[最終更新日]2023年9月29日 [記事公開日]2021年3月5日
【20代の転職】20代で初めての転職活動を成功させるための対策法とは
入社したものの早々に退職することで“20代で転職”をする人は意外と多くいます。しかし20代という若さで転職を目指すとなると不安も多く感じることだと思います。
年齢に関係なく、はじめての転職は不安もいっぱいでしょうし、わからないこともたくさんあると思います。
では実際、20代の転職とはどのようなものなのでしょうか?
今回のコラムではそんな“20代の転職”について解説していきます。20代転職の特徴や他の世代との比較、転職を成功させるための対策法などについてご紹介しています。
他の年代とは違った20代の転職を成功させたい人はぜひ最後までご覧ください!
20代の転職の特徴は?他の世代や新卒と比較して解説
20代は、他の年代と比べて転職しやすい年代です。学校を卒業して最初に新卒就職した会社で働いてみたけれど、想像と違っていたからすぐに退職して就職活動をやり直したいという人なら、第二新卒として就職活動をするチャンスがあります。第二新卒として就活するためには、勤続年数や年齢などいくつかの条件を満たさなければいけません。しかし、社会人として何年も働いた人が第二新卒になることはできないため、20代ならではの魅力と言えるのではないでしょうか。
新卒の場合は、社会人として働いた経験がありません。そのため、会社にとってはポテンシャル採用をするわけです。これまで達成した実績や経験、スキルなどによる即戦力を採用するのではなく、社風に合っているかどうかという人となりを判断して、採用します。
しかし中途採用枠での転職になると、学歴はあまり関係なく、専門的なスキルや経験などを評価されることになります。20代の中でも働き始めて数年程度では、高いレベルのスキルや経験を身につけられるわけではありません。そのため、スキルや経験を生かして即戦力として働けないという点では、20代での転職は他の年代と比べて不利です。
しかし社会人としての経験が少ないということは、会社にとっては人材育成をして会社色に染めることができますし、年齢的に若ければ戦力として教育できるというポテンシャルがあるわけです。そのため、未経験者可となっている中途採用枠の求人募集では、20代が採用されやすくなります。現在の仕事とは違う分野や業界で働いてみたいという未経験転職においては、20代は他の年代よりも有利です。
第二新卒の枠は、知識やスキルのレベルでは新卒と同じです。しかし、社会人として短期間働いた経験があるということで、社会人としての基本的なマナーや作業は心得ていると考えることができます。多くの会社では、第二新卒は新卒と同じ4月入社にして新人研修からスタートとなりますが、新人研修は省略してOJTからのスタートとなるケースもあります。
20代の転職においては、最適なタイミングがいくつかあります。1つ目は、第二新卒の枠として再就職できるような、新卒就職半年程度のタイミングです。もしも入社直後に後悔するのなら、第二新卒として就活できる期間内で退職し、振出しに戻って出直すという選択肢がおすすめです。
2つ目のタイミングは、入社してから3年を過ぎてからのタイミングです。入社して3年以内に転職しようとしても、転職面接では「働き始めたばかりなのに、もう辞めるのですか?」というマイナスの印象を与えかねません。専門的なスキルも経験もまだ身についていないのに退職しても、即戦力として働くことは難しいでしょう。そのため、第二新卒の枠を逃した場合には、最低でも3年間は頑張って働き、それなりのスキルや経験を積んだ上で転職するのがおすすめです。
20代転職活動のはじめ方と全体の流れ
20代の転職では、初めての転職ということで戸惑ってしまうことが多々あるかもしれません。できるだけ効率的かつ効果的な転職をするためには、転職サイトや求人サイトのサービスを利用する方法がおすすめです。こうしたサイトでは、たくさんの求人情報を取り扱っていて、自分にピッタリのお仕事を複数の選択肢の中から見つけることができます。
