[最終更新日]2023年9月27日  [記事公開日]2021年8月27日

プロが解説!転職活動でモチベーションを維持する5つの方法

思い切って退職し、これから転職活動を目指すわけですが、どうもやる気が起きない、モチベーションを維持できないとに悩んでいませんか?

またつらくて厳しい就職活動を行うのは憂鬱でしょうし、モチベーションを維持できないと悩むのは当然でしょう。しかしそれでも転職活動をしていかないといけないわけですから、つらい気持ちとも向き合わないといけません。

では具体的にどうモチベーションを維持していけばいいのでしょうか。このコラムから真相をチェックしていきましょう。

転職活動でモチベーション維持が難しい理由

転職活動でモチベーション維持が難しい理由

転職活動でモチベーションを維持するのは難しいものです。就活を続けていると、初対面の面接官からの質問に答えたり、職場で働く人たちの視線を感じるなど、緊張した状況はよくあることです。このような慣れないことの繰り返しは、心身に負担をかけます。特に現役で働いている方は、スケジュール調整と引き継ぎを同時に行わなければならないため、疲れがピークに達します。

会社に内緒で転職活動をする場合は、周りの人にバレないようにしなければなりません。会社に内緒で転職活動をしていると、常に不安な気持ちを抱えていることになります。誰にも愚痴や悩みを聞いてもらうことができず、一人で悩むことも多々あります。

家族や周囲からの圧力もモチベーションの維持を難しくさせることがあります。転職活動が長引けば長引くほど、心配した家族や友人から状況確認されることが増え、苦しむことになるでしょう。特に家族は毎日一緒に時間を過ごしますし、1番くつろげるはずの家で常にプレッシャーを感じると、ため息ばかりが増えていきます。

応募書類や面接の結果に落ち込んでしまうこともあります。せっかくキャリアを積んできたのに、思うように内定が取れない、書類選考にも通らないとなると、どうしても落ち込んでしまいます。自分はもう社会的に価値のある存在ではないのではないかと考えたり、社会から必要とされなくなったと言われているような気がして、ネガティブな気持ちになってしまいます。このように自分のイメージと現実とのギャップに自信を失うことで、転職のモチベーションも大きく下がってしまいます。

仕事とプライベートの境目がなくなることもモチベーションを維持するのを難しくさせる理由です。在職中に転職活動をすると、プライベートの時間を就職活動や資格取得のための勉強に充てなければなりません。スポーツや買い物など、好きなことをする時間が取れないというストレスは、一時的とはいえかなりきついものがあります。また、家族と過ごす時間が減ることで、家庭内がギスギスしてしまい、やる気を失ってしまうこともあります。

就職活動では、孤独感にさいなまれることもあります。新卒で就職活動をしているときは、同じ境遇の人と情報を共有したり、頑張っている人を祝福したりすることができます。しかし、中途採用の場合は、スケジュールの作成から面接の準備まで、すべて自分で行わなければなりません。求人情報探しから相談まで、さまざまな求人活動を孤独に行うことになります。人と話す時間が減ると、誰でも気持ちが落ち込みますが、周りの人も仕事で忙しく、相談できないとなると、さらに辛いですね。

他人との比較で自信を失うこともあります。仕事選びや働き方は、基本的に個人の価値観の問題であり、比較すべきではありません。しかし、転職活動で悩んでいると、他人と自分を比較するようになってしまいます。

自分には自慢できる資格や経験がない、給料の水準も、同世代の人たちに比べてずっと低いというような自信のなさもモチベーションの低下につながります。就活では情報収集が大切ですが、他人の給料や待遇ばかりを気にしているようでは、余計な劣等感に縛られて、何をモチベーションにすればよいのか揺らぐことがあります。

