[最終更新日]2023年9月19日 [記事公開日]2021年11月29日
20代でも仕事したくない!対処法と「転職」という選択肢
就活の時は仕事をすることに対して期待や楽しみな気持ちがあったが、いざ働いてみると「仕事したくない」と悩むことありますよね。社会人としての歴は浅いが、20代で早くも働くことに嫌気が刺してしまうと先が思いやられますよね。
そんな時人は「転職」を考えると思いますが、転職という選択肢はこの状況にとって良いものなのでしょうか。
20代で仕事をしたくないと感じる理由
就職しても続かず、すぐに退社してしまう方もいます。なかでも、20代の若年層と呼ばれる方の割合が増加しているようです。厚生労働省が新卒者を対象に調査した結果によると、入社3年以内に離職する方は3割以上いることが分かりました。民間の企業もアンケート調査を実施しており、仕事をしたくないと感じる理由についても調査が進められています。おもに、仕事に対して「違和感を覚える」「嫌悪感を持つ」ことが原因のようです。最初はどうにか耐えていても、いずれ我慢の限界に達して退職してしまうケースはよくあります。具体的には以下の理由が挙げられます。
仕事をしたくない理由でよくある回答が、同僚や上司との人間関係です。関係が上手くいっていない人と、仕事を一緒にしていくことが難しいと感じるのは仕方がないことでしょう。仕事によっては、1日の大半を職場の仲間と一緒に過ごさなければなりません。そこで、苦手な相手と一緒に長い時間を過ごすことを苦痛に感じる方も多いようです。最初は我慢できても、限界に達してしまうと、これ以上この仕事をしたくないと思うことになるでしょう。
仕事量が多く、「残業が多い」「休みが取れない」ことも、20代が仕事をしたくないと感じる理由に挙げられます。十分に休養が取れないと心身共に疲れてしまい、これ以上は働けないと思う方もいるようです。最悪の場合、体調を崩してしまうこともあります。それでも休養ができず、心身共に辛い状態が続くと、働きたくなくなるのは致し方ないと言えるでしょう。
「給料が安い」「給料が上がる見込みがない」と感じるときも、20代の方が仕事をしたくないと思う理由だとされています。仕事に対するモチベーションの維持が難しく、働いても意味がないと感じてしまうようです。一家の生計を立てている方ならば特に、将来設計を考えるうえで重大な問題になります。明るい将来を想像することができず、モチベーションの維持も難しいため、この仕事を辞めたいと思うことも必然だと言えます。
「プレッシャーに追いつめられる」ことが定期的に起こる職場でも、仕事したくないと感じる方がいるようです。人間は強いプレッシャーを受けると、自律神経にも悪い影響を及ぼすため、体調も崩しやすくなります。毎月のノルマやクレーム対応など、仕事ではプレッシャーを感じるシチュエーションがよく起こります。そういったシチュエーションが頻繁に起きてしまうと、人によってはプレッシャーに耐えらないこともあるでしょう。なかには、現在の環境から逃げるために、仕事をしたくないと感じる方もいるようです。
「今の仕事にやりがいや魅力を感じない」ことも、仕事をしたくないと思う理由のひとつに挙げられます。仕事を通じて社会や企業に貢献していることが実感できず、自分の存在意義を見出せないと感じる方もいるようです。なかでも、事務やライン作業など、同じ作業を繰り返し行うような職場で、このような意見がよく見受けられます。自分が何のために働いているか分からなくなり、モチベーションも上がらず、これ以上仕事したくないと感じることになるようです。
会社のルールや上司の指示など、理不尽な要求や扱いに不満を感じたときも、20代の方が仕事したくないと思う理由のひとつです。誰しも納得できないことが続くと、ストレスが溜まってしまうものです。ストレスを溜めすぎると精神的な疾患を患うこともあり、日常生活も楽しいものとは言えません。いずれ我慢の限界を迎えることとなり、これ以上仕事したくないと思うのは当然でしょう。
「頑張っても評価してくれない」と感じることも、20代の方が仕事したくないと思う理由に挙げられます。どれだけ頑張っても、評価を受けることがなければ、頑張る意味がないと思ってしまう方もいるようです。また、公正な評価が得られないため、出世や昇給も望めないと感じることもあります。最終的には、仕事に絶望して働きたくなくなるようです。
20代で仕事がしたくないと感じたときの対処法
どうしても仕事をしようと思えないときには、試しておきたい対処法があります。上手くいけば、自分の気持ちを変えられるかもしれません。気持ちを変えるには、環境を変えることが大切です。環境を変えることで物事が順調に進めば、仕事に対するモチベーションアップにもつながる可能性があります。別の部署に異動を申請することも、これ以上仕事をしたくないときに効果的です。仕事をしたくないと感じる理由では、職場環境が原因となることもよくあります。部署異動をすると現在の環境を変えることができるため、仕事に対する気持ちも変わるかもしれません。この職場で仕事したくないと感じたときには、部署異動の申請をしてみることをおすすめします。
仕事したくないと思ったら、副業を始めることも選択肢のひとつです。副業で収入が確保できれば、メインとなる仕事で働く時間を減らせます。副業としてネットビジネスで稼いで、足りない生活費をバイトで稼ぐなど、多様な働き方もできます。ただし、生活費に困らないように、副業で一定の金額を稼ぐことが必要です。また、自分に不向きなものを選んでしまうと、副業もしたくないと思うことになりかねません。副業を選ぶときは、自分に向いていて、継続して稼げるような業種を探すようにしましょう。
独立することもひとつの手段として挙げられます。従業員を雇えば、代わりに働いてもらうことができます。また、自分がトップであるため、上司から叱られるようなこともありません。ただし、当然ですが、事業に関する全ての責任は自分が負う必要があります。加えて、それなりの収入を得るためには、きちんと従業員の採用や育成をして、売上を上げなければなりません。独立を考えるときには、開業する業種や事業の進め方、および収支のバランスなどについて、綿密に計画する必要があります。
