[最終更新日]2023年10月2日  [記事公開日]2021年5月24日

【正社員になりたい】20代フリーターが正社員になるための秘訣

新卒時に内定がもらえなかった、なんとなくいい企業がなくてフリーターをしているなど、様々な理由から20代でフリーターをしている人は多くいます。

フリーターは自分の好きな仕事を自分の好きな時間でできるため働きやすさは正社員以上だといえるでしょう。しかしやっぱり“正社員”になりたいですよね。

ただ、20代フリーターから正社員を目指すのって難しいイメージがあると思います。では実際、20代フリーターが正社員を目指すのはどれほど厳しいのでしょうか?

今回このコラムではそんな20代フリーターから正社員になる難しさについてご紹介していきます。フリーターから正社員を目指すうえで意識すべきことや事前対策、オススメな職種などと合わせて解説していますので、ぜひ最後までご覧ください!

20代フリーターから正社員になる難しさとは

20代フリーターから正社員になる難しさとは

現在、多くの人がフリーターとして働いていますが、現状に満足できていない人も少なくはないようです。フリーターとして働いていれば仕事の責任も少ないですし、働く環境も自分の好みのものへと変えやすいのは事実です。

しかし、正社員と比べて労働の割に給料が安いと感じたり、安定性の面からも将来やっていけるのかと不安に思う人が多いのも事実です。20代でフリーターをしている人の中には最初は就職が難しかったためアルバイトを始めたとか、特に就きたい職業が見つからなかったからなどの理由でフリーターとして働き始めたかもしれません。

しかし、将来への不安などからフリーターではなく正社員として働きたいと感じるようになるかもしれません。では、20代のフリーターが正社員ななることは可能でしょうか。

もちろん正社員になることは可能ですが簡単なことではありません。なぜならフリーターが正社員になるのが難しい理由がいくつかあるからです。一つ目の理由は印象の悪さです。厚生労働省によると、フリーターへの印象で多く挙げられていたのが「根気が無い」とか「技術や知識が無い」というものでした。

つまり、企業はやる気があって、さらに知識や技術を持つ人が欲しいわけですが、フリーターには知識も技術もないと見られがちです。しかも、やる気もなかったり根気が無いために仕事も続かないだろうと見られてしまうことがあります。フリーターは印象が悪いのです。

二つ目の理由は新卒雇用が定着しているためです。日本では就職といえば新卒のイメージが定着しています。そのため、企業や会社はもちろん、働く人たちも中途採用の意識がかなり薄いです。会社や企業への愛着を重視する傾向もあるため、途中で仕事を変えることも日本ではあまり定着していません。新卒で就職した会社でスキルを磨いて、生涯その会社で働くというパターンが定着しているため転職もそうですが、フリーターが正社員になるということはハードルが高くなっています。

三つ目の理由は、フリーター自身に就職のためのノウハウが無いということです。正社員になりたいとは思うものの、どうすれば良いか、誰に相談すれば良いのかわからずに日々の忙しさに追われてしまっているということがあります。いつも何とかしたいとは考えているものの、具体的にやることがわからずに毎日を過ごしてしまい、気が付けば何年も経っていたということもあるかもしれません。

20代から正社員を目指すうえで意識すべきこと

20代から正社員を目指すうえで意識すべきこ

では、20代フリーターが正社員になるうえで大切なことは何でしょうか。一番大切なのはすぐに行動することです。20代フリーターが正社員になることは難しいですが、30代になるともっと難しくなります。そのため、すぐに行動を起こすことが一番大切なことです。

特に20代も前半であるならば、その若さもまた一つの武器になります。知識や経験がなくてもそれは許容範囲内になりますし、会社には先輩がたくさんいるので、年齢的にも若い方がいろいろと教わりやすいというメリットがあります。

