[最終更新日]2023年9月29日 [記事公開日]2021年6月30日
転職活動がうまくいかないと悩む人必見!大逆転する秘訣教えます
転職活動が上手くいかないと、気持ちそのものが滅入ってきます。本当にこのまま転職できずに終わるのだろうかと不安に思い、転職をあきらめてしまう人も少なくありません。そんな時は、基本に立ち返ってみてください。自分なりのやり方で転職活動をしてきた人は、もしかしたらそのやり方が間違っている可能性があります。負のスパイラルに落ち込まないように、転職活動を見直してみましょう。
転職活動がうまくいかないと感じる瞬間
転職活動がうまくいかないと感じる瞬間は人それぞれですが、その中でも特に多いのは、結果を出せない期間が長く続いた時です。「今はなかなか上手くいかない時期だから」と自分を鼓舞して頑張っていても、その状態が2~3か月も続くと「本当に上手くいくのだろうか」と思える時があるのです。
「普段の仕事をこなしつつ転職活動をしているけど、全然結果が出なくて困りました。本当にこのまま転職活動をしていても報われるのだろうか、それなら今の職場でもう少し頑張ってみた方が良いのではと思うことがあります。」
これは転職活動が上手くいかない人の典型的な状況です。中途半端なやり方では駄目なのかと自分の退路を断とうと思っても、今の生活を捨てられないなど、様々なジレンマの原因になってしまいます。この時のストレスはかなりのもので、こんな状況が続くくらいなら現状維持でも良いのではという考えも頭をよぎり出すのです。
現在の環境にどれほど不満を抱えているのかで変わってきますが、タイミングが悪いなら転職の時期を遅らせてみるのもひとつの方法です。しかし、ズルズルとその状態が続いてしまったら、本来あったかもしれない転職のチャンスまで失いかねません。
転職活動はスカウトでも受けない限り、簡単に決まりません。これが半年以上も続くなら話は別ですが、本当に納得のできる転職をするためには、ある程度の期間が必要なことを意識しましょう。就職は、応募する側と採用する側のニーズが合致して成功するものです。安易に飛びつくなら簡単に決まることもありますが、自分が納得のできる転職を成功させたいなら、時間がかかるのは当然くらいの気持ちでどっしり構えましょう。
転職活動がうまくいかない具体的な原因
そもそも転職活動が上手くいかない人は、何が原因になっているのでしょうか。この分析がうまくできていなければ、いつまでも転職を成功させられません。転職活動が上手くいかない原因をチェックして、自分に当てはまるのかを確認してみましょう。
まず、「転職理由や自己分析が甘い」ということが考えられないでしょうか。転職理由がぼやけていたり後ろ向きだったりする場合、それをそのまま伝えても企業は採用してくれません。これはそのまま自己分析の甘さにも繋がっています。ぼやけたイメージしか伝わってこない人を採用したいと思える担当者はいません。
これまで自分が何をしてきたのか、そして何をしていきたいのか、そのための手段として転職をする、こういうところから考えをまとめていけば、自己分析はできるようになります。注意したいのは、現在の環境から逃避するような後ろ向きの内容にしないことです。心の中ではそう思っていても、それをそのまま伝えてしまったら大きく減点されてしまいます。
これは企業分析でも同じことが言えることで、企業がどんな人材を求めているのか、自分がその条件を満たすのかを考えてみてください。ここが上手くいかないと、転職活動が空回りしてしまいます。
また、応募する企業を厳選しすぎていませんか。納得のできる転職をしたいと考えている人は、時に極端な考え方に陥りがちです。気に入った企業1社だけに絞り込み、同時に何社も受けない転職活動をしている人がこのパターンです。特に、大手企業や有名企業だけに絞り込んでいるせいで、転職活動が上手くいかず長続きしている人が多く見られます。
大手・有名企業になると、応募者の数もかなりのものです。必然的に倍率が高くなってしまい、それだけで転職活動は困難なものになるでしょう。また、1社だけに絞り込むやり方を続けていると、転職活動のサイクルも長くなってしまいます。結果が出るまでひたすら待ち、駄目だったら次の応募先を探すようでは、転職活動が長期化してしまうのも当然です。
実際に応募して詳しい話を聞いてみたら、印象が変わる企業もあります。どこで何をしたいのかの「どこで」を重要視しすぎて、「何をしたいのか」が弱くなっている人が多いので気をつけましょう。
それから、基本的なことはできていると思い込んでいる人に多いのですが、実際にはその基本である「書類選考や面接の対策ができていない」ケースは多いです。転職活動での書類選考や面接対策はとても重要なのですが、働きながらだとそれもうまくできず、ぶっつけ本番を続けては失敗してしまう人が多くいます。
転職活動が長く続いている人ほど、この部分を軽視しているパターンは多いです。仕事をしている時と転職のための面接を受けている時とでは勝手も違うので、「自分は本当にうまくできているのか」を疑うことを忘れないようにしましょう。自分ひとりだけではうまく分析できないこともあるので、第三者に協力をしてもらう方法も効果的です。客観的な目線で見てもらって、初めて気づけることもあります。
転職活動がうまくいかない時にまずすべきこと
これまでうまくいかなかった転職活動を改善するためには、その原因がどこにあるのかを徹底的に見直してください。自分には悪いところがないのに失敗してしまう…とどこかで考えている人は、その考え方を捨てるところから始めましょう。
転職活動で重要な要素のひとつに、ポジティブさを示せるかどうかがあります。何をやりたいのか、それに向かって何をしているのかなど、前を向いている姿です。ポジティブな考えを持つこと自体は良いことですが、それが誤った方向へのポジティブにならないように気をつけましょう。
