[最終更新日]2023年9月19日  [記事公開日]2021年12月28日

営業職でメンタルやられる…。そんな人のための対処法と向き合い方

営業職ってつらいですよね。メンタルがやられる仕事の代表といっても過言ではないでしょう。しかしつらいと思ったままでは体も精神面も持ちませんから、しっかりと対処しなくてはなりません。

では具体的にどう対処していけばいいのか。今回のコラムではそんな営業職でメンタルがやられている人の対処法と向き合い方についてご紹介していきます。

営業職でメンタルがやられる人の特徴と原因

営業職でメンタルがやられる人の特徴と原因

営業職とはメンタルによって成果も大きく変わってくる職業です。自分は営業に向いてないんじゃないか、営業でメンタルやられる、という人はノルマも伸びずにますますストレスを溜めてしまいます。自身の性格と大きく係わる職業なので、自分分析をして、自分に向いているのか把握することも大切なことです。

営業職でメンタルが弱い人にはいくつか共通の特徴があります。一つ目は思い込みが激しい人です。商品やサービスが売れないのは自分のせいだ、自分が悪いんだと思い込み、何故売れないのかという、根本的な原因を検討することもなく諦めてしまいます。そうなると現状を改善しようと前向きに考えたり、行動しようとすることをしません。そして自分が悪いと思い込むことで、ますますストレスが溜まりメンタルが傷ついていきます。

メンタルが傷つくと、失敗するのが怖くなり、必然的に行動量が減ります。何もしなければ自分が傷つくようなこともないと自身を守るようになるからです。ただ、動かなければノルマも出ずにいい結果にはつながりません。メンタルの強い人は、行動量も多く失敗を恐れずに行動するので、失敗も多いかも知れませんが、そこから成果も出すことが出来ます。そして行動力が少ない人は、積極性に欠けるので、人とのコミュニケーションを取ることが苦手な場合が多いです。営業職にとってコミュニケーションにストレスを感じてしまうのは致命傷です。クライアントや営業先とのコミュニケーションが無ければ、自社の商品やサービスをうまくアピール出来ません。

コミュニケーションが苦手でストレスに感じてしまう人は、日々の営業職の積み重ねで、メンタルがやられてしまう可能性があります。また営業の中で、自社の製品を自信を持って売る事が出来ないとストレスになります。製品をアピールするためには多少大げさに話すこともあります。嘘をつくわけではありませんが、製品の弱み部分を上手にごまかした言い方をして伝えることも必要な場合があるからです。バカ正直で嘘をつけないような人は、自分の気持ちとはうらはらな行動を取らなくてはいけないことに、メンタルがやられてしまう可能性があります。また正直な人はすぐに思ったことが顔に出る人がいます。

クライアントや営業先からのクレームや苦情に対して、嫌な顔をしたら印象も悪くなり、ノルマどころではありません。そのため顔に出さないように我慢をしなくてはいけません。感情が表に出やすい人は、自分の感情を押し殺さなくいてはいけない場面が多いほど、ストレスでやられてしまいます。クレームや苦情を言うには、何かしら製品に問題がある場合もあります。

買う側の気持ちになって考えてあげれば、文句を言われているだけだという嫌な気分になるだけではなく、何故怒っているのかを考え、自社の商品やサービスをフォローするという役割をしなければいけないことに気がつくでしょう。そういった気持ちの切り替えを上手く出来ないと、どんどんメンタルやられることになってしまいます。見方を変えるだけで、気持ちの切り替えが出来るので、悲観ばかりせずに、悪い状況に変化をもたらす方法を考えるように出来るといいでしょう。

メンタルを強くする方法と対策法

メンタルを強くする方法と対策法

営業職でクライアントの機嫌が悪かったり、上司の指示が悪くうまくいかなかったりする時があります。それは自分のせいではないのだけれど、メンタルの弱い人は「自分が原因でうまくいかなかった」と思ってしまう傾向にあります。そんな時は、クライアントの機嫌が悪い原因や、うまくいかない指示の原因を突き止めるようなことをする前に、うまくいかなかったその思考から離れることがポイントです。考えないようにすることで、メンタルが傷つくことを回避することが出来るからです。

自分で意識的にメンタルに負担をかける事を考えないようにします。そうする時間を作るだけで、気をはぐらかすことが出来るようになり、ちょっとしたことで弱らないメンタルを作ることが出来ます。どうにもうまくいかない出来事にぶつかった時でも、ポジティブな考え方が出来るような言葉を準備しておくこともいいでしょう。

「大丈夫、なんとかなる」と前向きな気持ちを持つことで、メンタルをコントロールしてストレスを感じる気分を回避します。そのため、悪い場合を想定したシミュレーションばかりすることはおすすめできません。悪いことだけを考えていることで、自分でストレスを溜めている可能性もあるからです。さらにクライアントに対して先入観が生まれてしまいます。具体的なシミュレーションではなく、うまくいかなかったときの改善パターンをいくつか準備しておくぐらいで対応するといいです。

また、自分から積極的に行動することで前向きなメンタルを作ります。毎日するあいさつでも、自分から大きな声で声をかけることで、ポジティブな気分になれます。最初は何でも恥ずかしいかもしれませんが、慣れていくものです。ですが、そんなちょっとした行動の変化から、メンタルを前向きで強くしていくことが出来るのです。また自分から行くことで身構えることが出来ます。心構えをもって行動する事が出来るので、取りかかりやすいですね。

また、失敗があってもその後、成功体験を繰り返すことで自信が付きます。失敗を恐れることなく行動することが大切です。ただ失敗をした時点でモチベーションが下がります。その下がったモチベーションを自分で乗り越える術を身につけるといいでしょう。自分が努力してきたことや、お世話になってきた人のことを思い出したり、困難を乗り越えてきた成功体験を思い返して書き出してみたり、今までの自分の行動を振り替える事でやる気を取り戻すこともあります。原点に返りモチベーションをあげて取り組むことで、目の前にある困難も乗り越えることができるメンタルを作ります。