また、こうした求人サイトに登録すると、転職に精通したエージェントやカウンセラーと言った担当者が専任でつき、仕事探しをサポートしてくれます。どの求人サイトへ登録するかによって、どこまでのサポートをしてくれるかは異なりますが、履歴書や職務経歴書をチェックしてアドバイスをくれたり、面接に関する注意点を教えてくれるなど、手取り足取りのサービスをうけることもできます。そのため、もしも20代で転職を考えたなら、まず最初に求人サイトに登録することから始めると良いでしょう。
どの年代でも、転職活動には2つの書類が必要となります。履歴書と職務経歴書です。履歴書は新卒就職の際にも準備した書類ですが、職務経歴書は、これまで作成したことがない書類なので、作成に手間取る人は多いものです。職務経歴書には、過去の経歴を簡単にまとめて記入するほか、持っているスキルや経験をアピールすることもできます。転職活動では、最初に書類選考が行われ、通過した人にだけ面接選考が行われます。つまり、書類の書き方が悪いと、面接までたどり着けない可能性があるのです。
求人サイトへ登録している人は、エージェントに相談すればプロの視点から的確なアドバイスをもらうことができます。求人サイトに登録する前に、履歴書と職務経歴書を作成してもOKなので、まずは自分で作成してみて、求人サイトに登録してからエージェントにチェックしてもらうという順番が良いかもしれません。
求人サイトに登録すると、最初にエージェントと電話でヒアリングを行います。具体的にどんな仕事を探しているとか、どんなスキルを活かしたいか、といった点をエージェントに伝えることで、もしもピッタリの求人があれば紹介してもらうことができます。
<その場で紹介してもらえなくても、求人サイトには膨大な求人データベースがあるので、スキルや経験を生かせそうな求人を見つけて紹介してもらうことができます。また、求職者が自分自身でデータベースから求人をキーワード検索してもOKです。/p>
自分で求人を見つけた場合でも、エージェントが紹介してくれた場合でも、気に入った求人を見つけたら応募し、書類選考を受けます。その後、書類選考に通過したら面接を受けることになります。
20代だけでなくどの年代でも、面接は2回から3回ぐらいが目安です。最初の面接は人事の採用担当者が行い、2回目は実際に配属される部署の上司が行うもの、そして最終面接は会社の役員が行う、という流れが多いです。ただし中小企業の場合には、面接の回数が1回だけということもあり、ケースバイケースです。
最終面接まで通過したら、内定を受け取ります。内定を受け取ったら入社が確定ということです。内定を承諾するかどうかの意思表示をして、承諾すれば正式に入社が決まります。転職活動では、複数の会社を並行して面接するケースは珍しくありません。内定を受け取って承諾すると、他の会社へは転職できませんので、転職活動はそこで終了となります。
内定を受け取ったら、実際の入職日を決めます。入職日を決める際には、現在仕事をしているのかどうか、転居の必要があるかどうか、と言った複数の要素が考慮されます。内定をもらってから数日から1ヶ月ぐらいの間で、仕事を辞めるキリが良いタイミングを選ぶと良いでしょう。ただし、現職を退職する場合には、最低でも退職日の2週間前に退職届を提出しなければいけません。そうした点も考えて入職日を決めてください。
20代が転職活動を成功させる方法
20代の転職を成功させるためには、いくつかのポイントを抑えた就活をすると良いでしょう。1つ目のポイントは、面接対策をしっかり行うという点です。未経験者可の仕事へ募集する際にも、どうして前職を辞めたのかとか、どうして現職を退職したいのか、と言った退職の理由を聞かれます。職場の雰囲気とか人間関係が劣悪と言ったマイナスの退職理由が本音でも、面接の際にはできるだけポジティブな印象を与えられるような理由を考えておいた方が、採用につながりやすくなります。
2つ目のポイントは、Web対策をきちんとしておくという点があります。コロナ禍においては、どの会社でもWebを最大限に活用しています。転職面接においてもWebを導入している会社は多いため、面接対策としてはWeb越しに相手に好印象を与えられるような話し方や表情を心がけると良いでしょう。
パソコンにカメラやマイクが内臓されていない場合には、事前に準備しておき、いつでも使えるような状態にしておくと良いでしょう。またカメラに映る自分の印象を少しでも高めるために、照明を工夫するのも効果的です。顔の表情を明るく見せるためには、光が自分の背後からではなく、正面から当たるようにするのがおすすめです。
