たちは経営者として成功することが多いです。どんな状況になっても粘り強く諦めない精神から独立して会社を立ち上げたりお店を経営していたりする元アスリートは多いです。コミュニケーション能力にも長けている人が多いのも、フリーランスとして成功している理由の一つになるでしょう。また、現役の時の応援者が来店してくれたり、宣伝してくれたりするのも強みです。
介護職は、介護が必要な人の気持ちを理解して行動して支えることや、コミュニケーション能力や体力も必要な仕事のため、元アスリートに向いていると言えるでしょう。
アスリートセカンドキャリアに挑むうえで心得ること
アスリートが転職するには、いくつかの方法があります。ハローワークで探す、知人の紹介、求人誌、広告で探す、転職イベントに行く、求人サイトに登録してみる、そして転職エージェントを利用してみるなどです。それぞれのメリット、デメリットを知り、自分に合った方法を見つけましょう。
ハローワークは職業安定所のことで、国が運営している職業紹介所です。無料で利用でき、地域密着の求人が多くあります。しかし、アスリート経験を活かしたいと伝えても、それに見合った求人を紹介してもらえなかったり、求人が出ている企業の情報(具体的な仕事内容や企業の様子など)が少ないといったことがあります。
知人を頼って紹介してもらうという方法もあります。知人が経営している会社や知人からどこかを紹介してもらいます。こういった場合、ほぼ採用となって決まるでしょうが、知人であるために断れないとか、辞める際に言い出しにくいといったデメリットがあります。自分で何も調べずに転職を決めるのは良くありません。信頼できる人からの紹介であっても、労働環境や待遇、どんな職場なのかは自分で調べるようにしましょう。
求人誌やチラシで探すこともできます。無料の求人誌や折り込みチラシは主に地元で働ける求人がほとんどです。中にはとても良い内容の求人が載ることもあるのでチェックをしてみるのも良いでしょう。しかしながら、どちらかというとアルバイトやパートの求人掲載が多く、正社員の求人掲載は少ないのが現状です。
転職イベントに行ってみるのも良い方法です。最近は人材サービスの会社が大きな会場で転職イベントを開催する機会が増えてきました。求人を出している各企業がブースを設け、面談を行う形式です。1日で複数社の情報を得ることができますし、その企業で働いている人が説明に来ているので社風などがよくわかります。デメリットとしては、出店している企業しか見られないことや、企業側は良い点ばかりをアピールしてくるといったことが挙げられます。企業に対して良いイメージを持って欲しいと考えるのは当然のことですが、自身でも調べてみることが大切です。
求人サイトは今とても多くあります。求人情報もかなりの数があり、転職先を探すのに利用している人は多いです。利用は無料のところがほとんどで、24時間閲覧可能ですから自分のペースで転職活動ができるでしょう。しかし、求人サイトは自分で探して応募して企業との連絡を取り合うなど、全て自分自身で動かないといけません。転職のサポートも受けられないので、わからないことがあっても自分で調べることになります。まずは情報を集めたい、自分のペースで仕事探しがしたい人に向いています。
転職エージェントを利用して転職するアスリートもいます。転職エージェントは人材紹介サービスで、無料で利用できます。登録すると専任のアドバイザーがついてくれ、面談して適性に合った求人を紹介してくれたり、提出書類の書き方をアドバイスしてくれることもあります。また、面接の受け方を教えてくれたり、企業との面接日を調整してくれたりします。登録した人だけが応募できる、非公開求人も紹介してくれます。就職活動をあまりしたことがない人にとっては、とても頼りになる存在になることでしょう。
アスリートセカンドキャリアを成功させる方法
アスリートは一生続けられるものではなく、いずれは転職をしなければなりません。しかしずっとスポーツ一筋で来た人は、就職活動もしたことがないというケースが多いです。いきなり就職活動をしようと思っても何から手をつければ良いかわからないものです。よくわからないまま就職活動をして、何となく決まったところに入り、働き始めたけれど思っていたのと違うからやっぱり辞めたいなどというようなことになってはセカンドキャリアの失敗ということになります。このようなことにならないよう、セカンドキャリアを成功させたいなら転職エージェントを利用することをオススメします。アスリートは転職活動に慣れていないでしょうから、こういったところを使うとスムーズに進められます。
