[最終更新日]2023年9月19日 [記事公開日]2022年1月7日
営業職に向いてない…。そう悩む人の対処法と「転職」の選択肢
営業職は自分には向いてないと思っている方は実は少なくありません。今や求人でみない事はない職種の一つです。営業職の仕事は最も求人が多く、中には未経験でもOKという会社もあるので安易に決めてしまう人もいます。しかし、向いていない人が我慢して仕事を続けて、精神的なストレスから体を壊してしまっては論外です。営業職に向いてないと思う理由や次の転職活動で失敗しないための営業職選びのコツを見ていきましょう。
営業職に向いてない人の特徴
現在、営業職は自分にとって向いていないなと思っている方は2つの方向から今の状況を冷静に判断する事をお勧めします。一つは自分の性格が営業職に向いているかいないか、もう一つは営業職は向いているけどその会社に向いているかいないかです。特に社会人になったばかりや経験が浅い時などは、選択肢が浮かばず初めての会社でどうふるまえばいいのかわからなくなっているかもしれません。営業職で一般的にいい結果がでないタイプはいくつかあって、特に次の4つが主な特徴です。
1つ目は他人に関心がないと営業職には向いていません。これは非常に重要な点です。営業職はたとえどんな商品やサービスを提供するにしても人と関わり合いを持たずにできる仕事ではないと思ってください。インターネット上のデジタルマーケティングですらその先には人がいます。人は変わる事ができますので、自分を変えたいと思っているなら大丈夫です。もし、そうでない場合は自分はもちろん相手も不幸になってしまう可能性が高いので思い切って違う職種を探してみましょう。自分自身をよく理解する事が大切です。
2つ目の向いていない特徴は、自分を変えられない事です。例えば、辞めた理由が人間関係だった場合、これはどんな会社でも起こる事です。自ら頑張って行動を起こしてみたけどうまくいかなかったのと、何もしなかったのでは次の結果が違います。営業職では、やったことがないことに挑戦する勇気や好奇心が必要です。もちろん過度な成長を求められるなど会社側に問題があるケースも考えられます。しかし臨機応変が難しい、私には無理だと考えているとしたら営業職よりもっと適切な職種があると考えてみましょう。
3番目に営業職に向いてないと考えられるのは、信じるのが苦手な人です。営業職は、こうやったら結果がでるというマニュアルはありますが、実際に結果がでるのは行動した人だけです。100%誰がやっても成功する方法などありません。先輩や上司も良かれと思ってアドバイスをくれても、それを斜めから受け取る人は結果がでにくいものです。疑い深い人や常に間違っているのではないかとびくびくしている人は、もっと違う職種を探した方が幸せになれます。
最後の4つ目は後ろ向きな考えの人です。どうせ私なんかとか、何をやってもうまくいかないと思ってしまう人は営業職よりも他の職種をおすすめします。なぜなら営業職は自分を売る仕事だからです。さらに感情によって、起こる出来事の印象が変わってきます。自分には向いていないなと思ったら、どんどん向いていない事が目について最終的には不平不満だらけです。そうなってしまうと改善のしようがありません。少しぐらい楽観的すぎるぐらいが丁度いいのです。営業職は、仕事の中でも特に自分のモチベーションをコントロールできる人に向いている職業です。もし自分の性格がネガティブだと感じているならば、それが一時的な感情なのか、昔からそういう傾向なのか冷静に見極めましょう。
営業職に向いてないと感じた時の対処法
今現在の仕事について、自分は営業職に向いてないと感じたら、危険信号です。会社によっぽど好きな仕事や職種で入社しているのであれば別ですが、不安はどんどん膨らんで嫌な所が目についてきます。実は、この気持ちも環境から生じる感情と、体の調子が悪いのが原因で生じる感情の二種類存在するのです。少しでも自分の気持ちに嘘をつかないための4つの方法を紹介します。
まず、最初にやってほしい事は、誰かと話をして自分の中の気持ちを整理する事です。もし、話す相手がいなければブログを書いたり、ノートに書きこんでみたり、自分のメールを自分で送ってみたりして心の中で思っている事を声や文字にしてアウトプットしてみてください。人と話す時に気をつけてほしい事があります。それは、相手に今から言うことは自分の気持ちを整理するために話したいと思っている事を伝える事です。アウトプットした後に、まるで他人の話かのように自分で聞いてみてください。その時に、自分へのアドバイスがでてきます。また聞いてくれた人からのアドバイスももちろん大切です。営業職に向いているかどうかは最終的には自分が決めます。しかし転職したからといって、営業職なら同じ問題を抱えるかもしれません。転職先で再び失敗しないためにも、自分が向いていないと思ったら理由を明確にする事は次の成功につながります。
営業職に向いていないと感じる理由が何かを知る事は、とても大切なポイントです。例えば、その理由がノルマが達成できないなどであれば、もしかしたら次の成績でやっぱり自分は向いていると思えるかもしれません。しかし、職場の人間関係や上司からのハラスメントなどは、その場所にいる人達が原因なので営業職に向いていないというよりその会社に向いていないのです。その時は、営業職でも別の会社を探すのは一つの選択肢といえます。理由が複数ある場合は、この観点で2つにグループ分けしてみるとわかりやすいです。客観的に自分の気持ちを観察した上で、自分がなぜ営業職に向いていないと思うのかを明確にしましょう。