不動産や株式投資などの投資は、働かずに収入を得る方法のひとつです。上手く資金を運用できれば、一定の金額を継続して稼げる可能性があります。ただし、稼ぐためには、投資する分野における知識とスキルの習得、および軍資金などが必要です。準備不足の状態で投資をしてしまうと、反対に資金を失う恐れもあります。投資を検討するときには、バイトなどをして軍資金を貯める、ならびに必要な知識やスキルを磨くなど、準備を入念に行うようにしましょう。
今の職場より良い条件の仕事に転職することも、仕事をしたくないと思ったときに検討してみるとよいでしょう。仕事をしたくないと感じるのは、今の職場や自身が置かれた環境が原因となっていることがほとんどです。環境を新たにすれば、ふたたび働く意欲が起きるかもしれません。転職は、手軽に環境を変えることができる手段のひとつであり、おすすめの対処法といえるでしょう。
「転職」という選択肢と決断
転職は、現在の職場でこれ以上仕事したくないと感じたときに、おすすめの選択肢です。他の対処法と比べると資金面での負担やリスクも少なく、効率的に環境を変えることができます。現在、仕事がしたくないと感じている方は、転職を検討してみるとよいでしょう。転職を考えるならば、そのメリットを知っておくと、次のステップに進みやすいかもしれません。
現在より条件が良い職場に転職できれば、収入アップできる可能性があることが転職のメリットです。同じ業種でも待遇は企業によって異なるため、今より高い収入にも期待できます。加えて、従業員に対する評価の仕方も企業によって違うため、出世や昇給が望めるかもしれません。これまでは評価をしてもらえず、出世や昇給を諦めていた方にはチャンスだと言えます。効率的に収入アップを目指したい方は、自身の経験などを活かせる仕事がないか、探してみると良いでしょう。
転職は、自分のキャリアアップも期待できることがメリットのひとつです。職場を変えると、業務のやり方も違うため、新たなキャリア形成にもつながります。例えば、現職が事務職で、経理業務のみの場合、身につけたスキルは経理に関することのみです。しかし、同じ事務職でも、転職先に電話対応の業務があれば、営業事務に関する範囲のスキルを習得できます。新たなキャリアを形成できれば、今後の人生が変わる可能性にも期待できるでしょう。
自分の視野を広げることができるのも、転職のメリットです。自分が行う業務や関わる人間が変わると、物事の見え方も変わることがあります。すると、これまで当たり前だと思っていたことに、新たな発見があるかもしれません。このように、転職は自分を見つめ直す良いきっかけにもなります。視野が広がると、結果的にキャリアップや収入アップにも期待できます。
人間関係をリセットできることも、転職のメリットです。職場を変えると、新たな人たちと出会いがあります。次の職場では、価値観が合う上司や同僚に恵まれるかもしれません。もし理想の同僚と巡り合うことができれば、自分の気持ちにも変化が生じる可能性があります。
上記でメリットを紹介しましたが、理解してもなかなか勇気を持てず、転職に踏み切れない方もいるでしょう。今の状況が良くないと思う場合には、改善するために決断することも必要です。転職を決断するには、取り入れたいおすすめの方法があります。転職の勇気が持てない方は、ぜひ参考にしてみてください。転職に失敗するリスクを減らせます。
転職を決断するには、自身の経験やスキルなど、情報を整理することから始めましょう。転職を決断できない理由として、情報や気持ちの整理ができていないことがよくあります。現在のスキルおよびこれまでの経験をもとに、自分の市場価値を知り、自分が理想とするものを考えることが大切です。明確に将来をイメージできれば、転職を決断できる可能性があります。
転職を決断するために、自分が信用できる人物に相談することもおすすめです。自分とは違う価値観を持っている人ならば、転職を決断するヒントやきっかけを与えてくれるかもしれません。ただし、信用度が高い人物だからといって、全ての意見を信用し過ぎることは危険です。人の意見に流されてしまうと、後悔することになりかねません。あくまで自分の人生なので、最後は自分の正直な気持ちに従って決断しましょう。後悔しないで済むように、他人の助言は参考までにとどめておくことがベストです。助言を上手く活用することができれば、転職を決断するきっかけにもなるでしょう。
どうしても転職を迷うのであれば、転職のプロに相談してみるものひとつの方法です。転職のプロならではの視点で物事を見ることができ、きっかけやヒントが得られるかもしれません。転職のプロには、転職エージェントやキャリアアドバイザーなど、転職を支援する職種が存在します。転職エージェントの場合、自分が希望する職種が働き方に合わせて、要望にマッチするような仕事を提案してくれます。一方で、自分のキャリア形成についても、アドバイスをしてくれるのがキャリアアドバイザーです。「今のところやりたい仕事がない」という方にも、長い視点で仕事に関するアドバイスをしてくれます。自分の目的や現状に応じて使い分けるとよいでしょう。
まとめ
仕事をしたくないと感じたときは、ネガティブに考え過ぎないことが大切です。自分が置かれた環境の変化や年齢を重ねると、考え方が変わることもあります。そのなかでも、転職は環境を変えるには負担が少なく、おすすめの方法です。転職して前向きな思考ができるようになると、新たな発見をすることもでき、現状も改善できるかもしれません。「仕事したくない」という気持ちから解放されるためにも、何事もポジティブに考え、積極的にチャレンジしましょう。
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