[最終更新日]2023年10月2日  [記事公開日]2021年6月2日

フリーターから大手企業を狙える?逆転就職するためのコツと条件

大手企業って憧れますよね。新卒時に大手企業への入社を目指していた人もいるでしょうし、それがフリーターになっても大きな憧れとして目標にしている人もいるでしょう。

しかしフリーターということで転職は難しいでしょうし、ましてや大手企業など高嶺の花と感じていることでしょう。

しかし諦めるのはまだ早いです!なぜならフリーターからでも大手企業は狙うことができるからです!

ではどうすればフリーターからでも大手企業へ就職できるのか。今回のコラムではそんな、フリーターから大手企業を狙う際の対策法についてご紹介していきます。フリーターから大手企業を狙う難しさや覚悟すべきことについてご紹介していますので、正社員を目指す人はぜひ最後までご覧ください!

フリーターから大手企業を狙うのは無謀なのか?

フリーターから大手企業を狙うのは無謀なのか?

ただでさえ、フリーターが正社員になるのは難しいと言われているのに、正社員、しかも大手企業を狙うと周りに言うと、多くの人に笑われてしまうかもしれません。大手企業は多くの人にとって憧れの的ですから、何もしなくても優秀な人材を集めることができます。

新卒や第二新卒など、あまり会社のカラーに染まっておらず、しかも色々なことにチャレンジできる年齢という魅力的な応募者が多数押し寄せてきますから、大手企業はフリーターを相手にする必要はないのです。

大手企業によっては「経験不問」という枠で色々な人材を募集している所もありますが、そのような企業は稀であり、ほとんどは新卒や第二新卒、そして即戦力である中途採用を行っています。多くの大手企業が社会的に信用度が低いフリーターに興味を抱かないのは当然のことなのです。

多くの人が大手企業への就職を夢見るのは、やはり根底に安定志向があるからでしょう。大手企業に入社できれば、何年も良い職場で働き続けることができる、お給料は上がっていく、福利厚生が充実しているなど、メリットばかり目が行きがちです。しかし実際には社内での競争が激しいですし、評価が悪ければ出向させられたり、お給料が下がったりなどかなりシビアな世界となっています。

また、これからの時代、AIやロボットが普及してきますから、ミドルエイジで今までと同じ仕事しかできない場合は、すぐに首を切られてしまいます。大手企業であれば安定しているという考えは、今の時代通用しませんから、フリーターが大手企業のみを狙っていくのは危険かもしれません。

フリーターから正社員になる方法として、中小企業を狙うというのもありです。中小企業であれば、正社員になりやすいということは言い切れませんが、最初から大手企業のみに的を絞るよりかは、希望に合う会社であれば、会社の規模は関係なしに数多く応募してみた方が良いからです。

中小企業に正社員で採用されれば、入社してすぐに責任のある仕事を任されることが多いので、大手企業に入るよりも早くスキルを身につけることができます。

大手企業に入社すると自分は単なる「歯車」でしかないと感じることも多いのですが、中小企業であれば、より多くの仕事をこなすことができるようになりますし、またお客様との接点が近いので、仕事のやりがいを感じることもできます。フリーターから正社員になることが目的であれば、大手企業だけでなく、中小企業も狙ってみることをおすすめします。

フリーターからでも狙える大手企業の特徴

フリーターからでも狙える大手企業の特徴

自分は中小企業ではなく、どうしても大手企業に入社したいのだと思うのであれば、業種や職種にこだわって応募していけば、フリーターから大手企業に入社することも可能です。特に実力がものを言う業種や職種であれば、フリーターであろうとなかろうと関係がないですから、入社できる可能性が高くなります。

フリーターから大手企業に入社しやすい業種として一番に挙げられるのは、IT業界でしょう。IT業界は実力の世界であり、スキルが高ければ高いほど、入社できる可能性が高いです。海外ではそれこそフリーターでありながら大企業を脅かすほどのハッカーとして仕事をしている人が沢山存在しています。犯罪行為はいけませんが、犯罪行為をしたあとにハッキングのスキルを買われて、大手企業に就職してしまうハッカーも多いので、ハッキングなどのスキルがある人は、大手のIT企業を狙ってみると良いでしょう。