窓に背を向けてパソコンを置いている人は、窓からの光が自分の表情を暗くしている可能性があります。パソコンの位置や明るさ調整するなどして、実際のWeb面接前にテストしておきましょう。
3つ目のポイントは、職務経歴書の書き方を工夫するという点です。自分が即戦力として使えるスキルは、すべて職務経歴書にきちんと落とし込むようにしましょう。基本的に職務経歴書に規定のテンプレートはなく、フリーフォーマットです。フォーマットを決める際には、見やすさを重視し、簡潔に伝えないことが伝わるように意識すると良いでしょう。
コロナ禍においては、転職のプロセスでも直接対面でコミュニケーションをとる機会はほとんどありません。そのため、提出する書類の一つ一つ、またWebでの会話などが、自分という人間を表現するツールとなります。
20代の転職活動には転職エージェントを頼ろう
20代の転職を成功するためには、どの転職エージェントを利用するかによって、結果が大きく変わります。求人サイトは、それぞれ取り扱っている求人の種類が異なるだけでなく、提供しているサービスも違います。また、自分の仕事探しをサポートしてくれるエージェントとの相性も、結果に大きな影響を与えると言っても過言ではありません。
20代の転職活動におすすめなのは、取扱う求人数が充実している大手の求人サイトや転職エージェントです。数多くの求人を取り扱っているため、こちらの条件や希望にピッタリの仕事を見つけやすいというメリットがあります。また高待遇の求人を取り扱っている所も多いため、好条件のお仕事を探せるというメリットもあります。リクナビエージェントが運営しているリ「クナビNEXT」を始め、「マイナビ転職」や「エン転職」、そして「DODA」あたりをチェックすると良いでしょう。
ただし、大手の転職サイトには、デメリットがあります。それは、幅広い業種や分野、職種の求人を膨大に取り扱っているため、特定の職種や業界に関しては、どうしても広く浅くになりやすいという点です。
例えば、「Good Find Career」ならベンチャー企業に限定して転職活動をしたい人におすすめですし、「MS-Japan」では経理や総務に特化した仕事や、弁護士や会計士の転職におすすめです。外資系を中心に転職活動したいという人なら「JAC Recruitment」が良いですし、女性の転職活動なら「とらばーゆ」はいかがでしょうか?特定の業界や分野に特化した求人サイトを利用することで、大手の転職サイトよりも充実した選択肢の中から仕事探しができます。
コロナ禍では、多くの業界が経営不振に陥りました。しかし飛躍的に注目を集め、著しい成長を遂げた業界もあります。それが、IT業界です。特にWeb系のプログラマーやエンジニアたちは需要が高まり、リモートワークしやすい環境ということもあり、求人募集も増えています。IT業界に特化した求人サイトもあり、その中でもテックキャンプ・エンジニア転職は20代の転職希望者にも一押しです。
こうした求人サイトは、一つしか利用できないというルールがあるわけではありません。そのため、まずは複数の求人サイトをチェックして求人募集を検索しながら、求人数やカバーしている地域、そして提供しているサービスなどを比較して複数に登録することもOKです。複数を利用して仕事探しをする中では、どのエージェントと相性が良いかを知ることができます。
ただし、似たような求人サイトを複数利用していても、得られる求人情報は重複することが多いかもしれません。そのため、大手の求人サイトを利用しながら、外資系に特化したサイトも利用するなど、違いを考えながら複数を使い分けると良いでしょう。
まとめ
コロナ禍においても、転職したい20代はたくさんいます。初めての転職という人が多い20代においては、ザックリとした転職の流れや方法を理解した上で、できるだけ効率的な仕事探しができる工夫をすると良いでしょう。一人で模索するよりも、転職サイトや求人サイトなどのサービスを利用することで、プロから的確なアドバイスをもらえたり、幅広い選択肢の中から条件や希望に合った仕事を見つけやすくなります。
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