逆に悩みを書き出して、今の自分を見直すこともいいでしょう。うまくいかない原因を知ることで、何をするべきか見えてくることもあります。自分を責めたり落ち込むだけでは何も変わりません。そして営業職は最初から成功する職業ではありません。営業先やクライアントから断られることから始まるんだ、最初は断られて当たり前なんだと思うぐらいの余裕を持った気持ちで向き合うといいでしょう。気持ちに余裕を持って対応できるよう、メンタルをコントロールし強いメンタルを手に入れましょう。

「転職」という選択肢も視野に入れよう

「転職」という選択肢も視野に入れよう

何をしても、どうしても営業職が向いていない、メンタルが弱いので続ける自信がない、うまくいかないので辞めてしまいたいという人は、我慢しないで転職という選択肢ももちましょう。自分が傷つき過ぎてしまわないうちに、新しい事にチャレンジするという選択肢があることに気づきましょう。そこでも、今の会社から逃げるのではなく、「新しくチャレンジする」といった前向きな考え方で転職を考えるといいでしょう。

転職をしようと考えたとき、最初に「自分はどうして転職したいのか」という目的を明確にします。「営業が向いていないな」と感じたぼんやりとした動機の場合、営業に向いていない理由は何なのか、どんなときに向いていないと感じたのかなどを掘り下げて、転職をしたい明確な理由を考えます。目的を明確にする理由は、曖昧な理由のまま転職すると、転職先でも同じようなミスマッチを繰り返してしまうかも知れないからです。さらに、自分の持っているスキルをしっかりと把握しておくことです。営業職で身につけた経験やスキルを整理して、転職先へアピールできる自分の強みにします。やってみたいなといった漠然とした理想だけで転職先を探しても、転職先の絞り込みにも時間がかかるし、方向性が定まっていない場合は、転職を成功させるのに長い期間がかかってしまいます。

またスキルや能力を整理することで、どんな職業で活躍出来るかが見えてきます。効率的で現実的な転職活動が可能になります。目的やスキルの整理が出来たら転職活動のスケジュールを立てます。現職を続けたまま転職活動をする場合、今の仕事の合間をぬって面接の準備をしたり、面接の日程を設定しなければいけません。転職活動の期間が長くなると、そういった労力が現職をしながらかかってくるので大変です。転職活動にも集中出来ずにどっちつかずになってしまい、転職も成功させる事が難しくなります。

また退職後に転職活動をする場合は、収入が途切れるので生活面でも難しくなってきます。そのため長くなり過ぎないよう、期間を決めて転職活動に集中できるようにするといいです。ただ、自分だけで現職をしながら転職活動が難しい、収入面を考えたら早く転職を成功させたいと考えたとき、転職エージェントを利用して、プロのアドバイスを受けながら活動するのもいいでしょう。転職エージェントは基本的に無料で利用することが出来ます。求職者のスキルや目的に合った転職先を、面談を通して一緒に探してくれます。向いてないかも知れないと考えている職業を省き、自分に合った職種を見つけられるかもしれません。

一人では何かと不安な転職活動への取り組み方法や、面接の段取り、志望動機の書き方などの面接対策までアドバイスをしてくれます。さらに転職エージェントは一般に公開されていない非公開求人を持ってます。非公開求人とは、優秀な人材を探しているが、公開してしまうと企業側が求人に対応するのが大変な場合や、企業秘密を漏らさないためにどんな人材を求人しているかライバル会社に知られたくない場合などに、情報を公開せず求人を行うことです。そのため条件のいい企業の情報も多く、自分の目的やスキルに合う企業が見つかった場合は、転職のチャンスを得ることも出来ます。そのため、転職エージェントを利用して転職活動をする場合は、自分に合った転職エージェントを見つける事が成功への近道です。

転職エージェントにもサイトの特徴があります。20代の転職を得意としているサイトや、女性の転職に強みを持っているサイトなど、サイトの特徴を理解した上で登録して活用しましょう。また一つのサイトだけでは自分に合っているエージェントなのか判断するのは難しいです。複数の転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーと面談することで、自分に合ったサイトを見つけます。キャリアアドバイザーが自分と合わない相手の場合、転職の成功に繋がるのは難しくなります。相性があるので、遠慮無くキャリアアドバイザーは変更して、自分のために転職活動を有利に進めましょう。どんな事でも相談でき、信頼できるキャリアアドバイザーに出会った時は、転職の成功率も高くなることでしょう。

まとめ

自分が選んで始めた職業であっても、向いてない、または職場環境が良くなくて辞めたいと考える事はあると思います。その時に現状に変化をもたらし改善するのであればいいのですが、その現場にしがみつくことだけが選択肢でないことも頭に入れておきましょう。無理をするだけの我慢は時間の無駄です。そして転職を成功させて、自分に合った職場や仕事を見つけられるように、ポジティブに転職活動を行いましょう。

転職のプロである転職エージェントをうまく利用してスムーズな転職活動が出来るように、サイトの特徴をとらえてスムーズな転職ができるようにしたいですね。ただ、転職エージェントに頼るのも一つの方法ですが、キャリアアドバイザーに任せきりにしてはいけません。相手の言うままでは無く、自分から積極的に質問や相談をしてどうしたいかを伝えることは大切なことです。真摯に転職と向き合い、チャレンジしていくといいでしょう。その意気込みにキャリアアドバイザーは賛同して、あなたに合う企業を一緒に見つけてくれることでしょう。

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