また、ハローワークに行ったり、面接で採用担当者と話したりを繰り返すうちに、転職への興味が薄れていくといったケースがあります。徐々に仕事や生活を変えることへの興味が薄れていき、今の仕事に留まる方がマシかと思えてくるのです。嫌いな同僚や上司が異動していて、もういない、職場環境が変化したなどの状況があると、余計に落ち着かない気持ちになるかもしれません。こうした場合には、転職活動を続けるのか、今の会社に残るのか、できるだけ早く決める必要があります。

転職活動でモチベーションを維持する5つの方法

転職活動でモチベーションを維持する5つの方法

就活でモチベーションを上げるためには、モチベーションにつながるポジティブ思考を意識することが大切です。就活におけるポジティブ思考とは、不採用になったことに対して「楽観的」になることではありません。悔しさをバネにしてやる気を出している状態のことを指します。ポイントは、うまくいかないことを自分の能力や資質のせいにするのではなく、うまくいかないのは自分の努力が足りないからだと考えることです。

ポジティブな考え方をしていれば、面接に落ちても落ち込むことはないし、引きずることもありません。転職回数についても、ネガティブに考える必要はありません。人手不足で中途採用が当たり前になっている現在、企業は転職回数の多い求職者を批判的に見ることは少なくなっています。自分の可能性を否定するのではなく、ポジティブな転職理由を考えることで、自分の経歴をプラスにアピールすることができます。

明確なビジョンを持つことも大切です。自分の目標や達成したいことを具体的に伝えられるように準備しましょう。最も適した仕事の分析や、新しい仕事に実際に何を求めているかに焦点を当てて考えましょう。常に最終的なキャリアゴールを前面に押し出し、それを達成することを定期的にイメージします。モチベーションと成功の鍵は、自分が望んでいないことや過去の職務での嫌な経験に焦点を当てるのではなく、自分が望むものを思い描くことにあります。目標は高く、しかし現実的に、これが成功への鍵です。最終目標に到達するまでには、いくつかのステップがあるかもしれません。具体的で到達可能なステップを設定し、その最初の一歩を踏み出すために、すぐにできることを始めましょう。

職種の新しいエリアに目を向けるのもおすすめです。就職活動が長引くと、自分自身が行き詰まってしまい、モチベーションが下がってしまうことがあります。そのような中で転職活動の範囲が限定されていると、ますます成功から遠ざかってしまいかねません。難しい時期だからこそ、同じ業界など狭い範囲での転職活動ではなく、求人サイト、求人誌、SNSなどを駆使して、検索の幅を広げましょう。

仕事探しへの投資を増やすことも、大きなモチベーションになります。たとえば、新しいスーツやバッグを手に入れたいというモチベーションがあれば、それを手に入れるためにお金を使うことを惜しみません。同じように、転職成功のために資格の必要性を感じているなら、時間とお金を惜しまずに講座に参加するようにしましょう。新しい仕事を探すのに十分な時間がないなら、退職するか、パートタイムの仕事に切り替えるのも1つの方法でしょう。自分を追い込むことで生まれるパワーもあります。また、家にいても仕事探しが進まないときは、外のカフェに行ってみるなど、転職への投資を惜しまないことで、就職活動の流れが変わることもあります。

就活のモチベーションを維持するためには、メンターの存在が不可欠です。ただし、誰にでも相談できるわけではありません。家族や恋人の意見は客観的ではありますが、立場上、ベストなアドバイスができないこともあります。また、最新の雇用市場の状況に精通していないため、意見がズレたものになる可能性も否めません。

また、身近な同じ会社内の人に相談すると、就職活動の妨げになる可能性が少なからずあるので、避けたほうがいいでしょう。そのような訳で、メンターを選ぶ際には、慎重になる必要があります。プロの目からみて、転職活動の相談相手としておすすめなのは、先に会社を辞めた先輩や同僚、厚労省の相談窓口であるおしごとアドバイザー、そして転職エージェントのアドバイザーです。いずれも転職のプロですので、悩みを聞いてくれるだけでなく、転職活動の的確なアドバイスもしてくれます。