また、とにかく正社員になっておけば、どうしても仕事が合わない場合にはさらに転職することも可能になります。フリーターが正社員になることよりも、正社員が違う業種へ転職する方が印象も良いため、まずは正社員という肩書を手に入れるためにもあまり悩んで選ばずに、正社員として雇ってくれる会社への就職をすることも一つの方法です。いずれにせよ、まず大切なのは正社員になるための行動をすぐに始めることです。

他にもできることとして、資格の取得をしておくと就職のための武器になります。難しい資格でも、大学での知識などがあるならばトライしてみる価値は十分にあります。この時に注意したいのは、好きな資格を取得することよりも就職に役立つ資格を重視することです。

役立つ資格、需要のある資格は時と共に変わりますので、その時にどんな資格が必要とされているかをよく調べて、フリーターとしてまだある程度時間に余裕があるうちに取得しておくよう努力することは賢明なことでしょう。最近ではインターネットの講座で取得できる資格も多くありますので、マメにチェックしておくのは良いことです。また、ハローワークなどの職業訓練なども活用できるかもしれません。

20代から正社員になる方法と事前対策

20代から正社員になる方法と事前対策

では、20代のフリーターが正社員になりたいと思う場合には具体的には何をすれば良いのでしょうか。すぐに行動することは大切ですが、まずはそのために方向性をしっかりと定めましょう。漠然と正社員になりたいと考えるのではなく、具体的にどのような職種に就きたいか、どんな仕事をしたいのかを考えることが大切です。

なぜなら、この方向づけがしっかりとできていないと、せっかくの準備と対策をしても全く無駄になってしまうこともあり得るからです。きちんとしたビジョンを持つことはとても大切です。

方向性が定まってきたならば、それを達成するためのスキルを身に着けることができます。ある程度の資格が求められるような職種であれば、その資格を取得するために時間を有効的に活用しましょう。インターネットの資格講座やハローワークでの職業訓練などを用いて、自分が将来したい仕事に役立つスキルを磨くことができます。受講のためにお金がかかるものもありますが、将来性を考えるならば自分への投資として受講することも一つの方法です。

また、正社員になるためにはいろいろな方法があることも併せて覚えておきましょう。例えば、正社員登用をしている会社で働くという方法です。この正社員登用制度とは、最初はアルバイトで働き始めた人が、後に契約社員や正社員になれるという制度です。長く同じ職場で働きたい人や、あまりスキルや技術を持っていないので仕事をしながらスキルを身に着けたい人には向いているかもしれません。

他の方法として紹介予定派遣を利用することがあります。この制度は派遣社員としてまずは働き、その後派遣元と派遣先の会社との合意のもと正社員として雇用してもらうというものです。派遣社員と聞くとあまり良いイメージはないかもしれませんが、正社員として雇用してもらえる可能性が高いことやそれまでの時給が高いこと、試用期間中に仕事の内容や職場の環境などを実際に見て体験できるというメリットがあります。

もう一つ、正社員として働きたいと思うフリーターができることとして転職サイトや就職サイトを上手に活用することが挙げられます。現在、そのような転職サイトやエージェントは数多くあり、IT業界に強いエージェントや未経験者に強いエージェントなどその特徴も様々です。そのため、何でも良いから利用してみようとするのではなく、自分の定めた方向性に合ったものを選ぶことが重要です。

しかし、実際に相談するのはエージェントの中のだれか特定の担当者です。担当者との相性も大事なので、一つのエージェントに限定するのではなく、幅広い選択肢を持って、その中から自分の相談相手にピッタリと会った担当者を選ぶことも重要です。もちろん、そのためには自分のしたい仕事や職種などをしっかりと伝えることができるように、自身の方向性が定まっていることが大切です。

20代から正社員を目指す際にオススメな職種7選

20代から正社員を目指す際にオススメな職種7選

たとえ自分がしてみたい仕事や職種があったとしても、実際にはフリーターが就くには難しいものもあります。そしてそれは20代も後半になってくると余計に難しくなります。そのために、職種はフリーターでも比較的就職しやすいものを選ぶことも大切です。