転職エージェントを利用すると良い理由は、無料で使え、専任のアドバイザーがついてくれるからです。面談をして向いている仕事を教えてくれたり、非公開求人を紹介してくれることがあります。また、企業側と面接日の調整を行ったり、年収の交渉なども任せられます。そして応募の際の履歴書など提出書類の書き方指導や面接の対策についても教えてもらえるのです。
転職エージェントを使うにあたり、注意しなければならない点もあります。エージェントのサポート期間は、だいたい3カ月から6カ月と決まっています。ですからいつまでに転職したいかをきちんと決めておくようにしましょう。そうしないと、決まらないうちにサポート期間が終わってしまう可能性があります。また、専任のアドバイザーとの相性が合わないことがあったり、扱う企業もエージェントによって得意分野、不得意分野がありますから複数のエージェントに登録することをオススメします。3つくらいのエージェントに登録し、使い勝手の良いところを使うと良いでしょう。もし、アドバイザーと相性が合わないなと感じたら担当変更希望を申し出ることができますので、我慢する必要はありません。
転職エージェントを利用すると、いろんなことをアドバイザーがしてくれるのでとても楽なのですが、アドバイザーに頼りっぱなしではいけません。そこで働くのは自分自身なのですから、自分でも紹介された企業のことをしっかり調べるようにしましょう。アドバイザーは経験を積んだ人ですが、企業のこと全てを把握しているわけではありません。何もかも任せて紹介された企業に入ったが、実はブラック企業だったという可能性もあるのです。エージェント側は、職を探している人を就職させたら利益が得られるので、「求職者の未来を考える」と謳っていても「とにかく就職を成功させる」ことに力を入れているところとなっている可能性もあります。転職エージェントにすべて頼りきるのではなく、うまく利用して自分自身でセカンドキャリアを成功させる道を開いていくようにしたいものです。
まとめ
スポーツ一筋でやってきたアスリートが競技を引退した後は、生活していかないといけないので何らかの仕事に就かないといけません。元アスリートという肩書きを利用すると働きやすい仕事はありますので、探してみると良いでしょう。しかし、「元アスリート歓迎」といった求人は、ハローワークや求人誌ではなかなか見つからないのが現実です。
そんな時に利用したいのが転職エージェントです。転職エージェントは無料なので誰でも安心して利用できます。転職エージェントはとても多く、2万件近くあると言われています。この中から選ぶのは難しいので、ある程度絞ってみることが大切です。アスリートに特化した転職エージェントがあるので、それに登録しておくと良いでしょう。オススメは「アスリートエージェント」、「doda」です。「アスリートエージェント」は、体育会系出身者や、スポーツの人材に特化しています。今までやってきたスポーツを活かして働きたいなら、こういったエージェントに登録して仕事を探す方が早く見つけられるでしょう。「doda」は有名な転職サイトですが、自社で「SPORT LIGHT」というアスリートを支援するプロジェクトを立ち上げているので、アスリートが相談しやすくなっています。
自分で職探しをするのは当然のことですが、全く経験がないことを一人でするのは不安なものです。これで良いのだろうか、大丈夫だろうかと不安になりながらだとうまくいかないことも出てきます。そんな時に利用したいのが転職エージェントです。自分で動くことで進むべき道が見えてくるものなのですが、初めの一歩を踏み出すのにエージェントを利用してみるのです。登録は無料ですから、まずは登録だけして相談してみてはいかがでしょう。セカンドキャリア成功のためには良い転職先を見つけることです。自分が納得し、仕事に前向きに取り組めるようなところが見つけられるよう、利用できる便利なものはどんどん利用すべきなのです。
弊社でもアスリートのセカンドキャリアを応援しています。「個別面談サポート(体育会)」よりぜひお問い合わせください。
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