モチベーションを維持するための事前準備

モチベーションを維持するための事前準備

徹底したリサーチは、就職活動の重要な要素です。業界や職務内容を理解するだけでなく、企業の文化、職務上期待される役割、企業の将来のビジョンなどを理解する必要があります。企業のホームページやSNSでの情報収集、転職エージェントとの面談など、応募する企業のことを十分に調べておきましょう。

求人サイトを利用する場合は、サイトの検索システムを使って、希望する条件を入力して簡単に検索することができます。また、「オフィスワーク」「IT」「女性」などのジャンル別に検索を保存することもできます。また、探しているジャンルに近い転職サイトを利用することで、迅速かつ効率的に仕事を見つけることができます。最もオーソドックスな探し方ですが、求人誌にも様々な求人情報が掲載されています。

インターネット上では公開されていない非公開情報が掲載されていることもあるので、チェックしてみるといいでしょう。求人情報誌からも、求人サイトと同じような情報を得ることができます。インターネットよりもはるかに簡単に見れて、複数の求人情報を比較するときにも便利です。また、働きたい業界が決まっている場合は、「業界関連キーワード+求人」といったキーワードでウェブ検索すると、関連する求人情報を見ることができます。この3つの手段を使って新しい仕事を探し、応募したい企業や会社のリストを絞り込むことができます。

SNSをきれいにしておくことも重要な準備のひとつです。近年の転職活動では、企業の採用担当者が求職者の情報を確認するためにSNSの内容を確認することが増えています。そのため、相手に好印象を与えるためにも、SNS上の自分の投稿内容は必ず確認しておきましょう。採用担当者は応募者のプライベートな活動を選考基準にするべきではありませんが、現実には考慮されてしまいます。過去の投稿内容が職場に漏れても大丈夫なものかどうか今一度確認しておきましょう。怪しい写真や投稿があれば、迷わず転職活動前に削除してください。

さらに、Twitterの場合、過去の「いいね!」や「リツイート」もすべて記録されていることを忘れてはいけません。写真を削除したくない場合は、アカウントを非公開にして知り合いにしか見せないようにすることもできますが、すべてのSNSアカウントがそのような状態になっていると、疑われてしまう可能性もあります。また、過去の投稿だけでなく、その投稿に対するコメントも忘れてはいけません。不快に思われるようなコメントや、職場で問題になりそうなコメントは削除しましょう。また、今後のコメントを職場に適したものにするために、SNS上でつながっている友人には、あなたが現在転職活動中であることを伝え、コメントはDMで送ってもらうようにしましょう。

SNSに限らず、ネット検索で自分の名前がヒットすることも考えられます。一般的にエゴサーチと言われるものですが、もしかすると、過去にネット上に挙げていたブログやyoutubeのアカウントが見つかるかもしれませんし、知られたくない恥ずかしい過去がバレてしまう可能性もあります。ネット上の情報は一度エゴサーチしておくのもおすすめです。

推薦文を集めることも、事前準備の重要な一環です。転職の際には、履歴書や職務経歴書を送ることになりますが、推薦文があれば、履歴書や職務経歴書では伝えきれない自分の魅力や能力を伝えることができ、自己PRを補完する役割を果たしてくれます。また、推薦文は自分のモチベーションアップにもつながりますので、クライアントや同僚、上司などに推薦文を書いてもらうことも一度検討してみましょう。

まとめ

転職活動をしていると、選考に通らなかったり、内定をもらえなかったりすると、どうしてもモチベーションが下がってしまうことがあります。特に、不透明な社会環境の中では、就職活動をあきらめてしまうこともあるでしょう。長い就職活動の中では、士気やモチベーションが下がることはよくあることです。しかし、そのような場合でも、転職の目的を見失わず、適切な目標を立てて転職活動を行えば、モチベーションは下がりにくくなり、成功率も高くなります。モチベーションが転職活動の成否を左右することもありますので、今回取り上げた情報をもとに、必要な対策や準備をして、転職活動に取り組んでくださいね。

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