1日の時間の中で、仕事の時間は実に半分以上を占めています。そのため仕事でストレスが生まれると人生の半分以上で苦痛を感じてしまうという事です。営業職に向いていないと感じていたら、仕事以外でできるだけ楽しい事を見つけてみましょう。小さな事でもかまいません。自分が好きな事や、自分ができた事をほめてみるのも効果があります。あなたが仮に営業に向いてないとしても、それはたまたま仕事との相性がよくなかったにすぎません。しかし、あなたという人間は必ず他の人がもっていない優れたものを持っています。まだそれを知らないだけなのです。営業に向いていないからといって人格全てが否定されているわけではありません。逆に、今の段階で営業職が向いていないとわかってよかったのです。
最後に一つとっておきの対処法があります。それは生活を規則正しくするということです。意外とやってない方が多いのですが、実は体と精神的感情は非常に密接につながっています。仕事が終わらないからといって夜遅くまで起きている毎日では、集中力も低下しますし、悲観的になるのは当然です。睡眠は肉体的なリセットと精神的なリセットにはとても重要な役割を持っています。もしかしたら営業職に向いてないという感情はあなたの体の不調からきているのかもしれません。営業職は体力が重要なポイントでもあるので、生活習慣を改めてみるのはとても大切です。睡眠時間の確保はもちろんですが、早寝早起き、適度な運動、同じ時間に起きるように心がけるなどちょっとした事ですが、毎日の積み重ねが心の安定につながります。
転職する際に意識すべきこと
いろいろな可能性を試して、それでも転職する事になった際は気持ちを切り替えて転職活動を行いましょう。また、すでに退職していて、現在就職活動中でいろいろ探している人もいると思います。まだ再就職先が決まっていない場合は、もう一度自分の気持ちを確認しながら意識すべきポイントをしっかりと押さえましょう。
まず、退職理由を明確にする事です。そのためには、客観的視点を持つようにしてください。人間は感情の生き物です。転職先でも同じ営業職なら、同じ問題が起こらないという保証はありません。そのため、できれば給与アップや興味のある事が学べるなど転職ポイントがはっきりしている方がモチベーションも下がりにくく何度も転職するのを防げます。転職活動の際には営業職が向いていなかったのか、その会社に向いていなかったのかを見分けておくのは重要です。営業方法も、飛び込み営業やルート営業、インバウンド営業など会社や業界によって方法も異なります。
自分がなぜ転職するのかをはっきりと理解している人は、次の転職であまり失敗することがありません。感情がコントロールできずストレスがたまってしまい、次の事も考えずすぐに退職してしまったという人がいますが、転職先で同じ事が起こらないとはいえないのです。もし、仕事には生きがいを見出せず、別のやりたいことのために仕方なく仕事を選んだ結果、営業職についたという人は、割り切って仕事をしましょう。
日本は、経済発展している国ですが、社会人が費やす勉強時間は他の国と比べてかなり少ないです。語学やプログラミング、簿記や行政書士など仕事に必要な資格を取るコースはいくらでもあります。営業職そのものが向いていないと判断した場合、その他のスキルがある方は問題ありませんが、もし特別な技術がないなら、できるだけ転職活動中に身につけましょう。特に営業職以外での転職を検討している場合はその職種に必要な知識や資格を取っておくと就職に有利になります。もう一度営業職で転職を考えている人は、どの営業手法が自分にあっているか、扱っている商品はどういうものか、転職活動している間に情報収集をするのがおすすめです。また、エージェントを通して転職を行うと、在職者からのインタビューを聞けたり前もって内部の雰囲気も教えてくれたりする事があります。エージェントを使った転職は、自分の代わりにいろいろと情報を集めてくれるので有効活用するべきです。
いろんな理由が重なって退職したとしても、会社に入社したときは何らかの理由で営業職を選んだはずです。もし営業という業種にまだ興味がある場合は転職する時に営業職で働く理由をもう一度確かめましょう。前の会社の経験や知識が生かせるような他社の求人はみつけやすいです。はっきりとした理由と経緯があれば、同業他社は比較的経験者として採用してくれる可能性が高くなります。もし他業種でも、同じ様に就職理由をきちんと伝える事ができれば採用に結びつきやすいでしょう。面接で退社理由を話す時も、営業職は向いていなかったからではなく、人と接する事は好きなので、営業職でもさらに専門的な会社で自分を向上させたいなど前向きな転職理由ならいいイメージを与える事ができます。
もし、あなたがまだ会社に在籍していたら、残りの期間を今まで以上に楽しんでみてください。もしすでに退職をして営業職以外の仕事を探している場合は、営業職と一言でいってもたくさんの営業手法がある事、業種や扱う商品によって方法が全く違うことを覚えておいてください。たとえ短期間でも営業職を経験したということは非常に貴重な体験でたくさんの事を学んでいるはずです。たとえ、今それが何も役に立っていないと思っていたとしても、営業職で得た経験はどんな業種に転職しても必ず役に立つ素晴らしい技術です。転職後、同じ営業職について仕事が好きになった人もたくさんいます。
まとめ
営業職に向いてない、と悩む人はたくさんいます。すでに退職した人も、これから転職を検討しようとしている人も環境を変えるために自分で一歩踏み出した事は確かです。まずはその自分を褒めてあげてください。営業職が向いていない人は、逆をいえば営業職以外で向いている職種があるということです。やめた理由を明確にしてアウトプットすれば、必ず自分がどの方向へ進めばいいのかが見えてきます。転職に必要なのは情報と自分を知る事です。情報を集めるにはエージェントや求人サイトを活用しましょう。向いている仕事や職種がきっと見つかります。
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