ポジティブな考え方を持っていたとしても、「自分のやり方は間違っていない」というポジティブさは自分の足を引っ張るだけです。その問題を改善するためにも、自己分析を徹底的にやってみましょう。
例えば、現状を分析するために、思っていることを箇条書きでも良いので何でも書き出してください。転職活動がうまくいかないことを他者のせいにする内容が多かったら、良くない傾向です。その自分を守ろうとする考え方が、転職活動の足を引っ張っている可能性があります。自分のことを今更分析する必要がないと考えていても、実際にやってみるとこういう結果になるパターンは多いです。
もちろん、その考え方自体を否定するわけではありません。その人の性格や考え方はそう簡単に矯正できませんが、それを表に出さないようにする努力はできますし、それが分かっているからこそ行動を変えることができます。このように、自分自身を客観的に見ることは、転職活動がうまくいかない時にまずすべきことです。
仮に他者(応募先の企業)が悪かったとしても、その責任が全て他者にあるわけではありません。どこか自分の責任となっている部分もあるので、そこを徹底的に洗い出して、改善していきましょう。他者のせいにする時間があるなら、自分を高めるために使った方が有意義です。
転職活動がうまくいかない状況から改善するためにできることはいろいろありますが、その根幹部分である自己分析こそ「まずすべきこと」です。これを徹底的にすることで、改善のためのきっかけが数多く見つけられます。その上で、各種問題について向き合うようにしてください。意識改革をいきなりすることはできなくても、何をしたら駄目なのかは見つけられます。自分が目をそらしていることは無いのか、しっかりと見極めてください。
「うまくいかない」から大逆転する秘訣
転職活動がうまくいかない状態から大逆転するためには何をすれば良いか、そのために必要なのは発想の転換です。今までのやり方でうまくいかなかったのなら、その真逆のことは何かを考え、実行してみましょう。もちろん何でも良いというわけではありませんが、本来ならやっておいた方が良いことから目をそらしていた人なら、一定の効果が期待できます。
今まで自分ひとりで転職活動をしてきたなら、誰かを頼ることも重要です。転職支援のためのサービスを積極的に活用しましょう。この手のサービスを使う際に、求人情報を探す程度に留まっている人は多いです。しかし、転職エージェントに相談できるなら、どんどん活用するくらいの気持ちに切り替えてみましょう。
本当にそれで良くなるのかは実際にやってみなければ分かりませんが、少なくとも第三者へ相談することで、自分自身が気づけることも出てきます。時には自分の中で譲れないと思うことについての指摘があるかもしれませんが、最終的にどうするのかは自分次第です。本当に良いことだと分かるなら、自分自身のポリシーを捨ててでも試してみるべきですし、どうしても相容れないものなら拒否することもできます。
転職活動は、自分の人生において転換点になる重要なイベントです。そこでの選択次第で、今後の人生に大きな影響が出ることは間違いありません。成功して満足できる結果になる場合もあれば、失敗して次の転職活動を考えるきっかけになる場合もあります。
失敗したくないと考えても、その結果は出てみるまでは分かりません。ただし、そこで失敗したことを無駄だったと切り捨てることはやめましょう。転職に失敗したとしても、よほどのことがなければリカバーできます。そして、その失敗から得たことは次の成功のための糧にできます。こう考えられるようになってこそ、ポジティブな行動ができているのです。
どんなことにも言えますが、常に成功し続けている人はいません。転職活動で成功している人は、転職活動以外で多くの失敗をして学び、そこから良い方向へ進めているのです。このように発想の転換をすることが、「うまくいかない」転職活動から大逆転する秘訣となります。
この発想の転換は、視点の転換でも同じことが言えます。これまで常に自分視点で考えてきた人は、そこから企業視点で考えることを意識してみましょう。自分のやりたいこと、なりたいことについて考えたいでしょうが、それを実現するためには転職活動を成功させて、会社とうまくやっていく必要があります。会社視点で、自分はどういう人材なのかを見極める必要があるのです。
企業は社員に何を求めているのか、そしてそのためにどんな人材を欲しているのか、自分はその条件に合致しているのかなど、見つめ直すべき項目はたくさんあります。自分が「こうだ」と思っていても、そういうタイプの人間を企業は採用したくなるのか、第三者目線で冷静に分析してください。そうすれば、どうして転職活動がうまくいかないのか、そのために何をすれば良いのかという逆の視点からも見えてくるようになるのです。
「これをすれば大逆転間違いなし」という方法は、転職活動にはありません。しかし、それをやっていたから大逆転の可能性が出てくることは数多くあります。そのことに早い段階で気づけるのかどうかが、転職活動がうまくいかない状況から脱出するためには必要なのです。
まとめ
転職活動がうまくいかないと気持ちが落ち込んでしまいます。そして、その状態が続いてしまうと、希望よりもあきらめの方が強くなってしまうのです。そうなる前に発想を切り替えて、しっかりと自分を見つめ直してください。今からでは手遅れだとネガティブに考えてしまう人もいますが、決してそんなことはありません。失敗した経験も、しっかりと分析できれば糧になります。過去の自分が良くなかったなら、それを反面教師にして気持ちを一新し、あらためて転職活動をスタートさせましょう。
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