そのような正社員になりやすい職種の中から、自分がやってみたい仕事を選んでいくととても効率的でしょう。では、20代のフリーターが正社員として就職しやすい職種にはどのようなものがあるのでしょうか。

(1)営業職

営業職は特別なスキルや経験が特に求められないため、フリーターからでも比較的転職しやすい職種です。営業に必要となる商品知識はそれぞれの会社で必ずトレーニングしてくれますし、言葉遣いやビジネスマナーに関してもそれぞれの会社でのフォローがあるでしょう。営業職ではコミュニケーションスキルも身に付きます。

コミュニケーションスキルに加えてビジネスマナーなどもきちんと習得できており、かつ営業職でそれなりの実績を残せば別の職種や会社に転職することも容易になってきます。フリーターが正社員を目指すにはとても良い職種であると言えます。

(2)販売職

販売の仕事は営業職と似ています。もし何か好きなものやブランドがあれば販売職に向いているかもしれません。最初は専門的な知識があまり無くても、働きながら身に着けることが可能です。営業職と同様にビジネスにおける最低限のマナーや接客対応に必要な言葉遣いなども学ぶことができます。

販売職は店舗での販売がメインになります。アパレルや家電量販店などの専門店やレストランや居酒屋、カフェなどの飲食店も販売業に含まれます。

(3)飲食業

飲食業はホールなどで接客対応する場合は販売業とほぼ同じです。しかし、調理や調理補助など幅広い仕事があるために販売業とは分けて考えることができます。レストランや居酒屋などの飲食業界は社員登用をしている会社が多いため、フリーターが正社員になるには比較的やりやすい業種です。

フリーターでとりあえず入社して、仕事を覚えながら正社員を目指すこともできますし、そこで培ったノウハウを生かして他のお店に転職することもできるかもしれません。

(4)介護職

介護職は常に人手が足りない職種の一つです。そのため、正社員で働くことを目指す人にとっては就職しやすい職種です。特に資格や年齢、経験を問わずに求人している介護施設も多くあるため、スキルを持たないフリーターでも正社員になれる可能性はかなりあります。

仕事そのものは大変なイメージですが、仕事をしながら介護関係の資格を取得することもできます。コミュニケーションスキルも磨かれますので、その後の転職にも役に立つでしょう。

(5)建設業

体を動かすことが好きであったり、体力に自信がある場合には建設業が向いているかもしれません。やはり肉体労働で厳しいというイメージからか、建設関係の仕事も常に求人が出ている、人手が足りない忙しい職種です。そのため、正社員の募集もよく目にします。仕事はそこまで難しいものは少なく、やはり体を動かす仕事であることから体力の方が求められます。

(6)製造業

製造業は主に工場で働く仕事です。特に求められる資格や経験はほとんどありません。この職種も常に求人が多くあり、正社員で働くことが比較的簡単な職種です。営業や販売とは異なり、自分の担当部署でコツコツと働くことが求められるため、コミュニケーションを取ることが苦手だったり嫌いだったりする人には向いている職種です。

(7)事務

事務はパソコン操作が好きな人には向いてる職種ですが、パソコンの知識は基本的なものがあれば最初は問題ありません。パソコンを使用しての書類作成やデータ入力などの仕事を行います。また、必要に応じて接客対応や電話対応をしたり、備品の発注や買い物なども行います。ほとんどは社内の限られたコミュニケーションになると思いますが、ビジネスマナーなども身に付きます。

まとめ

フリーターでも正社員になることは可能です。しかし、行動を起こすのが遅くなればなるほどそれは難しくなるでしょう。そのため、20代のフリーターはすぐに行動することが一番大切なポイントです。

正社員を目指すうえで、まずはきちんとしたビジョンと目標を定めましょう。そして方向性が決まったならば、それに沿ってすぐに行動します。転職エージェントに相談したり、社員登用を目指してバイトから始めたりするなど、方法はいくつかあります。また、資格の取得などもできるうちにやっておくことが大切です。遅かったと後悔しないためにも、今すぐに動き出すことはとても重要です。

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