これからの世界ではAIやロボットが進出してくることが予想されています。新しい世界に向けて、プログラマーやエンジニアは喉から手が出るほど欲しい人材となっています。特に日本では慢性的なプログラマーやエンジニア不足となっていますから、フリーターの人でも大手企業に入社できる可能性があるだけでなく、実力次第でどんどん地位や年収をアップさせることができます。

現在フリーターとして働いている仕事内容が、全くの畑違いであっても、プログラミングやシステムエンジニアリング、webデザインなどに興味があれば、勉強してみると良いでしょう。世の中にはオンラインでITスキルを学べるスクールが開講しています。プログラミングスクールの中には講座を受講したあとに、そのまま提携先のIT企業に入社させてくれるところもありますから、IT系の仕事に興味があるなら、スキルを磨いておくと良いでしょう。

これからAIやロボットがどんどん進出していくことで、今後10年間で多くの人が、仕事を失うと言われています。AIやロボットができる職種において、人件費が高く成果にばらつきがある人間を採用しなくなっていくでしょう。

そんな中、営業職はAIやロボットに仕事が奪われない職種として脚光を浴びています。計算や予測が得意なAIやロボットですが、きめ細かなサービスと心遣い、フットワークが必要となってくる営業職は、AIやロボットでは今のところ太刀打ちできないからです。

営業職はどんな業界でも必要とされているので、自分が興味を持っている業界の営業職があれば応募してみると良いでしょう。営業職は経験がものを言う仕事ですが、未経験可の募集枠も沢山存在しています。実力次第で、年収アップをすることが可能ですから、フリーターから大手企業に就職することも夢ではありません。

営業職の採用が多い業界として、自動車メーカーや住宅メーカーなどが挙げられます。自動車や住宅はどんな時代でも常に人が必要とする物ですから、今後もこれらの業種の営業職は採用が続くと見込まれています。

その他にも保険会社は実力がものを言う業界ですから、高収入をゲットできる機会が多い業種です。コロナウィルスの感染拡大が続いている2021年現在、自宅で食事をする人が増えてきました。それを受けて、宅配サービスの会社の営業職も需要が高まってきているので、狙い目の業種となっています。

フリーターから大手企業を狙ううえで覚悟すべきこと

フリーターから大手企業を狙ううえで覚悟すべきこと

業種や職種によっては、フリーたから大手企業に就職することも可能ですが、それにはやはりある程度の努力が必要です。

例えば、IT系の仕事であれば、プログラミングやwebデザインなどのスキルを常に磨くことが重要です。IT系の業界は日進月歩で進化しており、常に勉強しておかないと、すぐに置いていかれてしまいます。フリーターとして働きながら勉強を続けることは大変かもしれませんが、大手企業に入社するチャンスをゲットするために、スキルアップを目指してください。

大手企業に入ってしまえば、勉強は終わりというわけではありません。特にIT業界は変化が目まぐるしい世界ですから、新しいスキルやサービスを学んでいくことが重要です。そのためIT業界の大手企業を狙うにしても、自分のスキルをアップできる環境かどうかをきちんと見抜くことが重要です。

自分一人でこの点を見極めるのは難しいと思いますから、転職エージェントを使ってみて、社内の雰囲気などを探ってもらうと良いでしょう。社内は風通しが良いか、スキルアップできる環境が整っているかなど、エージェントを通して情報をゲットしておくことをおすすめします。

フリーターから大手企業に入社するためには、会社のことばかりに集中していてはいけません。自分がどのような人間で、どのような仕事に強みがあるのか自己分析をしていくことが重要です。いくら自分にスキルがあっても、企業に欲しいと思ってもらえるほどの人材でなければ、相手にしてもらえません。自分の得意とする分野は何なのか、大手企業で仕事をしていって、5年後、10年後にはどうなっていたいのか、会社や社会に対してどのような貢献ができるのかなど、色々と棚卸しをしてみてください。

自己分析が難しい場合は、ネットで無料の自己分析ツールがありますから、それを利用してみても良いですし、転職エージェントに相談してみても良いでしょう。自分の適性を把握して、自分にマッチした大手企業を選ぶようにしてください。

大手企業の中には経験不問で多くの人に門戸を広げているところがあります。そのような企業では確かに大量採用をしていることが多いですが、一方で大量離職者を出していることもあります。あってはならないことですが、社員を使い捨てにしか考えていない企業も存在していますから、過労死する人が多いとか、病気になって休業している人が多いというようなブラック企業は選ばないようにしてください。

フリーターから大手企業を狙う際の対策法

フリーターから大手企業を狙う際の対策法

大手企業に入社するための就職活動をしようと決めたのなら、まず転職エージェントに登録しておきましょう。転職エージェントに登録しておくことで、自分の希望にマッチした募集案件をメールやラインなどで送ってくれます。

転職エージェントには必ずといって良いほど、キャリアアドバイザーのような人が存在しており、就職活動を成功するように一緒に動いてくれます。フリーターから大手企業に入社したいという旨を伝えておけば、それに合致する仕事を紹介してくれるはずですし、また希望に合致していなくても、応募者の適性に合った案件を紹介してくれます。

フリーターで大手企業を狙うのは気が引けると思う時もあるかもしれませんが、寄り添って、時には鼓舞して引っ張ってくれるアドバイザーがほとんどです。孤独になりがちな就職活動の良きパートナーになってくれますから、転職エージェントに登録しておきましょう。

フリーターから大手企業に入社するのは難しいかもしれないですが、実力があれば別です。常日頃からスキルを磨いておいて、資格を取得したり、経験を積んだりしておくと就職活動に有利に働くのでおすすめです。

IT系であれば、自分で作成したアプリやウェブサイトなどをネットで公開しておいて、そのURLを採用担当者に紹介してみましょう。自分の実力を正しく把握してもらいやすいですから、就職に有利に働きます。

さらに社会人としてコミュニケーション能力のアップも図っておきましょう。いくらスキルが高くても、周りとコミュニケーションが取れなくては大手企業では働くことができません。特に大手企業ではプロジェクトを進行するために、チームで働くことが多いものです。例えばwebサイトの作成において、デザイナーやプログラマーなど分担作業になることが多いです。

そんな時、個人プレーばかりしていては、周囲との軋轢を生んでしまいますし、せっかく入社できたとしても長く働くことができないでしょう。フリーターとして働いている間でもコミュニケーション能力は磨けるはずです。どんな仕事でも進んで引き受けて、コミュニケーション能力を磨いておいてください。

コミュニケーション能力に少し近いところがありますが、ビジネスマナーも正社員として働く上で重要です。ビジネスマナーがきちんと身についていることで、クライアントに信頼されやすくなりますし、社内のチームでも働きやすくなります。馴れ合いで仕事をしていては、うまく行かなくなることがほとんどですから、社会人として最低限のマナーは身につけておくようにしましょう。

就職活動を始めると決めたら、いつまでに内定をもらうか決めて、それにしたがって動くようにしましょう。概ね3ヶ月くらいが就職活動に必要とされる期間ですから、その間に必要な書類を準備したり、色々な会社に応募したり、現在の仕事の引き継ぎを終えるようにしましょう。

まとめ

フリーターから大手企業に入社するのは一見不可能な感じがしますが、プログラマーやエンジニア、営業職など、実力がものを言う職種や、IT業界のような今後も発展が予想されている業界であれば、不可能ではありません。必要とされるスキルを身につけて、しっかりスケジュールを立てて、自分の希望にマッチした大手企業に就職してください。

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